山東省:警察が弁護士の出廷、民衆の傍聴を妨害
【明慧日本2012年8月7日】山東省平度市に住む法輪功修煉者・王広偉さんは今年3月14日、家の不当捜索や強制連行に遭い、裁判の手続きを経ずに直ちに平度市留置場へ送り込まれた。当日の夜、警察に革靴で蹴られたり、分厚い本でビンタを食らわされたりした。
無実の王さんはそれから、不法な裁判を開かれるまで拘禁されていたが、7月13日、「邪教組織による国家法律転覆罪」という罪を着せられた。
そのため、人権派弁護士・董前勇さん、蘭志学さんは、地元の住民らに王さんの裁判への傍聴を誘う手紙を送った。しかし、610弁公室は、手紙の送り先と宛先を調査し、傍聴を辞めるよう受信者や送信者、被告人の家族を脅し、「誰か行ってみろ、捕まるぞ」と脅した。
7月27日午後2時、裁判の当日、人権派弁護士及び地元住民らは、当局から脅し・圧力・嫌がらせを続けられたにもかかわらず、それを恐れず法廷に立ち向かった。しかし、当局は開廷にあたり私服警官を含め大勢の警官を動員し、法廷の周りを囲んで警備した。また、裁判所の入り口には多数の警官を配備し、人々の裁判所への出入りを禁止し、民衆の傍聴を妨害するため、「弁護士がもう来ない」など騙した警官さえいた。
(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)