河北省:迫害された夫が肝臓病再発 妻は労働教養所に不当拘禁
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 【明慧日本7月19日】河北省滄州(そうしゅう)市の法輪功修煉者・賈(か)召慶さんと妻の韓淑貞さんは今年2月25日、自宅で滄州市の政法委員会(610弁公室を直轄する組織)、610弁公室、国安(国家安全局)、公安局の警官に身柄を拘束され、同市の留置場に拘禁された。15日後、賈さんは留置場で迫害されたため、肝臓病が再発し、腹水の症状が現れた。韓さんは労働教養処分を下され、同省石家荘市にある女子労働教養所に収容された。

 賈さんは滄州市農業学校の講師である。賈さんは仕事に熱心な優秀教師で、学校の果樹園の基地建設の責任者でもある。しかし、1996年、賈さんは重いB型肝炎に伴い、初期の肝硬変が発見された。その後、賈さんは病院の常連になり、何度も数カ月間の入院生活を送っていた。そのため、妻の韓さんは賈さんの看病や家事などをしなければならず、とても忙しくて疲れ果てた。

 病院で賈さんはいろいろな薬を点滴してもらい、費用が6~7万元もかかったが、あまり良くならなかった。医者は「風邪を引かないようにすること。力仕事をしないこと。油っぽいものを食べないこと。定期検査を行うこと」など、賈さんに注意を言った。病気の賈さんは本当に絶望的だった。

 1998年夏、賈さん一家は法輪功と出会った。賈さんは「真・善・忍」の法理に従い、自分を律し、より良い人になるように努力し、学法煉功を行なった。しばらくして、賈さんは健康を取り戻し、元気いっぱいで仕事に取り組むことができた。

 しかし、その1年後の1999年7.20、中共(中国共産党)は法輪功への弾圧を開始した。中共当局は無実の罪を捏造し、マスコミを利用して法輪功を誹謗中傷した。そして、騙された民衆は法輪功と法輪功修煉者を憎むようになった。

 賈さん夫婦は学校の上司、同僚から、近隣の人まで監視された。賈さんは反省文、法輪功を批判する文などを書くことを強いられ、講師の仕事を奪われ、掃除やゴミ捨てなどの仕事をさせられた。さらに、学校側は賈さんに毎月300元しか支給しなかった。老いた両親と子供を扶養するため、賈さんは仕方なく、市場で野菜や花を売って、生活を維持した。

 賈さんは何度も学校側に仕事の回復と、10年来の給料を要求したが、学校側から返事はなかった。生活は苦しかったが、賈さんは倒れなかった。法輪功の修煉で賈さんはますます健康になり、健康診断で、医者は「賈さん、あなたの肝臓は悪くなっていない」と驚いていたという。

 賈さん夫婦はいつも、法輪功を学ぶことで自らが受けた恩恵を人々に教え、法輪功の真相を伝えた。しかし、そのことによって、夫婦は中共当局からさまざまな迫害を受けた。

 2001年5月27日、賈さん夫婦は、法輪功のチラシを配った際、運河公安分局の警官に身柄を拘束され、夫婦別々に市の第1、第2留置場に5カ月ほど拘禁された。

 留置場で賈さんは殴打され、口と鼻から血が流れ、足を蹴られて腫れ上がり、はめられた手錠が手首に食い込んだ。韓さんは4日間「トラの椅子」に縛られ、日光に晒され、野蛮な灌食もされたことがあった。その後、夫婦ともに2年の労働教養処分を下された。

 2003年8月、韓さんは法輪功の真相の内容の手紙を書いたため、再び連行され、唐開平労働教養所に1年間拘禁された。

 2012年2月25日、警官らは2台のクレーン車を使って、賈さんの家の窓ガラスを壊し、不法に賈さんの家に侵入し、賈さん夫婦を連行した。

 賈さんは留置場で迫害されたため腹水になり、お腹が大きく膨らみ、手足も腫れた。その後、賈さんは釈放されたが、韓さんは労働教養所に移送されたという。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2012/6/24/259331.html)
 
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