黒竜江省:政法委員会が弁護士を妨害 市民に罪を着せる
■ 印刷版
 

 【明慧日本2012年5月15日】黒竜江省綏化(すいか)市に在住の劉福財さん(50歳男性)は、多病の体に大量な薬を服用し、骨まで深刻な影響をもたらしていたが、法輪功を学んでから、1カ月のうちに治療もせず心身ともに全快した。しかし、「真・善・忍」を信奉することで道徳が向上し、修煉後の心身の著しい変化や法輪功の素晴らしさなどを人々に伝えたことで、今年3月5日に不当に連行された。

 劉さんの弁護士は、北林区610弁公室へ行き、訴状を提示し、劉さんへの面会を求めた。しかし、劉さんは4月20日まで監禁を強いられていたが、その間、弁護士や家族など傍聴者のないまま秘密裏に不公平な裁判を開かれた。当時、弁護士は裁判長の法的プロセスに従わないやり方を非難したものの、裁判長は謝罪するどころか、かえって政法委員会(610弁公室を直轄する組織)を後ろ盾にして弁護士に圧力をかけ、上級部門の命令を口実に、劉さんへの不当判決を正当化した。

 中国では現在、国民も周知のとおり、中国の裁判所は中共(中国共産党)の政法委員会の支配下にある。中国の裁判所は見せかけでしかない。中共が暴走した場合、法律上、正規の組織として登録されていない政法委員会は、中共の法輪功への弾圧政策のもとで、公安局、裁判所、検察庁、マスコミを統制する上級部門として絶大な権力を持っている。

 中共は法輪功を迫害している事実を外界に漏らさないよう、政法委員会や秘密組織に命じて秘密裏に法輪功のために立ち上がった正義ある弁護士に対して、嫌がらせ、脅迫、圧力を加え続け、弁護や出廷、上訴の権利を妨害したりした。

 法輪功が迫害されていることを人々に伝えることは、犯罪ではなく、良知に基づく正常な活動であり、憲法でも言論の自由が守られている。そのため、配布した資料などは犯罪の証拠でもなく、罪を問われてはならない。罪を犯してしていない修煉者を「公務執行妨害」や「国家政権転覆罪」などの罪名で不当に連行し、犯人扱いしてはならない。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2012/5/12/257290.html)     更新日:2012年5月16日
 
関連文章