明慧法会|情のもつれを解し、衆生を救うことに選択はない(二)
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文/重慶市の大法弟子 蓮花

 【明慧日本201264日】

 二、行政機構に真相を伝え

 師父は私たちに三つの事をしっかり行うよう要求されています。ですから私は、午前中に法を学び、午後は外に出て真相を伝え、衆生を救い済度しました。大法弟子が真相を伝え衆生を救い済度することは天職であり、あらゆる機会を掴んで、しっかり行なわなければなりません。

 つい最近、中共(中国共産党)当局は洗脳班を作って、大法弟子を迫害しようとしました。会社の役員は私に、「政府機構があなたに話があるそうなので、行くように」と伝えてきました。子供は私に「多くの政府要人が来るから行ってはいけない。その人たちは事の是非を論じることなく人を騙すから」と言いました。

 私が思うには、普段、中共部門や行政機構に行っても、入口で止められ、入ることはなかなか難しいのです。今回、私にとっては真相を伝える絶好のチャンスではないでしょうか? 官位がいくら高くても人間は人間であり、大法に救い済度されるべきなのです。

 その日、私は時間通りに着きました。たしかに多くの人が来ていて、それぞれがみな肩書きある人たちでした。教育委員、洗脳班、北京、重慶で法輪功修煉者を「転向」させる育成訓練を受けた専門家などで、まるで地獄から来た鬼のような表情をしていました。私は彼らがどのように演じるのかを見ず、これは旧勢力の悪巧みによるものだと思いました。旧勢力は検証だと言いましたが、実際、多くの世人の生命を操って、大法弟子を淘汰しようとしているのです。あわれなことに、その人たちは大罪を犯していることを知らないのです。今、彼らの命は私が握っています。彼らの按排に従うと、その人たちと彼らの家族はみな罪業を背負ってしまいます。私は師父に、「私はきっと彼らを救い済度します」と約束しました。

 私はまず「あなたたちは私をここに呼んだのですから、きっと多くの話をしたいのでしょう。では、一人ずつ話してください。私は口を挟みません、あなたたちの話が終わった後、私は話します。ですから私が話すときも口を挟まないでください。また大騒ぎをしないでください。誰がリーダーですか? 先に話してください」というと、1人が話し始め「私たちがあなたを呼んだのは、あなたに『転向』クラスに行ってもらうためです」と言いました。

 私が「理由はなんですか?」と聞くと、彼は「あなたが法輪功をやっているからです」と答えました。私は真相を話す時が来たと思い「まだに誰か話がありますか」と聞くと、誰も声を出しませんでした。私は彼らに「私は『転向』クラスに行く人間ではありません。私はあなたたちのような政府機構を訪問する大切な客です。なぜでしょうか? あなたたちのような官僚は、魔の江沢民による嘘の宣伝に深く惑わされ、法輪功修煉者がどんな人であるかをまったく知らず、今日、これほど多く人が来たのは、70歳をすぎたお婆さんに『転向』クラスに行くという一言を言わせるためですね、おかしなことではないでしょうか? これは茶番劇です。ほんとうに茶番劇です」と言いました。

 私は彼らに言いました。「私たち法輪功修煉者はみな、あなたたちが想像もできないほど良い人です。私たちの一思一念、一言一行はみな真善忍の原則に従っており、殴られても殴り返さず、罵られてもやり返さず、無私無我のとても良い人たちです。あなたたちはこんなに良い人たちを、数10万人も不法に刑務所に拘禁しています。残酷な迫害を受けて亡くなった修煉者は3千人以上いますが、全国1億人の修煉者に恨みはありません。10数年来、あなたたちは修煉者からの悪意ある報復を聞いたことも、見たこともないでしょう。こんな良い人たちをどこへ転向させるのでしょうか? 嘘をつき、悪事や闘争をする人に転向させるのでしょうか? こんな馬鹿な事をやってはいけません」

 「この世には、善悪には報いがあるという一つの理があります。どんな人・団体・組織に関わらず、悪いことをしたら必ず報いがあるので、人には生、老、病、死があり、国家にも王朝の交代があるのです。中共は8千万人を殺しましたが、これほど大きな業債を償わなければなりません。中共組織内の一員として、この償いを分担しなければなりません。どのようにこの難から逃れられるのでしょうか、三退をして『法輪大法はすばらしい』、『真善忍はすばらしい』と、しっかり覚えるしかありません。『共産党についての九つの論評』という本は、中共当局の全ての党員に真相を知ってもらい、自ら選択してもらうためです」

 「国家の法律に照らせば私たちは無罪で、あなたたちの迫害は違法であることを私は証明しに来ました。今まで、いかなる法律も、法輪功に何らかの罪を定めたことはありません。大法弟子は我が国の憲法の範囲内で活動し、違法ではありません。江沢民の話、各部門の公文書、通告、公告は法律ではありません。『4.25』の直訴は無罪です。憲法第41条の規定では、公民に国家機構及びその職員に批判、意見、上告、告訴、告発を提出する権利があります。法輪功修煉者が中央関連部門に直訴し、法輪功の真相を説明することは憲法に定められた公民の権利を行使したのです。『天安門焼身自殺事件』は政法委(政治法律委員会)が法輪功を罪に陥れ、世人を騙すために捏造したものです。『憲法』35条の規定では、中華人民共和国の公民には言論、出版、集会、結社、デモの自由があります。信仰の自由は国家『憲法』に与えられた権利で、大法弟子のすべての活動は合法です。私たちが真善忍を信奉するのは間違っていません。誰が間違っているのでしょうか? 罪を犯しているのは警察、検察、裁判所及びあなたたちです。あなたたちは帰って『憲法』第35条、36条から41条まで、また『刑法』第13条、14条をしっかり勉強してください。あなたたちはこのようにやって、侮辱罪、誹謗罪、故意傷害罪、故意殺人罪、職権乱用罪、公民信仰の剥奪罪、誣告罪、偽証罪、拷問罪、暴力で証拠を集める罪を犯しました。大法弟子を迫害した全ての人が記録されおり、これらの人は、審判台に立たされる日が必ず来ます。

