甘粛省の裁判所 大勢の傍聴者が訪れた裁判を無断中止(写真)
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 【明慧日本2012年6月23日】甘粛省金昌市の金川区裁判所は今月13日午後3時、法輪功修煉者・陳旭中さん、余成紅さん、劉志萍さんに対する裁判を予定していた。裁判当日、陳さんの母親と弁護士は、開廷時間前に裁判所に到着した。にもかかわらず、書記係は突然「上層部門の指示で裁判中止となった」と知らせた。また、書記係は「次の開廷時間は別途通知する。今度の傍聴の際には身分証明書を忘れるな」と言って、その場を去った。

 裁判所は、集まって来た大勢の傍聴者に被告人が無実だと知られることを恐れ、事実を無視して不当判決を画策したことを隠蔽しようとした。当日、傍聴者らは午後2時頃から裁判所の前に集まり、中止が通知された後もずっと残っていた。そして午後5時になると、裁判所の中で待機していた金川公安支局の多くの警官らが裁判所から出て来て警備を始めた。

 金昌(きんしょう)市では2012年の中旬まで、多数の法輪功修煉者が各種の迫害に遭った。家宅捜索、強制連行された被害者は7人に上ったという。そのうち、修煉者・王淑申さんは教師で、無断で授業を中止させられるなどで約10万元に上る被害を被った。

甘粛省金昌市金川区裁判所

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2012/6/20/259146.html)     更新日:2012年6月24日
 
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