吉林省:12年拘禁され迫害された法輪功修煉者 家族との面会すら禁止
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 【明慧日本2012717日】吉林省刑務所11監区の面会日である今年629日、刑務所12年間拘禁されている法輪功修煉者・張宏偉さん(40歳過ぎ男性)の家族が張さんに面会に訪れた。しかし、警官は張さんが刑務所で法輪功の創始者の説法を読んだこと、家族が張さんのことを「心配し過ぎていることなど、口実をつけて面会を許可せず、そのうえ家族を脅迫した。

 張さんは吉林省通化市に在住の法輪功修煉者である。2001年、張さんは法輪功の真相資料作成を理由に、北京で警察に不当に身柄を拘束された。張さんは懲役13年の重刑を言い渡され、同年、長春鉄北刑務所に拘禁された。張さんは不当な拘禁に抗議して、53日間断食を行った。

 20023月、張さんは吉林省刑務所に移送された。同刑務所で張さんは25カ月間、独房に拘禁され、「死人ベッド」や殴打、吊るし上げられなどの拷問を加えられた。特に数回にわたって「抻床」と呼ばれる、両手足を縛って体を引き伸ばされ、ベッド上に長時間、宙吊りにされる拷問を受けた。また、張さんは家族との面会も許可されなかった。2004年、さまざまな残酷な拷問を受けた張さんは、危篤状態に陥ったため、ようやく独房から出された。


拷問の実演:「抻床」

 2006年初め、張さんは肺結核、肋膜炎、心臓病、胸水などが発見されたが、刑務所側は治療のための一時出所を許可せず、その上、警官は受刑者に指示し、引き続き暴行を加えた。そのため、張さんの健康状況は著しく悪化した。

 最近、張さんは頭部の検査でも異常が発見され、家族は張さんの一時出所を強く要求した。しかし、刑務所側は張さんが信条を放棄しないことを理由に許可せず、警官は「張をもっと苦しめてやる」とさえ言った。

 6月29日、面会日に家族が刑務所へ行ったが、面会を中止された。その理由を尋ねると、警官は「張は法輪功の経文を読んでいた。現在は共産党の政権下だ。共産党が許さないことを刑務所ではもっと許さない。3カ月間、面会は中止だ。お前ら控訴してみろ。張をいっそう苦しめてやるから」と脅した。

酷刑演示:死人床
拷問の実演:「死人ベッド」

酷刑演示:将两根烟同时点着插入法轮功学员的鼻孔,把嘴捂住。熏呛、窒息极为痛苦
拷問の実演:2本のタバコを同時に両鼻孔に押し込み、口を塞ぐ

 

 現在、張さんと同じ監区に拘禁されている他の4人の法輪功修煉者も面会を許可されなくなった。

 同刑務所はこの数年間、法輪功修煉者を残酷な手段で迫害している。同刑務所で残虐な拷問を受け、刑務所内や出所後死亡した修煉者は少なくとも、20人近くに上っている。身体障害者や精神障害者になった人は更に多いという。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2012/7/15/260247.html)
 
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