河北省:准教授が留置場で迫害され精神異常に
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 【明慧日本2012年8月23日】河北省石家荘市に在住の法輪功修煉者・宋洪水さん(48)と妻の李恵雲さん(48)は1年5カ月前、寧安路派出所の警官に連行され、同市の第2留置場に拘禁された。留置場で宋さんは毎日14時間の重労働を強要され、李さんは奴隷のような労働を拒否したため、警官に長期にわたって手錠で棚につながれていた。李さんは現在、留置場で迫害されたため精神に異常をきたしたという。

 今年の6月21日、同市の新華区裁判所は宋さん夫婦に対して、2回目の裁判を行った。法廷で、弁護士2人は宋さん夫婦の無罪を弁護し、「信仰は法律違法ではない。迫害は罪になる」と言ったが、裁判官らは無言で、何も答えられなかった。しかし、釈放されるべき宋さん夫婦はいまだに拘禁されている。

 宋さんは河北科学技術大学に勤め、1996年11月から法輪功を修煉し始めた。宋さんは法輪功の修煉を通じて、心身ともに元気になり、仕事をいっそう熱心でやって、同僚からも上司からもとても良い評判を得た。しかし、1999年7.20から、中共(中国共産党)当局は法輪功への弾圧を開始したため、10数年来、宋さんはさまざまな迫害を受けてきた。

 李さんは河北科学技術大学の第1期の博士で終了し、同大学に就職した。李さんは学術で多くの賞を獲得したことがあり、准教授になった。しかし、1999年7.20以後、李さんは法輪功を学んでいるとして、夫と同様に給与の停止、行政の除名、洗脳班労働教養所に拘禁されるなどの迫害を受けた。

 2011年3月2日、宋さんは軍械学院に法輪功が迫害されている内容のチラシを配った際、市寧安路派出所の警官に身柄を拘束された。その直後、警官は何の証明も提示しないまま、宋さんの自宅の家宅捜索を行い、家にいた妻の李さんと、宋さんの家を訪ていた数人の身柄を拘束したという。

 李さんはかつて、2回精神病院に拘禁され、強制的に大量の神経抑制の薬物を注射され、数回も意識不明に陥ったことがある。

双手反背铐在椅子上

拷問の実演:手錠をかけられる

酷刑演示:打毒针(注射不明药物)

拷問の実演:薬物を注射される

 1年5カ月間留置場で拷問され、心身ともに苦しめられた李さんは現在、精神障害の症状が現れているという。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2012/8/18/261702.html)
 
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