湖南省:2人の法輪功修煉者に不当判決
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 【明慧日本2012年6月28日】湖南省湘潭(しょうたん)市に在住の法輪功修煉者・姚建平さんと胡艶さんは先月10日、同市の岳塘区裁判所に懲役7年と3年の実刑判決を言い渡された。これに対し、2人は判決を不服として上訴するという。現在、姚さんと胡さんは湘潭市三角坪留置場に拘禁されている。

 姚さん(55)は2011年8月24日午前9時ごろ、湘潭市610弁公室、国安(国家安全局)、岳塘公安分局、書院路派出所などの警官らにより不法に自宅に侵入され、家宅捜索を受けた。警官らは姚さんの家にあるパソコン3台、書き込み用ドライブ1台、プリンタ10台、カッター機5台、製本機4台、ラミネート機1台、法輪功の真相DVD440枚、法輪功の資料3512枚、USB 3個、ハードディスク1つなどの私物を没収し、姚さんと姚さんの家に訪問している法輪功修煉者・呉顕敏さんの身柄を拘束した。

 警官は姚さんを湘潭県七里鋪留置場に拘禁し、今年1月、姚さんを湘潭市三角坪留置場に移送した。姚さんの家族は数回にわたって面会を求めたが、断られた。姚さんは留置場で心身ともに苦しめられ、数カ月間、断食をして拘禁に抗議した。現在、姚さんは痩せこけて、視力が突然低下した。

 姚さんは深セン無線電気管理委員会から定年退職した。法輪功を修煉してから、姚さんは仕事にいっそう熱心になり、利益において人と争うことなく、いつも穏やかな態度で周りの人と接し、会社の同僚と上司に尊敬され、とても良い人だとと周囲から評判が良かった。家庭でも姚さんは良い妻であり、夫の甥、姪に学費まで提供していた。

 姚さんは周りの人に「私は法輪功修煉者で、『真・善・忍』を修めています。法輪功は私に人を優先することを教えました。ですから、私はすべての人に善を持って接していきたいと思っています」と話したことがある。

 胡さん(48)は湘潭市岳塘区に在住。胡さんは1998年に法輪功の修煉を始めてしばらくして持病が完治した。特に、長期にわたって治療しても治らなかった痔が消え、二度と再発しなかった。

 2011年8月24日午前9時ごろ、警官数人が突然、胡さんの自宅に不法侵入し、胡さんの家にあったパソコンを没収し、胡さんを同市三角坪留置場に拘禁した。

 岳塘区裁判所は姚さんと胡さんの家族に「2012年2月15日、姚と胡に対して裁判所内で開廷する」と通知した。しかし、当日の朝7時ごろ、岳塘区裁判所は突然、2人に対する裁判が裁判所内から湘潭市三角坪留置場に変更し、家族たちの傍聴も許さなかった。

 先月15日、裁判所は姚さんと胡さんの家族に「面接と判決書を取りに来い」と通知をした。姚さんと胡さんは不当判決書を見て、すぐに上訴することを決めたという。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2012/6/10/258744.html)     更新日:2012年6月29日
 
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