【明慧日本2012年7月31日】黒竜江省に在住の法輪功修煉者・宋春媛さんは、2011年4月に塔河県の国保(国家安全保衛)大隊の警官らに連行された。宋さんが塔河留置場に拘禁されて7ヵ月後、再び懲役4年の不当判決を言い渡され、現在はハルビン女子刑務所に拘禁されている。
7月8日の夜10時、警官らは宋さんの娘・呉丹さんの家へ行き、呉さんに公安局へ来るようにと伝えた。呉さんは「何があればここで言ってください、公安局には行きません」と答えた。警官らはしつこく呉さんを公安局へ誘った。呉さんが従弟に電話をしようとしたところ、警官らに携帯電話と家の鍵を奪われた。
1時間後、警官らは強制的に呉さんを塔河県公安局に連行した。公安局で呉さんは「私は違法なことをしていないのに、どうして私を連行するのですか?」と抗議した。呉さんは何回も公安局を出ようとしたが、警官らに妨げられた。
数人の警官が数時間後に戻ってきた。呉さんはその警官らに家宅捜索に行ったのかと聞いた。警官らは、鍵をかけているどうかを確認しに行ったと答えた。
7月9日の午後、1人の警官が「十八大(中国共産党第18回全国代表大会)が開かれた。司法局の指示により、宋春媛の家族を調査する。宋春媛を転向させることに協力してもらおう。おまえは家で何をしているのか? 誰と交際しているのか? 宋春媛にどんな態度を取っているのか?」と呉さんに聞いた。しかし、警官らは呉さんが言ったとおりにメモを取らず、「私は必ず宋春媛を転向させることに協力する」と書いた。呉さんは7月9日に釈放された。
1999年7.20以来、宋さんは5回も連行されたことがある。呉さんも没収された『転法輪』を取り戻したという理由で、塔河留置場に7日間拘禁されたことがあった。
(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)