カナダ国会:「法輪功の友」フォーラムで法輪功の真相を詳しく伝える
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 【明慧日本2012513】カナダの国会議員により結成された団体・「カナダ国会 法輪功の友(Friends of Falun Gong)」は425日、法輪功に関する特別フォーラムを開催した。カナダ法輪大法学会の会長・李迅さんとスポークスマン・戴工羽さん、および前アジア太平洋局長のデービッド・キルガー氏が発言し、法輪功の真相、中国の現在の形勢と法輪功との関係について、全面的に意見を交わした。

425カナダ法輪大法学会の会長・李迅さん(左から2人目)、スポークスマン・戴工羽さん(一番左側)、および前アジア太平洋局長のデービッド・キルガー氏(一番右側)が発言。法輪功の友リーダー、国会議員・ブレント氏(右側2人目)が会議の司会を担当した。

 200910月に設立され、現在30数名の上院議員と下院議員によって構成されカナダ国会 法輪功の友」の趣旨は法輪功を支持し、法輪功に対する迫害停止を呼びかけることである。「カナダ国会 法輪功の友の新しいリーダー、ブレント氏(Brent Rathgeber)は新しく当選した議員法輪功を理解する機会を得てもらうために、今回フォーラムが開催したと述べた。

 法輪大法が広く伝わることと平和で理性的な反迫害活動

 カナダ法輪大法学会の会長・李迅さんはフォーラムに参加した上院議員、下院議員、およびマスメディアに向け、法輪功とは何かについて詳しく紹介した。法輪功は1992年に中国で伝えられ、現在全世界100以上の国に広く伝わっている、江沢民集団は1999法輪功に対して系統的かつ大規模な迫害を発動し、その迫害の残酷さと規模(拷問、洗脳、不当な労働教養、憎しみの宣伝、迫害を海外まで持ち込む等の迫害手段)、および法輪功修煉者による平和的で、理性的な反迫害活動について紹介した。

 デービッド・キルガー氏:生きた法輪功修煉者からの臓器摘出は今なお続いている

 大量の調査分析、および法輪功修煉者との面談を通して、カナダのベテラン政治家であり、前アジア太平洋局長のデービッド・キルガー氏と人権弁護士・マタス氏は2006年に調査報告を発表し、移植手術に使われていた大量の人体臓器は、修煉者自らの意志に反して法輪功修煉者から略奪したものであり、この類の罪悪はいまだに続いているとの結論を得た。修煉者の重要な臓器、腎臓、肝臓、角膜と心臓は、本人同意が無い状況下で摘出され、高値販売されている場合によっては、外国人に販売されている。なぜなら、これらの外国人自国では通常、とても長い時間待たなければ、臓器の提供を受けることができないからである。

 当日の講演の中、キルガー氏は、彼とマタス氏十数ケ国を訪問し、一部のかつて労働教養所に送られ、労働教養所から出て、中国大陸から海外へ出てきた法輪功修煉者と面談した体験について述べた。彼は「19997月以降、いかなる形式と公聴会もなく、ただ警官のサインだけで、多くの人が労働教養所に入れられた」と述べた。

 キルガー氏は講演の際、中国大陸で迫害され、現在フランスに住んでいる陳頴さんの証言を引用した。「法輪功に対する信仰を放棄しないという理由20002月から200111月までの間、私は3回不当に監禁され、毎回警官に虐待されました20009月に監禁された際、私は名前を言いませんでした。私は警官に呼び出され、病院に連れていかれ、全面的な身体検査を受けました。心電図、血液検査、目の検査などです。私は足かせをはめられ、手錠で窓に固定されました。警官は私に内容不明薬物を注射しました。すると、私は心拍が異常に早くなりました。毎回心臓がいますぐ爆発するように感じました」

 キルガー氏は、2001年以来、数千名の法輪功修煉者が殺害され、彼らの臓器中国と外国の患者に販売されました。マタスと私が得た結論によると、ただ2000年から2005年までの期間41,500個の臓器が移植に使われ、それら臓器の出どころについての唯一の解釈は、法輪功修煉者から摘出されたということです」と述べた。

 キルガー氏は「残念ながら、このような謀殺、及び中国各地での臓器売買活動はまだ終わっていません。私たちが調査を開始し以来、罪を言い渡されて死刑判決を受け、死刑に処された人数は全体的に急激に減っていますが、移植臓器の数量は少し軽減してから、また過去と同じレベルまで上昇しました。大量の移植用の臓器の出どころ中国において、法輪功修煉者以外死刑に処された受刑者なので、死刑の減少は法輪功修煉者から摘出した臓器が増えたことを意味します

