【明慧日本2012年5月13日】中共(中国共産党)当局は1999年7.20、法輪功修煉者への迫害を開始した。それ以降、上海市宝山(ほうさん)区に在住の法輪功修煉者たちは、法輪功を学んでいるという理由で、中共当局からの監視、嫌がらせ、連行、家宅捜査、洗脳、労働教養、実刑判決などの迫害を受けてきた。
以下は、上海市宝山区の一部の法輪功修煉者たちが受けた迫害事実
宝山区泗塘一村に在住の蒋蓮英さん(女性)は2002年、法輪功の真相資料を人々に配ったという理由で、当局に懲役3年6カ月の実刑判決を宣告され、刑務所に拘禁された。2008年1月9日、警官は法輪功を学んでいない夫と共に再び蒋さんを不当に連行し、恐喝と尋問を行った。2012年2月15日、蒋さんは3度目の不当連行にあい、宝山区刑務所に拘禁された。
宝山区顧村に在住の成毓雲さん(60代女性)は2012年3月、警官に不当に身柄を拘束され、家宅捜査を受けた。その後、警官は成さんの息子の家の家宅捜査も行ったという。警官は成さんをどこに拘禁したのか、いまだに不明である。
宝山区大場鎮大華新村に在住の蒋玉英さんは2012年4月12日、買い物に出かけたとき、警官に不当に身柄を拘束された。その後、警官は蒋さんの家の家宅捜査を行い、蒋さんを宝山区刑務所に拘禁した。
宝山区宝鋼三村に在住の銭玉華さん(65歳女性)は、10数年前に法輪功を学び始め、誠実で善心を持って人と接し、いつも人のことを優先に考えているため、近隣の人たちと仲が良く、尊敬されていた。
しかし、2009年4月25日午前9時、宝山区の国保(国家安全保衛)大隊の警官と派出所の警官は、「戸籍を調査する」という口実で、銭さんの自宅に不法に押し入った。警官は銭さんを押し倒して手錠をかけ、不当連行した。そのとき、銭さんの妻は警官の暴力を制止したため、姑と一緒に連行された。警官が銭さんの家の家宅捜査を行ったとき、銭さんと妻の2人は大声で強制連行に抗議したため、警官にガムテープで口を塞がれた。その後、銭さんは刑務所に拘禁され、懲役3年の不当判決を宣告された。妻は「公務妨害」という罪名で不当に拘禁された。
宝山区湄浦路218号に在住の応志明さん、張秀芳さん、応業奇さん一家の業奇さんは2007年9月、仕事を終えて帰宅したとき、自宅で待ち伏せていた警官に強行にパトカーに押し込まれて連行された。応さん夫婦は関連部門に行き、息子の釈放を求めたが、警官は応さん夫婦までも不当に連行した。その後、応さん親子は上海青浦洗脳班に拘禁された。
応志明さんは2009年4月25日朝、父親を見舞いに行く途中、警官に連行された。そして、警官は買い物に出かける妻・張秀芳さんに「応志明は交通事故にあった」と言った。張さんはその話を聞いて驚いた途端、手に持っていた自宅の鍵を警官に奪われ、不法侵入された。警官は家にいた業奇さんの身柄を不当に拘束し、家宅捜査を行った。警官は「罪」の証拠を探せ出さなかったため、志明さんの父親の自宅に押し入って家宅捜査を行ったが、やはり証拠を得られなかった。志明さんの父親は、警官の暴力行為に驚いて、強い打撃を受けたため、3カ月後に死亡したという。
2009年4月28日、警官は誰もいない応さんの家に不法侵入し、応さんの家にあったキャッシュカード、商品券、文房具、法輪功の関連書籍、パソコン3台、プリンター3台、携帯電話7台などの私物を没収した。
その後、応さん一家3人は宝山区刑務所に拘禁され、拷問された。2010年3月、宝山裁判所は志明さんに懲役4年、業奇さんに懲役3年の不当判決を宣告し、2人を上海提藍橋刑務所に拘禁した。張秀芳さんは執行猶予3年の判決を下された。張さんはその後、6カ月位「青浦洗脳班」に拘禁されたという。
宝山区宝林四村43号101室に在住の王東英さん(68歳女性)は、元上海江湾気門会社の職員である。王さんは法輪功の修煉を始めてから、患っていた乳がんなど多種の病気が完治し、元気を取り戻した。
しかし、2011年1月17日午後、王さんは家事をやっているとき、宝山区610弁公室の警官数人が王さんの自宅に押し入り、家宅捜査を行った。警官は王さんの家にあった法輪功の関連書籍、プリンター(廃棄した)を没収し、壁に貼ってある王さんの孫(幼稚園児)が書いた「真・善・忍」の文字までも没収しようとした。その後、王さんは連行されて、宝山区刑務所に拘禁され、1カ月後には「青浦洗脳班」に移送された。
王さんの妹・王文菊さん(58歳)は宝山区羅店鎮釘工場の従業員だった。文菊さんの夫・鄒偉俊さん(61歳)は羅店中学校の退職教師である。鄒さんは以前、重度のすい臓病、関節炎、腰椎分離症などを患いていたが、1997年に法輪功の修練を始めてから、完治した。
2010年10月17日、文菊さん夫婦はある果物屋で人に法輪功の真相を伝えた際、警官に連行され、宝山区刑務所に拘禁された。その後、夫婦は「青浦洗脳班」に移送されて、3カ月間拘禁された。
松江区9亭鎮に在住の姚菊英さん(60代女性)は、七宝中学校の退職教師である。
2011年6月30日、宝山区610弁公室の警官は法輪功修煉者・高元貞さんの自宅に不法に押し入り、家で法輪功の書籍を読んでいた姚さん、唐仁亜さんなど10数人の法輪功修煉者を不当連行した。
警官は姚さんの夫に電話をし、「家庭訪問」という口実で姚さんの家に不法に押し入り、家宅捜査を行った。その後、姚さんの家族は姚さんのために、弁護士を頼んだが、弁護士が姚さんと面会したとき、警官に「余計なことするな」と脅された。
2012年2月17日、姚さんは宝山裁判所に懲役4年6カ月の実刑判決を言い渡された。高さんは執行猶予3年の判決を下された。
宝山区松南鎮に在住の唐仁亜さん(40代男性)は2000年11月24日、宝山区公安局に連行されれ、2001年4月26日、宝山裁判所に懲役3年の実刑判決を下された。2005年5月19日、警官は「戸籍を調べる」と言う口実で、唐さんを現地の派出所に呼び出し、その場で唐さんを不当連行した。その後、唐さんは4年6カ月の実刑判決を言い渡され、江蘇省洪沢湖刑務所に拘禁された。
2011年6月30日、高さんは家で再び連行された。
2012年2月17日、唐さんは懲役3年6カ月の実行判決を宣告された。
2010年1月、宝山区610弁公室の警官は上海市の北端方面から、南端に行き、上海交通大学青年教師・郭小軍さんを連行した。郭さんの家の近くで待ち伏せていた警官は、郭さんが外出したとき不当に身柄を拘束し、家宅捜査を行った。警官は郭さんの家にあったパソコン3台、プリンター、DVDディスク、MP3プレーヤー、USBメモリー、法輪功の関連書籍などを没収した。その後、郭さんは宝山区刑務所に拘禁され、拷問された。郭さんは刑務所で睡眠をはく奪され、警官は、強烈な光を郭さんの目に当て「お前の妻と子供の安全は保障できない」と恐喝した。強烈な光を目に照射された郭さんは眼底の動脈に損傷を負った。その後、郭さんは懲役4年の実刑判決を言い渡されたという。
(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)