【明慧日本2012年6月17日】武漢市黄陂(こうひ)区に住む法輪功修煉者・姜恵芹さん(58)は2012年5月11日9時頃、自宅で男女数人によって多くの法輪功関連の書籍などを没収され、家を荒らし回られたうえに暴行を受けた。そして強制連行された。この迫害行為に加担したのは、横店街派出所、公安支局の国家安全保衛大隊、新華団地の共産党婦女連盟など中共の末端に連なる地域の自治組織。
姜さんは15日の不当拘留を受けた。姜さんの娘2人は、15日経った後も母は釈放されず、洗脳班へ送り込まれると予測し、制止するための行動を起こした。5月25日午前、警官ら黄陂区610弁公室は、姜さんを洗脳班へ移そうとしたところ、制止しようとした娘2人と揉めた。
洗脳施設の門前で、姜さんが強引に車の中に引きずり込まれていく様子を目撃した周囲の市民は、この警官らの行動の違法性や強硬手段に憤慨し、多くの人が集まり騒動となった。姜さんが連行されないよう守ろうとする民衆と、警官らは対峙した。混乱を警戒する警官はさらに人員を呼び、100人以上の警官、数台の警察車両が到着し、現地周辺を包囲した。
警官の武力に脅された民衆は、彼女らへの支持を放棄せざるを得なかった。 そして姜さん親子3人は連行された。多くの警官の応援を呼んだ610弁公室のリーダーは民衆を犯罪者であるかのように扱い、写真を撮ったり、尾行するなどして、民衆の人権を踏みにじった。
娘2人はやがて解放されたが、姜さんは戻ってこない。2人は5月31日、母の状況を知るために再び610弁公室と公安局の間を尋ねた。しかし、面会や生活用品の送りものはすべて禁じられ、行方さえ知ることができなかった。6月6日、2人は、武漢市楊園の洗脳班で母が監禁されていることを知った。
姜さんはこれまで3度連行、拘禁されたことがあり、今回は4度目になる。 2010年11月頃、姜さんは地元の天河街農村で法輪功の資料を配っていたとき、15日間、勾留された。2011年10月末と11月はじめにも、同じ理由で強制連行され、十数日間、拘束された。
(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)