遼寧省:一族14人が不当連行・家財没収の被害
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 【明慧日本2012年6月23日】遼寧省朝陽県の警察(国家安全保衛大隊長)の趙強は法輪功修煉者・韓明蘭さんの夫、息子、息子の妻を不当に拘禁し、お金を脅し取るために、韓さんの親戚の身柄を拘束した。そして、計14人が莫大な金額をゆすり取られた。韓さんは現在、流浪生活を余儀なくされている。

 先月9日の夜、韓さんの夫・修樹軍さん(法輪功を修煉していない)は人に法輪大法のすばらしさを人々に知ってもらおうと、法輪功の旗をかけたときに、警察に強引に連行され、同県公安局の国保大隊で監禁された。

 翌日、捜査令状もないまま、隊長・趙強は自ら警官らに指示し、韓さんの自宅を家宅捜索させ、二台の乗用車を含めて大量の家財を没収した。釈放された韓さんと息子は、父を帰すよう国保大隊と何度も交渉した結果、5万元の保証金を出せば公安局は釈放すると合意した。しかし、しばらくして、公安局は約束の保証金を10万元まで上げた。さらに、捜査のときに、韓さんの家が大きく、フォークリフトがあり、乗用車もあると見て、その夜、韓さんと息子を再び連行し、親戚から借りていた乗用車さえ没収した。家には7歳の子供しか残されておらず、子供はしばらくの間、親戚の家に住まざるを得なくなった。

 捜査の翌日、息子の部屋の金庫を開くために、警察は再び韓さんの家に戻った。すでに嫁に行った娘を強引に呼び返して、金庫を開くように命令した。娘は泣きながら、「どこまですれば止めますか。お母さんは流離させられ、家族もほぼ全員が逮捕され、人の家庭をつぶすつもりですか」と言い、警察の無理な要求を拒否した。

 警察はさらに行動を起こした。6月13、16日に、隊長・趙強ら警官は蒋中華さん(法輪功修煉者)、韓明賢さんと修煉していない夫、弟の妻・王麗新さん(法輪功修煉者)、妹の韓明文さんと修煉していない夫、息子、劉国華さんと修煉していない夫などの韓さんの親戚と、法輪功修煉者・曹福艶さん、呉桂芝さんを強引に拘禁した。現在の情報によると、計14人が監禁されている。それぞれ数千元から数万元までゆすり取られた後、釈放された。

 現在、韓さんの親戚すべての電話が警察に24時間監視され、嫌がらせされることもよくあるという。さらに、韓さんを見つけないと、全国に指名手配すると脅されている。隊長・趙強は業績を認めてもらうため、すでに上級の省庁などの行政機関に今回の連行、拘禁について報告したという。

(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)
 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2012/6/21/259175.html)     更新日:2012年6月24日
 
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