【明慧日本2012年7月26日】イングランド北部の主要都市・リーズ市政府の議員全体大会が今月11日に行われ、イギリスの法輪功修煉者は、会議に出席したリーズ市長と百人近くの市議員、数十人の市政府の高級官僚に対して、中国共産党が法輪功修煉者を迫害している事実を述べ、そしてリーズ議会に、中国共産党による法輪功団体に対する迫害制止を呼びかける声明を発表するように要請した。この提案は議員達の挙手で一致して採択され、順調に次の討論段階に入った。今回の議員全体大会はちょうどロンドンオリンピックの前夜で、中国のオリンピック代表団がリーズで合宿訓練していたため、イギリスの法輪功修煉者がリーズ市議員に中国共産党の法輪功迫害への制止を呼び掛けたことは、現地のメディアの関心を引いた。
イギリスのリーズ市議員大会(資料写真)
リーズ市の全体議員大会は、リーズ市で最も盛大かつ厳かな大会の一つで、1、2カ月に一度行われている。現地の住民は関心のある問題について、5人以内の代表団を構成して、5分間の発言で、百人以上の議員と市政府の官僚に事情を訴えることができ、市の議員はその場で、住民の提出した問題に考慮の余地があり関心を持って討論するべきかどうかについて挙手で採決する、それによって次の討論のプログラムに入る。
法輪功修煉者で構成された代表団は、リーズの現地の3人の英国籍の中国系修煉者と2人の西洋人の修煉者から構成された。メアリーさんは、今回の法輪功団体のスポークスマンとして、会上で政界の要人と議員らに、1999年7.20から中国共産党が法輪功修煉者に対して残酷な迫害を13年間も続けてきた事実を述べた。その中には、中国共産党が法輪功修煉者の人体から、生きたまま臓器を摘出するという残虐な行為も含まれ、そしてリーズの姉妹都市である杭州市で発生した、法輪功修煉者に対する迫害訴訟の実例も披露された。議会は厳正な声明を作成し、中国で発生している法輪功修煉者への迫害を制止することを呼びかけた。
法輪功修煉者の発言は、会場の議員らから極めて大きな関心を呼び、会場の雰囲気は厳かで重々しく、議員全員が集中してメアリーさんの講演を聞いた。メアリーさんの発言が終わった時、会場は長時間の熱烈な拍手につつまれ、そしてこの議題について討論を展開することが挙手により採択された。
今回の議員大会はちょうど、中国のアスリートがリーズに到着してオリンピックの合宿訓練を行った数日後に開催された。以前、現地の法輪功修煉者が議員大会で事情を訴えれば、中国共産党当局の怒りを買うのではないかと心配する議員もいた。これに対して、メアリーさんは、これは実は一つの機会であり、あなた達がリーズ市の歴史を輝かせ、誇らしい歴史の一ページを残すことのできるチャンスだと、手紙の中で返答した。議員らによる緊急の討論と再三の検討を経て、最後には市議会の最高執行長が、法輪功の代表団が会に出席して真相を述べることを受け入れることを決定した。
同時に、7月6日から16日まで、現地の法輪功修煉者はリーズ市中心部の穀類取引センターで、真善忍国際美術展覧を催し、イギリス聖人同業組合リーズの大司教であるヨハン・パーカー氏が絵画展のためにテープカットを行い、多くの議員が観覧するなど、絵画展は大きな反響を巻き起こした。
法輪功修煉者が議員大会で真相を述べたことも、現地のメディアから極めての大きな関心を引き起こした。「ヨークシャー夕刊」「リーズ市民」などの現地のメディアは、次々と法輪功修煉者の市議会での発言および、真善忍国際美術展覧について報道した。