ヨーロッパ:観光地で中国人観光客が次々と「三退」表明
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 【明慧日本2012年6月28日】ヨーロッパの観光はこれからシーズンに入る。中国から来る観光客は特に多い。各観光地で、最も目を惹きつけるのは「共産党脱党支援センター」の文字だ。観客は自主的に真相を尋ね、資料を受け取り、パネル資料を読んだり、録画したりしている。みんなで声を揃えた共産党を非難したり、ますます多くの人が脱党するようになった。「私達が脱党に言及すると、誰もがすぐに同意します。認識の壁はもうないです」ねとスタッフは語る。

 観客らはスタッフが持っている資料を目にすると、すぐに求める。観客が多い時、資料はすぐになくなる。その後ろにいる観光客は「まだありますか」と聞き、さらには、地面に置いているかばんを開けて資料を探す観光客もいた。

 スタッフを目にすると「法輪大法は素晴らしい!」と叫ぶ観光客たち

 ある日、バスから30人あまりの観光客が降りた。うち5、6人はスタッフを目にすると「法輪大法は素晴らしい!」と叫んだ。「法輪功について説明してもらっていいですか」と聞く人もおり、そして説明を聞いている間、皆は絶えず頷いていた。また、「本はありますか」と、ある観光客が聞いた。「明慧ネットで無料ダウンロードできます。渡した資料の中に、中共のインタネット規制を突破するソフトのダウンロード方法も書いてあります。簡単でかつ安全です」と、スタッフは答えた。時間が迫ったため、30人あまりの観光客のうち、22人が脱退を表明した。

 脱退した若者たち

 若者たちの団体が向かってきた。中の若い男性は「共産党が嫌いです。まだ党組織に入っていますが、どうすればいいですか」と尋ねた。スタッフは「早く脱退しましょう」と勧めた。若者は「そうですね。(中共が)すごく嫌いです」と話を続けた。「私が脱党の手続きをしましょうか」とスタッフが聞いた。若者は「お願いします!」とスタッフにと頼んだ。他の若者たちも皆「脱党」を表明し、スタッフに仮名を作ってもらい、それから拱手したりお辞儀したりして、嬉しそうにバスに入っていった。

 同行者が互いに脱退を勧める

 ある日、旅行団体の中の1人が、同団の1人の若者を指しながら「彼は共産党メンバーですよ。彼の脱党手続きをしてください」とスタッフに言った。スタッフは「運がいいですね。同行に勧められるなんて。郝運男という名前で脱党声明を発表しましょうか」と聞きました。若者は「OK! そうしましょう。良かった、ありがとう!」と大声で返事した。

 三退」の意味が分かるとすぐに脱退した女性

 バスがまもなく発進する際に、向こうのドアからある観光客が焦って走ってきた。「さっき遅く来たので、あなたの説明がよく分かりませんでした」と、女性観光客がスタッフに言った。スタッフは「天が共産党を滅ぼすので、早めに脱退して平安になりましょう」と説明した。女性は「分かりました。脱党は問題ないですが、私は党員ではありません」と答えた。スタッフは「三退とは、党、団、隊の三つの関連組織から脱退することです。いずれも脱退する必要があります」と説明した。女性は「ええ。私は赤いスカーフをつけたことがあり、共青団にも加入したことがあります。それなら、今すぐに脱退します!」と意思をはっきり表明した。

 「李大師の弟子なら、我々は受け取る、信じる、脱退する」

 年配の観光客3人が向かってきた。スタッフは彼らに資料を配ろうとしたが、その3人は身をかわしたり避けたりして、受け取ろうとしなかった。その中の1人は小さな声で「あなたは李大師の弟子ですか」とスタッフに聞いた。スタッフが「はい、私は法輪功修煉者です」と答えると、その人は「李大師の弟子なら、我々は受け取ります。信じます」とはっきり伝えた。1人は新聞を受け取ってバッグに入れ、帰ってからしっかり読むと言った。また、スタッフから『共産党についての九つの論評』を1冊もらうと、3人とも嬉しそうにしていた。脱党のことを聞くと、「李大師の弟子なら、我々は脱党します!」と言い、3人そろって脱党した。

 「絶対に脱退しない」と断った人が最終的に脱退した

 50〜60代のある男性は脱党を勧められると、「脱退しない」と答えた。スタッフは何度も歩き回っていた彼に会い、何度も彼に勧めましたが、彼は何度も「絶対に脱退しない」と断った。スタッフは「今日何回も会いましたね。こうして見れば、あなたは脱党すべきです。チャンスを逃さないでください」と勧めた。その人は「共産党が悪いと分かっていますが、我々はどうしようもないでしょう」と言った。スタッフは「人間が共産党を治めなければ、天が治めます。天が共産党を滅ぼします」と話した。彼が「私は信じない」と言ったので、スタッフは中国貴州省の「中国共産党亡」という字が自然に刻まれた石について説明し、そして石の写真を見せた。彼は黙った。スタッフは「中共が倒れるのは問題ありません。問題なのは、中共が滅亡する時に、そのメンバーらは皆ついて行かなければならず、党の副葬品になってしまいます」

 その人は夢中になったようにスタッフの話を聞いた。そして「脱退しよう。私は党員です」と、最終的には脱退した。

 爽快に脱退したガイド

 ある日、中国から来た観光団のガイドは、人だかりの観光客の1人に「何をしていますか」と聞いた。その観光客は「脱党を手伝ってくれる」と返事した。ガイドはニコニコして離れようとしたが、スタッフに呼ばれた。「ごらんになった通り、これほど多くの人が興味があり、重大なことだと思いませんか」とスタッフは言った。ガイドは再びニコニコした。スタッフは「先ほど真相を聞きましたね。頷きましたね。チャンスを掴んで脱退しましょう。仮名を作って差し上げます。安導という名前にしましょう。平安に導いてガイドするという意味です、よろしいですか」と勧めた。ガイドは「はい。あなたの良い言葉を頂きます。安導で!」と爽快に脱党した。

 「共産党は毒の源だ!」

 観光客らが一番よく話しているのは、(中国国内の)食べ物、飲み物はすべて偽物で、毒のあるものだということだ。「現在、人の心が悪くなって、『地溝油』などの悪徳商売が氾濫し、互いに害しています」とある観光客が語った。「どうしてそんなに」とスタッフは聞いた。観光客は「共産党が真の犯人です。上の人は大儲け、下の人は小儲け。昔は品質の悪いものを優秀なものとして販売していましたが、現在、はっきりと偽物が正々堂々と登場しており、毒があるかどうか関係ありません。政府の官僚が賄賂をもらえば、偽者や毒物などを無視し、見ていないふりをします。商売の不正を治めるなら、先に官僚の腐敗を治めるべきです」と述べた。また、「上の大物の腐敗を治めず、下の小物だけを引き出して処罰し、庶民を騙すことは、共産党の現在のやり方です。正に大梁が不正なら小梁は歪みます」と言う観光客もいた。

 スタッフは「薄熙来1人だけで海外の銀行に80億元を私的融資し、曾慶紅にも100億元の資産があります。共産党は誰のために働いていますか」と聞いた。皆は「彼らの自分のための権力とお金です。権力を握ってお金を一儲けする。お金を一儲けするチャンスがなくなると、すぐに外国に逃げるのです」と言った。「長々と話しましたが、共産党は毒の源です。我々を酷く害しているのです」と観光客から声が上がった。

 観光客たちはスタッフとこうして話し合い、バスに乗るまでに、彼らは皆「三退」をした。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2012/6/24/259343.html)     更新日:2012年6月29日
 
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