吉林省:吉林市公安局 法輪功修煉者2人と未成年者2人を不当連行
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 【明慧日本2012年8月9日】吉林省吉林市公安局の警官は先月31日、永吉(えいきつ)県口前鎮の実家で両親(90代)の介護をしている法輪功修煉者・郭英傑さん(54)を不当に連行し、郭さんの実家を家宅捜索した。その後、警官らは郭さんの自宅の家宅捜索を行い、郭さんの家の近くで見張りをしていた。 

 当日夕方、郭さんの家を訪ねてきた親戚の曹陽さんと、法輪功修煉者・韓風華さん(57歳女性)の息子・朱柏林さん(法輪功を学んでいない)は待ち伏せをしていた警官らに身柄を拘束された。曹さんと朱さんは未成年者だが、警官は2人に拷問を加えた。

 その日の夜10時頃、5~6人の警官は曹さんと朱さんを連れて韓さんの自宅に行き、韓さんの身柄を拘束して家宅捜索を行った。警官は曹さんの家も家宅捜索をした。

 郭さんは現在、吉林市刑務所に拘禁されているが、韓さんと未成年者2人が行方不明であるため、家族たちはとても心配している。

郭英傑さん

 郭さんは、1999年2月に法輪功の修煉を始め、心身ともに恩恵を受けた。しかし、中共(中国共産党)当局が法輪功に対する弾圧を開始してから、郭さんはいろいろな迫害を受けてきた。

 1999年、郭さんは法輪功への迫害停止を求めて北京に行った。しかし、北京で郭さんは不当に連行され、順義刑務所に拘禁された。その後、地元に戻った郭さんは、地元の刑務所に拘禁されて洗脳された。2000年、郭さんは再び法輪功迫害の停止を求めて北京へ陳情に行ったため、地元の刑務所に3カ月間拘禁された。

 郭さんが法輪功を学んでいるという理由で、勤務先の銀行は2度にわたって停職処分を下した。郭さんは警察に1万元を恐喝されたこともある。

 2004年末、吉林市国保(国家安全保衛)大隊、公安局の警官十数人は郭さんの家に不法侵入し、パソコン、プリンタ、法輪功のチラシ・書籍などを没収し、郭さんを不当に連行した。吉林市第一刑務所に拘禁された郭さんは断食して不法拘禁されたことに抗議し、無罪解放を要求した。

 しかし、その数カ月後、郭さんは懲役6年の不当判決を宣告され、長春市黒嘴子女子刑務所に収容された。

 刑務所で郭さんは拷問を受けた。警官は受刑者を利用して郭さんの手足を紐で縛り、吊るし上げた。吊るし上げられた郭さんが「トイレに行きたい」と要求しても、下ろさなかった。きつく縛られた郭さんは手足に傷を負い、出血して腫れ上がった。

 龍潭(りゅうたん)区缸窑鎮に在住の元中学校教師の韓さんは、法輪功を学んでいるという理由で、かつては2度も洗脳班に拘禁され、労働教養1年を宣告されたことがある。

 2001年9月25日朝6時半、地元の派出所の警官6人が韓さんの家にやって来て、食事中だった韓さんを洗脳班に不当連行した。韓さんは善をもって、警官に「私は法輪功の修煉で病気が完治し、国の医療費を節約できました。法輪功は本当に良い功法です。『真・善・忍』を信奉することは罪になりません」と言った。しかし、警官は韓さんを連行しようとしたが、韓さんは突然、痙攣(けいれん)を起こして倒れた。しばらくして、目を覚ました韓さんは、警官に強制的に連行されたため、体が傷だらけになった。

 2005年、吉林市公営企業工事学校の教師になった韓さんは、法輪功が迫害されている真相を学生に伝えたため、学校側に解雇され、給料も与えられなかった。

 そして、校長に通報された韓さんは、不当に身柄を拘束され、吉林市第3刑務所に拘禁された。その後、韓さんは労働教養1年を宣告されたという。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2012/8/4/261127.html)
 
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