河北省:労働教養所に監禁中の法輪功修煉者が心神喪失
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 【明慧日本2012年7月9日】河北省保定市に住む法輪功修煉者・李二剛さんの妻は、邯鄲労働教養所で今年4月23日から監禁されてきた夫と面会した。精神状態が恍惚として目つきが暗く、「知らない。転向しない。署名しない」と一方的に無表情のままつぶやき、家族の来訪に無反応な夫の様子を見て、施設の中でどれほどの拷問が行われたのかを目の当たりにし、迫害の残酷さに衝撃を受けた。

 李さんは一家の生計の柱で、そのうえ、80代の両親と未成年の子供を扶養していたが、中共当局の弾圧政策のもとで李さんが不当に監禁されてから、妻は少ない収入で何とか一家の生活を維持し、高齢の両親は涙ながらも息子と会えない無念の思いを抱く日々となった。息子は父の帰りを待ち望み続ける中、性格が暗く変わっていった。こうして、この弾圧政策により、「真・善・忍」を信奉する李さんの家庭は崩壊し、残された家族は苦境に陥っている。

 李さんは職場では仕事をよくこなし、同僚に信頼され、家庭では家族と仲良く暮らす親孝行で知られていた。このような良い人がさんざん蹂躙され、人権はもちろん、人身の自由をはく奪されただけでなく、度重なる釈放を求めた妻は無視されたまま、何の罪もなく邯鄲労働教養所で監禁を強いられて続けている。

 李さんの妻は、獄中生活の短い間でやつれて見る影もなくなった夫が、命の危険に晒されているのではないかと大変心配している。

 邯鄲労働教養所は修煉者を拘禁し迫害する邪悪なアジトである。多数の修煉者が収容されたうえ、一部の修煉者が迫害され殺害されたこともあった。以下、同施設で施されている一部の迫害手段を述べる。 

 衡水市に在住の趙占忠さんは、「三書」を拒否したという理由で、主に顔や頭を狙ってスタンガンかゴム製の棒状にした武器で殴る蹴るの暴行を加えられた。

 大名県に在住の郭社韓さんは「法輪大法は素晴らしい」といつも口にしていた。それが罪として問われ、「警官クラブ」という拷問用の部屋へ入れられた。そこで1時間にも及ぶ暴行を続けられた。そして、自力で生活できなくなり、全治1ヶ月の重傷を負った。治療の間、他人と隔離されるよう監視されていた。

 唐山市に在住の張文亮さん(61)は、転向を断固として断った。その張さんに対し、監守らは十字型にじっと動かずに縛ったままスタンガンで電気ショックを加えた。その影響は、胸、前身、わき、腿の裏、生殖器に大けがを負い、全身のほとんどの皮膚にやけどを負った。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2012/7/7/259910.html)
 
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