【明慧日本2012年6月22日】河北省唐山市唐海県の公安局国保(国家安全保衛)大隊の副大隊長らは、2012年6月13日午前7時頃、鄭祥星さんと妻・孫素雲さんを押さえつけ、強引にパトカーに引きずり込み、不当に連行した。
鄭さんの妻は、正義ある弁護士と連携して、鄭さんの釈放要求署名を地元住民526人から集めた。しかし、それにより、国保大隊の李富国、公安局の副局長は、鄭さんの家族、連署に参加した住民らに多大な圧力をかけているという。
電化製品を販売していた鄭さんは、法輪功の「真・善・忍」の原則に従って己を律し、自営業の商売では不徳、悪徳などは一切せず、誰もが信頼する良い人だった。鄭さんは電化製品を購入する人に便宜を図るため、壊れたものがあれば、すぐに顧客の自宅に駆けつけて迅速に修理するなど、誠実に商売を行い、顧客を満足させるために力を注いできたため、地元の人々から高く評価されていた。
2012年2月25日朝6時頃、唐海(とうかい)県国保大隊の警官・李富国、唐海県十場派出所の所長などの数人が、鄭さんの店舗にやってきた。2人の女性警官が鄭さんの店のドアを叩き「電動自転車の修理をしたい」などと言って、鄭さんにドアを開けさせた。10数人の警官は一斉に鄭さんの店舗に不法に押し入り、鄭さんの身柄を不当に拘束して家宅捜索を行い、車2台を没収した。
その後、鄭さんの妻は公安局へ行き、夫の状況を尋ねると同時に、それ以前に没収された家財を返すよう要求した。しかし、そのほとんどはすでに着服され、返すどころか、かえって公安局長らに怒鳴られながら、汚い言葉で侮辱され「労働教養処分を加えるぞ」と脅された。
鄭さんは唐海県刑務所で1カ月間、不当拘禁された後、体は皮と骨ばかりに痩せこけ、惨めな姿になった。第10農場、第11農場の地元住民らは、不当連行されて拘禁されている鄭さんのために、526人の連名で訴状を作成し、鄭さんの釈放を呼びかけた。
国保大隊の警官・孫敬森は、1999年7.20から現在まで、法輪功への弾圧政策の下で修煉者の身柄を拘束し、連行・捜索・拷問・恐喝・処分などの不当行為をはたらき、被害者は数百人を超え、法輪功修煉者・劉杏雲さん、李恩英さんなどを迫害致死させた。孫敬森は良心の呵責もなく修煉者への迫害に力を注ぎ、残酷なことで知られている。
孫敬森
(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)