 「2007年、米国政府からのレポートでは、労働教養所内に監禁されている人の、少なくとも半数法輪功修煉者であると予想されていました。生きた人から臓器を摘出し、利益を貪る過程では、外科の医者、病院、軍隊が関わっています。彼らは大量の臓器略奪のための外科手術に加担しました。臓器は郊外の労働教養所の病院から大都市へ空輸され、そには臓器移植を待っている患者がいます。これらの臓器は事前に血液と組織適合性検査をした上で選ばれ、摘出されたのでと語った。

 キルガー氏は取材を受けた際、「中共はこの世で最も残虐に人権を踏みにじっています」と述べた。

 中国現在の形勢は法輪功を軸にしている

 法輪功のスポークスマン・戴工羽さんは現在中国の形勢を深く理解するためには、法輪功の真相を理解しなければなりません。なぜなら法輪功問題がその核心となっているからです」と述べた。彼女は王立軍が26日に駐成都米国領事館に亡命を求めて以来、中国で発生した一連の事件、および王立軍と薄煕来、周永康に対してメディアが大量に報道したことについて述べた。

 彼女は「今回の事件で、政治醜聞に巻き込まれた人はみな法輪功に対する迫害に深く関わりました」と述べた。また彼女は法輪功問題は人権問題だけではなく、現在と未来の中国において、最も重要な問題であると示した。

 彼女は過去十数年間発生した一連の権力構造の変化、新しいリーダの任免はすべて、江沢民氏集団が法輪功に対する迫害を無理やり継続し続けようとしたことに関連しています」と述べた。また彼女は、たとえば江氏集団が法輪功に対する迫害を遂行するため、新しい組織「610弁公室」立ち上げを決定したこと、この組織はかつてのナチス・ドイツに存在したゲシュタポに類似する組織であり、法輪功に対する全ての迫害を指揮していること、この「610弁公室」は中国の司法制度を徹底的に踏みにじっていること、全ての国家機関と資源が法輪功に対する迫害に使われていること、法輪功に対する迫害は反人類の罪を犯すことであること、法輪功修煉者は全世界で犯罪に加担した中国高官を法廷に訴えていること、などについて紹介した。

 国際的に告訴された江氏集団は、罪の清算から免れるため、積極的に法輪功に対する迫害に加担した人物力を尽くして最高権力中枢に入れ続け、法輪功に対する迫害を継続し続けることを企んだ。たとえば中共高官である周永康、李長春、薄煕来等はみな、世界中で告訴されている。

 戴さんは、カナダ中国の形勢をはっきりと認識し、正義の側に立ち、積極的に迫害に加担した者達を法律で裁くべきであ、中国で現在発生している積極的な変化を励ます最も良い方法は法輪功への迫害を停止させる手助けすることである、と示した。

 法輪功の友のリーダー人々の迫害停止に対する意識を高めなければならない

 法輪功の友のリーダーで国会議員ブレント氏は「私たちは各党派の国会議員であり、みな人権を信じ、私たちできることをやりつくして、人権を侵害する行為に対する認識を高めています。特に中国において、法輪功修煉者の人権に対する踏みにじりが発生しており、人権を求める抗争はまだ続いています。ですから、私たちは絶対的に、私たちの目標を実現できていません。なぜなら、人権虐待いまだに存在しているからであります。しかし、私たちは自分たちの認識を高め、カナダ人、内閣メンバー、国会議員認識を高めるよう尽力しています。私たちは柔軟な外交方式を通じて、中国での人権の闘争を支持しています」

 「カナダの国会議員として、カナダ国会の法輪功の友のリーダーとして、私は国会議員、およびカナダ市民の意識を高めることに努め、最終的に迫害早く終わらせたいと述べた。

 カナダ上院議員Consiglio Di Ninio氏は取材を受けた、「中国が偉大な国になりたければ、必ず自国民に、世界中で大多数の国が当たり前だと考えている基本権利と自由を与えなければなりません。ですから私は、法輪功修煉者には希望があると思います。抗争を放棄しないでいただきたいですそれによって希望の火炎は絶えず燃え続けます。なぜならそれによって、みなさんは自由を実現することができるし、法輪功を修煉する権利を獲得するようになるからです」と述べた。

 Di Ninio上院議員はまた、自らに45人の法輪功修煉者の友人がいると述べ「彼らはみな非常に素晴らしいであり、みな素晴らしいカナダ人です。私は彼らを非常に尊敬しています。彼は誠実であり、信頼でき、献身的な人であり、私が彼らから感じ取ったのは、すべて正面的で積極的なことです」と語った。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2012/4/30/256447.html)     更新日:2012年5月14日
 
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