山東省:県政府の役人 14回も不当拘禁される
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 【明慧日本2012年6月10日】山東省イ坊市に在住の法輪功修煉者・姜国波さん(49歳男性)は、県政府の役人である。姜さんは、法輪功を学んでいるという理由で、1999年7.20以降、14回にわたって中共(中国共産党)当局の警官に身柄を拘束され、労働教養3度宣告された。2009年2月、14回目に身柄を拘束された姜さんは、中共当局の裁判所に、懲役5年の実刑判決を宣告され、山東省刑務所に拘禁された。

 3年来、姜さんは刑務所でさまざまな迫害を受け、数回、生命の危機に晒された。姜さんは刑務所で死人ベッドに固定され、多いときには、1日に7回も灌食されたことがある。姜さんはいつも罵られて、睡眠をはく奪され、夏には太陽の下に晒され、冬になると薄着で外に放置されるなどの迫害を受けた。それでも、姜さんは警官や受刑者に対して、法輪功の真相を伝え、法輪功の修煉を通じて受けた恩恵を話した。

 昨年、姜さんは自身の案件を控訴しようとし、家族との面会を許可するよう刑務所側に要求した。刑務所側は「控訴はお前の権利だ」と言ったが、今年の初め頃から、刑務所側はいろいろな口実を付けて、姜さんと家族との面会を妨害した。家族は3カ月の間に数回、刑務所を訪ねたが、一度も面会を許されなかった。それでも、家族はあきらめずに、刑務所に行ったり、電話をかけたりして努力していた。そんな家族が、先日やっと姜さんと面会ができ、姜さんが「真・善・忍」の信奉を堅持していることを知った。

 姜さんは、無実の自分に実刑判決を宣告した、イ坊市政法委員会(610弁公室を直轄する組織)、610弁公室、裁判所を控訴しようとし、「刑務所が迫害を停止するまで断食して抗議する」と言った。

 姜さんは、大学卒業後、イ坊市政法委員会の役人(県政府の役人)となった。姜さんはかつて、肝臓機能、腎臓機能に障害を持っており、1995年に法輪功の修煉を始めてから、健康を取り戻した。官員としての姜さんはいつも庶民の立場に立って物事を考えていたため、庶民に尊敬された。姜さんはある村に行ったとき、村人に爆竹を鳴らして歓迎されたこともあるという。

酷刑演示:放进水缸里泡

拷問の実演:真冬に水がめに入れられる

  しかし、姜さんは法輪功を学んでいるという理由で、職務を解任され、解雇された。2000年11月、姜さんはイ坊昌楽労働教養所に拘禁された。労働教養所に拘禁された姜さんは、寒い冬に服を脱がされ、手足を縛られて頭を下に向け、水がめの中に入れられて、30分以上苦しめられた。2005年11月、姜さんは再び同労働教養所に拘禁された。所長の指示を受けた受刑者が、姜さんの食事に不明な薬物を投与したため、姜さんはめまいを起こし、心臓にも異変が現れた。

  2009年2月27日午前9時、イ坊市国家安全局と公安局の私服警官は、姜さんのアルバイト先の会社に来て、姜さんの頭に黒い袋を被せ、パトカーの車内に連れ込んだ。その後、警官は姜さんを昌楽刑務所に拘禁し、姜さんの情報が外に漏れないようにした。そのため、姜さんの家族は、姜さんとの面会も、姜さんのことを聞くことも許されなかった。

 姜さんは刑務所で、10数人の警官らに長時間にわたって尋問を強要され、睡眠もはく奪されたため、高血圧の症状が現れた。同年4月、姜さんは断食して迫害に抗議したが、警官に灌食された。

 現在もなお、姜さんは刑務所で迫害を受け続けているという。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2012/5/29/258216.html)     更新日:2012年6月11日
 
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