吉林省女子刑務所での迫害実態(写真)
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 【明慧日本2012年6月5日】吉林省遼源市に在住の法輪功修煉者・項麗傑さん(49)は吉林省女子刑務所で、「抻刑」(体を四方に引き伸ばす)拷問を加えられ、手かせ足かせで4台のベッドにそれぞれつながれ、知覚がなくなるまで体を宙に浮かせて極限まで四方に引っぱられた。それにより骨折したものの、治療を受けずに監禁を強いられ続けている。

拷問の実演:「抻刑」

 2012年5月13日、家族は、項さんへの手術を手配するための書類に署名するよう施設から連絡を受けた。しかし、施設にたどり着いたが、署名もできず、病院の所在地なども教えられなかった。それ以来、項さんは行方不明となっている。

 項さんは2006年に11年の不当判決を受けたことで、上記施設へ収容されたという。入所して以来、修煉者の不屈の精神を貫いてきた。そのために施設側に重点の迫害対象とされ、「抻刑」をはじめ各種の拷問を加えられる日々となっていた。その影響として、項さんは施設から何の手当ても受けないまま、布団などで骨折した肩を固定し、保護する措置を取っていた。しかし、監守や受刑者は、依然として重傷の項さんに拷問を行い、項さんの肩を縛るため、足で腕を動かないよう強く踏みつけて脱臼させた。こうして項さんはさらに、肩の怪我が深刻になり、字を書くことさえもできないほど手が利かなくなる障害に至った。

 吉林省女子監獄は、法輪功修煉者を拘禁し、迫害することの残酷さで知られている。現在でも数百名の修煉者が監禁され、転向を目的として、長時間にわたって動けず、じっと背もたれのない小さな椅子に座らせる拷問や「抻刑」にによって苦しめられた。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2012/6/1/258341.html)     更新日:2012年6月6日
 
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