【明慧日本2012年8月21日】遼寧省大連市の金州新区に在住の法輪功修煉者・馬端田さん(70代)一家7人は先月6日、金州新区ハルビン路派出所の警官によって連行された。警官は、馬さんと妻・肖桂蘭さん、長女・馬愛兵さんと夫・韓学明、次女・馬愛雄さんと夫、三女・馬愛英さんを連行し、馬さんの家を訪ねていた法輪功修煉者・李芳さんも連行した。
その後、馬さんの家族は馬さんの障害者手帳を持って派出所へ行き、馬さんの釈放を求めたが、警官は「上からの命令で動いただけだ。ここに法律は通じないぞ」と言った。すると、家族は「警察は法律に従うべきか、上司の命令に従うべきか」と問い詰めた。警官は「当然、上司の命令に従う」と答えた。
現在、馬さんと長女の夫は、金州新区の大黒山留置場に拘禁され、馬さんの妻・肖さんと長女の愛兵さんは市姚家留置場に拘禁されている。次女と次女の夫、三女の3人は釈放された。
馬さんは金州区運輸会社の従業員だった。1983年3月、馬さんは交通事故に遭い、両足に障害を負った。しかし、法輪功の修煉を通じて、数年間歩けなかった馬さんは、立つことができた。その後、馬さんは、中共(中国共産党)に無実の罪を着せられた法輪功の真相を人々に伝え、自らが受けた恩恵も伝えた。
そのため、先月6日の朝、外から帰ってきた馬さんは、自宅の前で待ち伏せしていた警官20人に連行され、自宅の鍵を没収された。警官らは馬さんの家に不法侵入し、家にいた肖さんも連行し、家宅捜索を行なった。警官は、馬さんの家にある現金17万元(約200万円)、銀行のキャッシュカード3枚、携帯電話数台、パソコン、プリンタ、法輪功の関連書籍などの私財を没収した。
当日、次女は両親が連行されたことを知って、すぐ実家に駆けつけた。次女が家に入り、数人の警官を見て、「あなたたちは、なぜ勝手に家宅捜索したのか」と責めた途端、警官に地面に押さえ付けられ、手錠をかけられた。
しばらくして、三女も実家に駆けつけたが、手錠をかけられた。
姉妹2人はハルビン路派出所に連れ去られた。派出所で三女は家に帰らせてほしいと要求したが、警官にビンタをくらい、「静かにしろ! お前の一番上の姉夫婦も捕まったぞ。おまえたち家族はそろそろ終わりだ」と脅迫した。
6日の朝、長女夫婦がまだ寝ているとき、ドアを叩かれ、「おまえの車が邪魔だ」という声を聞こえて、起こされた。夫の韓さんは車を移動しようとドアを開けた途端、立っていた人に蹴られた。長女がベランダに車の状況を見に行くと、後ろから来た人たちに引っ張られた。それらの行為を働いたのは警官だった。その後、警官は長女の家に置いてある多額の現金(長女の商売のためのお金)、携帯電話、法輪功の関連書籍、ゲーム機などを没収し、長女夫婦を連行した。
その日、大連市の610弁公室、政法委員会(610弁公室を直轄する組織)、公安局、国保(国家安全保衛)大隊、地方派出所の警官は、大連市、開発区、金州区、瓦房店市、長海県などで、法輪功修煉者70人以上を連行したという。
(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)