河北省:労働教養所で拘禁中の法輪功修煉者 家族とも面会できず
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 【明慧日本2012年6月14日】河北省保定市唐県に在住の法輪功修煉者・張春現さんは今年4月13日、北羅鎮派出所の警官ら10数人によって家宅捜索を受け、強制連行された。唐県勾留所での不当勾留を1週間ほど経て、1年の労働教養処分を宣告され、河北省女子労働教養所へ移送された。

 4月25日、弁護士は同行していた家族と張さんとの面会を求めたが、施設の門前で故意に会わせないよう罵るなど守衛に乱暴な態度を取られ、口実を付けて追い払おうとされた。施設の管理部門は、弁護士と家族に多種の書類を見せるよう要求し、さらに無理やり法輪功を放棄する証明書まで請求した。

 その後、張さんの弁護士は河北省労働教養局へ行き、張さんと面会できない事情を訴えた。そこで、係員は関連法規を確認したのち、連絡すると言い張って弁護士を追い払った。しかし、数日後、弁護士は同局に進捗状況を尋ねたが、係員が自分たちには権限がなく、司法部門を統制する610弁公室に申し出るしかないと答えた。

 5月28日午後、張さんの弁護士と家族は、労働教養局の代理弁護士と打ち合わせるため、施設にたどり着いたところ、施設の門前で誰も出てこない状況下で1時間以上も経った。そして、張さんの弁護士と家族は、張さんの法輪功を放棄する証明書を出されないと、約束の打合せを中止すると知らされた。そのため、張さんの弁護士は事実を並べ、確かな根拠を示して張さんの無罪を弁護すると、代理弁護士はしどろもどろで弁護士の反論に困った挙句に、弁護士を外に呼び出して喧嘩で勝負しようと言い張った。

 結局、張さんの弁護士は何の返答も得られず、施設の所長の電話番号にも連絡が取れなかった。こうして、弁護士は施設や労働教養局の間を往復したが何の対応も取ってもらえず、たらい回しにされた。

 6月5日、家族は面会場所で張さんと面会したが、衰弱した顔色は白く、髪がぼさぼさで疲れ果てた張さんの様子を見て、迫害の残酷さに衝撃を受けた。拘禁されている間、髪の毛を引っ張られて壁にぶつけられるなど、受刑者による深刻な暴力で苦しめられていると、張さんは迫害状況を暴露した。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2012/6/9/258690.html)     更新日:2012年6月15日
 
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