明慧法会|大法を修め、迫害に負けず後悔しない(一)
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文/中国の大法弟子 

 【明慧日本2012624日】

 一、多病を患い生命の危機 大法に出会い蘇る

 私は1997年に大法の修煉を始めました20年以上にわたって多くの病を患い、人生の前半は言葉にならないほど病気に苦しみました。最も重篤だったのは肝機能の低下でした。肝臓肥大、むくみ、酷い痛みで夜眠れない程でした。拳で肝臓の部分を突きながら寝入ることがよくありました。肺のリンパ結核後遺症のため、少しでも油断すると咳が止まらなくなり、毎年必ず2回程12カ月も発作が続きました。

 更に頭を抱えていたのはリュウマチでした。いつも冷たいものに触れることが出来ず、もちろん冷たい物と生ものは食べられませんでした。薬の副作用で胃や腸が悪化しました。長年にわたって病の苦しみ、心の歪み、夫婦間の不和が原因で、尋常でない苦痛と屈辱に堪えていました。その内に悲観と失望が心の中芽生えて、生きる自信を失ってしまいました。何度も自殺をして命を断とうと思いました。しかし1997年の初め幸運な事に私は法輪大法出会いました。その時から私は救われました。

 修煉を始めてから、私は師父に要求されている通りにきちんと法を学び、心性を向上させ、真面目に煉功を続けて、1カ月経った頃に、私の体に大きな変化が起こりました。かつてガリガリに痩せていた私は体重が467キロらいしかなく、ちょっと強い風が吹くと、飛ばされそうになりました。顔色は黄色が混じったような青で、しかも、顔中皺だらけでした。眼が落ち窪み青灰色でいつも泣いているように見られました。よく人に冗談で「死人に近いような顔だ」と言われました。修煉を始めて以来、段々顔色が良くなり、微笑みも増えて皺も消え、逆に「若くてきれいで気質が良い」と皆に褒められるようになりました。近隣、同僚、友人達は私の変化に驚いていました。皆は口を揃えて「法輪功はあなたを別人に変えた。本当に奇跡だ」と言いました。それをきっかけに、大法の修煉を始める親戚や友人まで現れました。

 二、重圧に負けず、名・利・情を取り除き、正念を保つ

 大法が私の身に奇跡をもたらしたことは、地元で広く知られていました。しかし、それは長く続きませんでした。19997.20から、中国共産党の江沢民は無実の大法に濡れ衣を着せ、大法と師父を誹謗中傷した上、大法弟子に対して残虐な迫害を始めました。突如やってきた暗黒と恐怖で、勤務先と家族は私に大法をやめるように圧力をかけてきました。当時の私には、他の選択肢はないとはっきり分かっていました。最後まで師父について行き、修煉を貫くしかないと決意しました。その揺ぎない一念があったからこそ、今日まで歩んで来ることができました。 

 19997.20に大法と師父が受難されて暫くの間法輪功への迫害は最も暗黒な時期でした。一方、大法弟子が広い範囲で法を守り、大規模に法を実証する活動を行う最も盛んな日々でもありました。私は生死と名・利・情への執着を放下し、各種の困難を克服して、全ての法を実証するチャンスを逃さずに、絶えまなく大法弟子としてなすべき事を続けました。天安門広場で横断幕を広げる時は、1人が大空に向かい、たくさんの中国人数十人の外国人に向かって、大きな声で「法輪大法は正法だ!」と叫びました。居合わせた2人の警備員私のもっていた横断幕を奪い取っただけで、警察は私を止めませんでした。19日後、私は再び煉功を請願するために天安門広場に行きました。座禅を始めたときは、まさに「頂天独尊」という感じでした。警察が私を地元の公安支局に連行しましたが、私は絶対に妥協しませんでした。そして当日の夜に保釈されて自宅に戻る事ができました。

 実際、当時の大法弟子は惜しみなく何もかも捨てていました。2000年のある日、地元では各級の共産党組織が緊急会議を開きました。会議では法輪功について討論が行われた結果「法輪功は素晴らしい。大法弟子は失業、離婚、服役を恐れない。共産党はもうおしまいだ……」と皆の意見が一致したそうです。まさにその通りでした。私は一度も共産党に頭を下げたことがありません。かつて地元の警察に「他人の軒下で…」と言われたことがありました。つまり共産党の権威の範囲内なので、我慢して強い勢力に屈して生きていくしかないということでした。「なぜですか。正々堂々と大法を修煉します。人に見せられないような悪事は一つもしていません。どうして頭を下げなければならないのですか?」と強く言い返しました。そういう気持ちでいる私はずっと前向きで楽観的な印象を周囲に与えていました。

 全ての利益を失い、死別の苦痛に耐えて乗り越える中で、一番深く心に刻まれ、忘れられないのは母親の事でした。もうこれ以上私に利益を失わせないように、私を守る為に母は一度1時間以上も私に跪きました。中国では親を跪かせた子供は寿命が縮まるという言い伝えがあります。母を引っ張り起こしても、起き上がらないので、仕方なく母に「好きなようにしてもらっても構わない。ただ私にではなくて私の師父に跪いていると思っているから。かつて私は体が弱く、お母さんは看病でよく夜眠れない程苦労をしたのに、私は治らなかった。現在、私は大法の修煉を始めて健康な体を取り戻すことができた。普通なら大法への感謝の気持ちで、大法の正しさを訴えなさいと私を支持するはずなのに、お母さんは反対に、私を大法の裏切り者、恩知らず者にさせようとしている。だからお母さんがそのまま跪いても構わないが、私にではなく私の師父に申し訳ないから跪いていると思っていますよ」と本音を語りました。1時間後に母は怒る様子もなく、黙って起き上がりました。母は内心では大法の素晴らしさをよく知っているはずです。目の前で私が利益を失い続けるのを見て、辛い気持ちでいることはよく分かっていました。母はとうとう私を責めませんでした。

 また、母は私が結婚生活を続けられなかった事を大変悲しんで、号泣しました。迫害を受け続けている私が孤立無援で、助けが全くこない現実を見て、母はいつも涙を流していました。長期間の心労が積み重なって、母はついに病気になり、2004年に癌で他界しました。母の死は私に大きなショックを与えました。半月間机に伏せて目を開く元気すらありませんでした。まさに「悲しみに暮れ、残りの人生を捨てて後を追いかねない人もいます」(『転法輪』)と師父の説かれた通りでした。しかしある日突然、自分の今の状態が正しくないと気づきました。私は大法弟子です! 共産党が私を潰すことが出来なかったのに、このまま自己消滅してしまっていいのか? 誰の為に存在しているのか? と自問して目が覚めました。私は重大な使命を背負っているので、立ち直らなければならないと思い直しました。それからすぐ積極的に真相を伝える巨大な流れに身を投じ、人を救う活動に完全復帰するまで、さほど時間はかかりませんでした。

 (続く)

 (明慧ネット第8回中国大陸大法弟子の修煉体験交流会)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2011/11/11/248924.html)
(English: http://www.clearwisdom.net/html/articles/2011/11/16/129506.html)     更新日:2012年6月25日
 
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