寧夏省:中衛市裁判所が弁護士の出廷を妨害
【明慧日本2012年8月20日】寧夏省の中衛(ちゅうえい)市沙坡頭(さはとう)区裁判所は今月10日、予定していた法輪功修煉者・孫建鋒さん(40代)に対する裁判の開廷時間の変更を口実に、人権派弁護士の出廷及び地元住民の傍聴を妨害した。実際のところ、孫さんの弁護士は弁護を依頼されてから、孫さんの裁判に出廷しないよう中共(中国共産党)当局から大きな圧力をかけられていたという。
孫さんは蘭州市鉄道局に勤務していた。今年3月30日、法輪功修煉者・黄玉霞さんの家に不法侵入してきた警官らに不当に身柄を拘束された。そして孫さんは、同室していた常秀娥さんを含む3人と共に、中衛市公安局で枷をかけられたまま、殴る蹴るの暴行、ビンタを張られる、殴打、拷問などを加えられた。孫さんは釈放されずに拘禁され続けたが、ほかの2人は健康診断の結果が不合格だったことで、迫害から逃れられた。
かつて孫さんは、法輪功をやめないという理由で労働教養を4回も宣告されて拘禁された。施設では、辛い労働や灌食、暴行などを加えられた。独房に監禁された孫さんは、72日間吊るし上げる拷問を加えられて苦しめられた。孫さんは骨と皮ばかりに痩せこけ、やつれ果てて恍惚とした状態が続き、牢屋に戻ってからも状況は好転せず寝たきり状態に陥った。
(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)