文/江西省の大法弟子
【明慧日本2012年6月22日】偉大なる師父、こんにちは! 同修の皆さん、こんにちは!
私は1998年に大法の修煉を始めた弟子です。私の場合は病気治療、健康保持を目的としていた訳ではなく、精神的な支えを見つけたくて大法修煉の門に足を踏み入れました。十数年の修煉の道を振り返ってみると、師父の慈悲なるご加護がなければ今の私はいないと痛感しています。師父への感謝の気持ちはこの世の言葉を言い尽くしても言い表すことができません。弟子からの恩返しとして唯一できることは、精進する事と師父が要求されてきた「三つの事」をきちんと行うことです。第八回大陸大法弟子のネット交流会という機会をお借りして、法を正す修煉の中で衆生を救う体験談について述べさせていただきます。
魔難の中で揺るぎなく大法を修煉する
大法の修煉を始めてから一年も経たない内に、邪党が大法と「真・善・忍」を修める煉功者達に対する迫害を開始しました。しかも「三カ月以内に法輪功を消滅する」と放言していました。いつもの煉功点、学法点には、同修達の姿が見当たらなくなりました。たまに同修とばったり会っても、会釈して通り過ぎてしまうことが多くなりました。そもそも知り合いの同修が少なく、なおさら同修と会えなくなりました。世間の人々にどう説明すれば共産党の言っていることが真っ赤な嘘だと信じて貰えるかも分からず、心身は孤独感と不安感に包まれていました。あの赤い恐怖に覆われている中で、私も同様に公の場で法輪功の話題に触れられませんでした。ただ密かに、親友、同僚、同級生達に「テレビ局や新聞社で報道されているのは真っ赤な嘘で、法輪功は善に向かうよう人に教えているので高徳大法だ」と真相を伝えました。「家族に修煉を反対されているけれども、今日の私がいるのは全て師父のお陰です。『一日師たれば、終身父たり』という言葉がありますが、師父と大法を絶対に裏切れません。生涯修煉を貫きます」と固い決意を語りました。
それから家で絶え間なく法を学ぶ事を通じて、私はようやく師父の下記のお言葉、「考えてみてください。もし、修煉の道において生じる、あらゆる障害物をことごとく片付けてあげてしまったら、あなたはどうやって修煉するのでしょうか? 魔の妨害があってこそ、最後まで修煉できるかどうか、本当に道を悟れるかどうか、妨害に動ぜずにいられるかどうか、この法門を堅持できるかどうかがはっきり分かります。「荒波は砂を洗う」という言葉がありますが、修煉はまさにそうで、最後に残ったものこそ真の黄金です」(『転法輪』)の意義、それは大法弟子にとっての試練にほかならず、例えるなら期末時期に当たっての大きな試験だと分かるようになりました。同級生(同修)と交流した後、私達は北京へ法を実証しに行くことを決意しました。
北京から戻ってきた後、私は不当に連行されました。師父の慈悲なるご加護の下で、八日間の断食を経た後、正念をもって「黒い巣」から無事に脱出することができました。
真相資料を配布して衆生を救う
北京から戻った後、職場の上級部門が上司にプレッシャーをかけ始めました。院内会議で私の事が全員の前で知らされました。更に私がして来た事に対して、全員が意見をはっきりさせ、感想を書くという無理な要求がなされ、大勢の衆生が毒害されてしまいました。それから皆が私の事を陰で噂したり、軽蔑したり、避けたり、あからさまに無視したりしました。世間の人々は邪党の政治運動を恐れて、法輪功についての真相を聞く勇気を持てませんでした。当時の私は、会社の千人以上の同僚に法輪功が迫害されている真相を伝えて彼らを救い出す難しさを感じていました。
大法弟子として唯一できる事は、家でたくさんの法を学び、厳格に「真・善・忍」に従って自分に要求し、大法弟子の精進する風貌を見せることでした。7.20の後に師父が発表された経文を繰り返し勉強する事を通じて、法を実証して衆生を救うことは、私の歴史的な使命と責任だと分かりました。身近にいる人々は私と深い縁で結ばれているので、まず先に彼らを救わなければなりません。師父は「理智をもって法を実証し、智慧をもって真相をはっきりと伝え、慈悲をもって法を広めて世人を救い済度する」(『精進要旨二』「理性」)とおっしゃいました。普段親しい関係にあり、接触する機会がある同僚達には、なるべく面と向かって真相を伝えるようにしていました。よく知らない、またはなかなか会えず私を避けている同僚達には、真相レターを送る形を取りました。その当時、正法の進展は既に全面的に「真相を伝えて衆生を救う」段階に入っていました。私は同僚だけに留まらず、より広く共産党の嘘に毒害されている衆生を救わなければならないと認識できました。
私は真相資料の配布、真相ステッカーの貼り付け、真相スローガンをスプレーするなどの活動を始めました。当時、資料源は乏しく大変貴重でした。真相ステッカーが届くと、すぐに出かけて活動を始めていました。北風が吹きすさぶ中で、臨月のお腹を抱えながら街中を歩き回っていました。マンションのエントランス毎に一枚の真相ステッカーを貼りました。電柱、郵便ポスト、道路標識などは、間隔を空けて貼るようにしていました。剥がされたらまた貼りに出かけました。目的は世間の人々に、法輪功が潰し倒されるどころか、大法弟子は危難の中で強靭で不屈な精神を持っていることを知ってもらうことです。平和かつ理性的な方法を使って法輪功の真相を伝え、世人に「法輪大法は素晴らしい」「真・善・忍は素晴らしい」「法輪大法は正法」という真相を分かってもらいたいと思いました。
