四川省：高齢者 罪もなく強制連行される

 

　【明慧日本2012年5月25日】重慶市合川区に住んでいた元教師・蒋徳君さん(66歳女性)は今月9日、バス停付近で「神韻芸術団巡回公演」を収録したDVDを通行人に無料配布していた際に、尾行していた私服警官に止められ、その場でビンタを食らわされた。その後、複数の私服警官が蒋さんを囲み、家の鍵を奪い取った。続けて、警官らは蒋さんの自宅に不法に侵入し、その場にいた同じく修煉者・張志芬さんと家族の反対を押し切って、令状の提示もなく家宅捜索を始めた。次から次へと警察が侵入して蒋さん一家を脅迫した。蒋さんの自宅は20人近くの警官と私服警官が、数時間もずっと占拠していた。そして、蒋さん一家を犯人扱いし、立証撮影をしたり、不明な書類に署名を強制したり、さまざまな制限を加えたりした。

　その後、蒋さんと張さん(56歳女性)は、合川区留置場へ送り込まれ、当時持っていた現金も口実を付けられて脅し取られた。約1週間後、家族は面会場所で、歩けなくなった張さんが人に担がれてきたのを目にした。張さんは6日断食し、狂暴な灌食によって口内や鼻孔の出血がひどく、極度に衰弱していた。

　蒋さんは小学生から定年退職した人まで教える優秀な教師であった。1998年に法輪功を習い始めてから、患っていた多種の持病が全快した。13年来、中共の法輪功への弾圧政策のもとで一連の迫害を受け、数箇所の収容施設での不当拘禁を経た。

　張さんは、1997年に法輪功に出会い、修煉が精進するにつれて心臓病などが治り、健康が回復した。修煉を続けているとして、中共から迫害され、労働教養所や洗脳班へ9回も繰り返し収容され、監禁を強いられた。