 すぐにこのような馬鹿なことをやめてください。これが今日、私が話したいことで、あなたたちへの忠告です。

 話し終わると、私は立ち上がって外に出ました。正の法理の前で、それらの人たちは何もできず、いくら高官でも実際大したものではありません。彼らは、部屋から出ていく私を見ているしかありませんでした。

 三、情のもつれを解す

 2度にわたって、役人たちに真相を話して感じたものが多く、師父の加持の下で、智慧が大きく開かれ、何かを話したければ泉のように滔々(とうとう)と流れ、思うとおりに話せます。そこにいた常人たちは「だれも言う勇気がないのに、なぜこの人はこんなに話せるのか?」と言って驚きました。

 しかし私は、まだよく行なっていません。邪悪は魔難を続々と造り、私を迫害しようとしています。私はただこの機会を利用して真相を伝え、衆生を救い済度しただけです。真相を話している間、邪悪の迫害を否定しましたが、心性を修めることが良くできませんでした。一つの巨大な執着心を取り除くことができずに、邪悪に捕らえられ、次から次へと魔難に遭いました。

 最初、私と政法委及び関連部門の人との談話の情報を得た同修から、「情」という執着心を取り除くように指摘されました。私は何も考えずに否定しました。私が思うには、自分には何の情もありません。娘と息子はそれぞれ独立し、里帰りすることも少なく、夫は女郎を買うような情のない人ですから、私は、すでに彼を見放しました。誰が自分の子供なのか、誰が自分の夫なのか、もう情というものはないのです。

 ある日、私は政府機構に行く途中、心が落ち着きませんでした。会社の上司に会うと、彼に邪悪の迫害に加担しないようにと思い、同修に会う時は、正念を発して、邪悪を排除してもらうよう求めました。真相を話すとき、自分はどのように夫の世話をし、どのように苦労したかを話すとき、思わず泣きだし、涙が滝のように流れました。自分でもなぜ泣いたのか分からず、驚きました。

 私は帰宅したあと、ずっとこの問題を考えていました。やっと分かったことは、それは「情」という執着心のせいでした。師父のおっしゃったように「なぜなら、人間には情があります。怒ることも、喜ぶことも、愛することも、恨むことも、喜んで何かをするのも、嫌でしたくないのも、ある人について好印象をもち、悪印象をもつのも、何かをやりたいと思い、やりたくないと思うのも、すべてが情によるもので、常人とは情のために生きているものです」(『転法輪』第六講「煉功して魔を招く」)私は人心で物事を処理し、人心を放下せず、ただ情という執着心を覆い隠して愛を憎しみに転じ、近くのものを遠くに転じただけで、情を放下した訳ではありませんでした。師父は私の根本的な執着心を見られ、私に関を設けて、執着心を取り除くようご教示くださったのです。

 私は今それを修め、それを必要としないなら、それが存在しなくなったのでしょうか? そうではありません。そんなに簡単なことではありません。私は自分の心の変化の過程を振り返ってみて、一つの理が分かりました。自分の個人の苦楽、興味、趣味、損得はやはりまだ情です。無視無我で、自分の目的が一つもなく、完全に他人のために考えていれば、その情への執着心は完全になくなります。しかし、情というものは自分自身から生じたもので、心地よく情の執着心を取り除くことは不可能で、情がもたらした苦難を受けなければなりません。しかし、黙々と苦痛に耐えていてもならず、そうであれば一つの魔難は長引くかもしれません。魔難はあなたの業力を利用してあなたの心性を向上させるので、内に向けて心性を向上させることが最も重要です。

 振り返ってみると、夫の全ての行為は、私に情の執着を取り除かせるためでした。夫が私に与えたすべての苦痛は私の業力を消すことを助けました。師父が私に、この一家を按排されたのは、私の修煉のためだと今やっと分かりました。私は本当に彼らの未来のために考えなければなりません。今、夫と子供たちが私を困らせるとき、私は心動じることなく、いつも自分の不足を探して関を越え、恨みも、心配も、憂いもなく、仙人のように過しています。その後2度、中共当局は私に洗脳班に行くように説得しましたが、私は自分の全てがなく、圧力も感じず、心境は悠々、正々堂々としていて「自在如意、天地広々」(思うまま、意のままに天地が広い)のような大きな境界と、言葉に出来ないほどの美しさを感じました。

 (完)

 (明慧ネット第8回中国大陸大法弟子の修煉体験交流会)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2011/11/27/249400.html)
(English: http://www.clearwisdom.net/html/articles/2011/12/7/129901.html)     更新日:2012年6月5日
 
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