【明慧日本2012年7月26日】山東省に住む法輪功修煉者・許洪賓さんは2012年3月、警官に自宅で不当に連行され、第2労働教養所に拘禁された。労働教養所で許さんはさまざまな拷問を受け、そのほか毎日、警官に不明薬物の服用を強要されている。薬を服用した許さんは、突然めまいを起こしたり、転んだりし、それに、下痢をして黒縁色の便も出ている。しかし、異変が起きた許さんは警官に睡眠を剥奪され、不明薬物の服用を強要され続けている。
警官は許さんに初めて錠剤を飲むよう強要したとき、許さんは拒否した。そのため、警官は受刑者10数人を使って、許さんの手足を捉み、鼻をつまんで、数錠の薬を強行して飲ませた。それから毎日、警官は許さんに数種類の錠剤を飲むよう強要した。許さんは毎回錠剤を飲んでから、めまい、嘔吐、下痢を発症した。しかし、警官は許さんをトイレにさえ行かせず、風呂に入ることも許さなかった。現在、許さんは手足の力がなく、手足が上がらなくなり、目眩症になっている。
拷問の実演:「大」の字に固定される |
労働教養所で許さんはさまざまな迫害を受けた。ある日、許さんは警官と受刑者の殴打を受けて、その迫害に断食で抗議を行なったが、警官に両腿、両腕を「大」の字に引っ張られ、地面にある4つの鉄の環に手錠で固定された。夏に、許さんは暖炉がある独房に入れられ、暖炉のそばに置かれた。あまりの暑さで許さんは数回も意識不明になってしまった。
ある日、警官は許さんの髪をつかんで、顔に激しく平手打ちをし、殴ったり蹴ったりもした。そのため、許さんの顔は腫れ上がり、目の周りに青あざが出た。
許さんはまた、独房に拘禁され、小さい椅子に朝から夜12時まで座らされたことがあった。
拷問の実演:長時間にわたって小さい椅子に座らされる |
許さんはかつて、法輪功を学んでいるとして、2010年に山東省第1刑務所、2011年に同省第2労働教養所に拘禁されたことがある。
許さんは2010年1月、同省済南市の警官に連行され、1年6カ月の実刑判決を下され、第1刑務所に収容された。刑務所で許さんはひどく殴打され、竹串で爪と肉の間に突き刺され、釘の付いた板で叩かれ、8本のスタンガンで電気ショックを加えられるなどの迫害を受けた。 そして、2011年7月に釈放された。
しかし、許さんは釈放されて2カ月後、自分を経営している会社で警官に連行され、第2労働教養所に送られた。その後、許さんは会社の営業証を取り消され、警官が許さんのオフィスから大量の私有物を没収した。
労働教養所で許さんは毎日、10数時間の重労働を科され、洗脳も行われた。ある日、許さんは警官の要求に従わなかったため、屋外に一晩立たされた。
許さんは「転向」しないため、冷水を浴びさせられたり、鉄の棒で殴られたり、ライターで手足のひらを焼かれたりして、手足にひどいヤケドを負い、歩けなくなった。
許さんはそれらの迫害に断食して抗議した。そのため、許さんは野蛮に灌食された。その後、警官は許さんを病院に拘禁していた。2011年12月、許さんは病院から抜け出たという。