【明慧日本2012年5月14日】米国ロサンゼルス地区の法輪功修煉者は「4.25」法輪功修煉者による北京陳情13周年を記念し、中国共産党当局による信仰の自由に対する迫害を抗議するため、25日晩、領事館前で請願と集会を行なった。百人以上の修煉者は横断幕を挙げて領事館前に座り、信仰の自由を守ると主張し、迫害の首謀者を懲罰するように呼びかけた。
RFAの記者は法輪功修煉者を取材して、中国当局による信仰の自由に対する抑圧が、今後は多少緩和されるのかと尋ねた。
修煉者・呉英年さんは、「中国共産党の内部にまだ良知を持っている人がいると思います。私たちは一つの精神信仰の団体で、政権と政治に介入しません。しかし、民意に耳を傾けて大局を考慮に入れ、江沢民などが起こした法輪功迫害を停止させるよう、温家宝首相に呼びかけたい」と述べた。百人を超える修煉者がロサンゼルス領事館の前でろうそくをともし、1999年に北京で「4.25」陳情に自ら参加した修煉者が当時の経歴を述べた。
4年前に渡米した法輪功修煉者・周玉林さんは、「1999年4月25日当日、私は午前7時に北京の『国務院陳情受付事務室』前に行きました。バスを降りた途端、私は警官から尋問を受けました。その時、そこにはすでに、多くの修煉者が集まっていました。若者は隊列の前に立ち、年配者は後に並んで、学法をする人もいれば、静かに立っている人もいて、雑談する人やスローガンを叫ぶ人はいなくて、みんな静かに『事務室』から結果を告げられるのを待っていました。10時間が過ぎて夜9時ごろに、『事件はすでに解決を得たので、みんなは解散して良い』との知らせが来ました。私は第一陣として現場を離れ、当時、現場の雰囲気はとても落ち着いていました。「4.25」陳情は平和的かつ理性的な行動で、当時の朱鎔基首相は修煉者の代表を接見しました。
13年来、中国各地で多くの法輪功修煉者が捕まえられ、迫害により殺害された情況を振り返って、修煉者・葉科さんは、「中国政府が迫害を停止しないかぎり、修煉者が請願と集会を行なって全世界に真相を伝える行動は止みません」と述べた。
葉科さんは「私たちは自らの行動を通じて、法輪功修煉者が不当な扱いをされていることを世間に知らせています。13年来、私たちはとても平和的に修煉していますが、このような迫害を受けることは、とても不公平なことです! 中国当局は国民の言論まで剥奪しています。法輪功修煉者による抵抗は、実はすべての中国国民の権利を守っているのです。我々の平和的な抵抗で、早く迫害を制止できることを期待しています」
(完)