住宅街で真相資料を配り始めた頃は、心臓がドキドキして資料をドアの隙間に押し込んで逃げるかのように慌ててマンションの階段を降りて行きました。相手と目が合うと、私の事を監視しているではないかと疑い始め、道を何周も遠回りしてから帰宅するようにしていました。更に後ろに人が付いて来ていないかを確認してから玄関に入るようにしていました。段々と、それは絶対に取り除かなければならない恐れる心、私心だと分かりました。師と法が付いてくださっているので恐れる事はないと考え、学法と発正念を強化して恐れる心を取り除きました。衆生の救われる希望は、私達大法弟子です。それ以来、資料を配布する時、私はずっと心の中で『洪吟二』「何を恐れる」を暗唱するようにしていました。
ある日、休暇を利用して同修と一緒に、自転車で三時間余りも漕いだ先の農家へ資料を配りに行きました。行く時は空が暗くて雷と稲妻が飛び交い、大雨が降っていました。私達は向かう道中で『洪吟二』「征」を暗唱しながら、他空間に存在する悪い妨害者と妨害要素を取り除くよう発正念をしていました。同時に配布時は資料が雨に濡れないよう師父のご加持をお願いしました。目的地に着くと、まだ小雨が降っていましたが、真相資料を取り出していざ配布を開始してみると、一輪の明るい月が私達の道を照らしてくれているかのように空にかかっていました。
資料を配布している内に、ある村に辿り着きましたが、道に迷い、三十分以上もぐるぐる回って帰路が見つからない上、頻繁に番犬に吠えられてしまいました。焦って途方に暮れていた時、前方に点滅する光が現れました。私達が光について歩いて行くと、いつの間にか村から主要な通りに出られ、私達は帰路に着きました。私達がその光を探してみると、光は既に何処かに消えて見当たりませんでした。周囲をよく見回すと誰もいませんでした。師父が守ってくださったのだとわかりました。私達はすぐ、両手を合掌して恩師に感謝の意を表しました。
一丸となって共に向上する
強制労働収容所から釈放された後、一人で子供の面倒を見ていた為、毎日働かなければなりませんでした。そのため、私は空き時間を利用して法を学んだり煉功したりしていました。安逸心、利益心、恐怖心、性欲など、まだたくさん残っている執着心に、よく頭を抱えて修煉状態は不安定でした。三つの事も全てきちんと行えておらず、正法の進展についていけていませんでした。気持ちは焦っていましたが、なかなか突破できませんでした。大法の一粒子として「法に溶け込み、全体に溶け込む」ことは、師父が要求されている三つのことを行う基本です。同修達と交流する機会が少ない為、明慧ネットの情報を見ようと思いましたが、パソコンの知識不足が現実的な障害となっていました。師父は資料点の花を至る場所まで咲かせようと要求されており、私も自宅に花を咲かせようと思いました。大法は無限大の力を持っているので、きっと私の知恵を啓発してくださいます。また、師父のご加護があるから、もう心配は要らないと信じていました。
専門技術を持つ同修が見つからず、システムのインストールは常人の友人に頼みました。そして明慧ネットから「ゼロから資料点を設立する実用技術手引き」をダウンロードして、書かれた説明に従ってソフトをインストールしたり周辺機器を購入しました。現在ではインターネット閲覧、ダウンロード、プリントアウト、よく使うソフトのインストール、プリンターによく見られる故障の解決などを自力で出来るようになりました。
初めてアンチウィルスソフトをインストールした時は、説明が全て英語で書かれていたため、全く分かりませんでした。インストールがなかなか成功せず、常人の知り合いに頼んでみました。しかし、一向に解決されない為、発正念をして妨害を取り除くことにしました。それでも効き目がなかったので、最後に内に向けて探しました。すると、最初から百パーセント法と師を信じていなかったという抜け穴が浮んできました。問題に直面したらまず常人の考えを持って対処しようしており、自分が大法弟子だということを忘れていました。心の中で、今後は必ず大法弟子らしく正しい念で正しく行えるよう、師父にお許しを願いました。再びソフトをインストールした時の事でした。マウスがどこかをクリックすると、なんと画面には既にインストール済みというメッセージが現れました。一見すると私達がやっているように見えますが、実はどんな細かい事でも師父がやってくださっているのは明らかでした。恩師のご加護がなければ、私は今日のここまで来られないと痛感しています。師父、人間のあらゆる言葉を使い尽くしても師父への感謝の気持ちは言い表すことができません。
大法弟子は師父が法を正される進展に付いて行くようにするだけではなく、地域の大法弟子が一丸となるよう頑張らなければなりません。師父は全体の向上と全体の昇華を要求されています。師父はすべての説法の中で説かれたように、もっと法を学び、更に法を学び、どんなに忙しくても法を学ばなければなりません。グループ学法は師父が定めた修煉の形式であり、真の全体の向上への保障となります。私は何度もグループ学法点を当たって探してみましたが、見つかりませんでした。師父は私の精進する心を見られて、近くに住んでいる年配の同修が、私の自宅まで訪ねて来ることを按排してくださいました。それから年配の同修の自宅で学法チームを結成して、私達は週一回の学法と交流以外に、彼女の自宅でも資料点の花を咲かせました。現在七十歳を超えているこの年配の同修は、インターネット閲覧、ダウンロード、師父の経文、真相資料、真相紙幣、DVDのジャケット、「明慧週刊」のプリントアウトができるようになりました。資料点の同修の負担が軽減され、私達は協力し合って、資料点を大切にし、現在まで小花は元気に咲いています。
(続く)
(明慧ネット第8回中国大陸大法弟子の修煉体験交流会)
(English: http://www.clearwisdom.net/html/articles/2012/1/25/130962.html) 更新日:2012年6月23日