甘粛省:姉妹が不当判決に直面
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 【明慧日本2012年8月24日】甘粛省の白銀市会寧県に住む法輪功修煉者・陳淑嫻さん(47)、陳潔さん(42)姉妹は6月30日、蘭州市で警官に不当に身柄を拘束され、同市第1留置場に拘禁された。近日中に、市裁判所は姉妹に対して裁判を行う予定だという。

 1999年7.20以降、陳さん姉妹は中共当局からいろいろな迫害を受け、刑務所に拘禁されたことがある。

 淑嫻さんは1999年7月20日、省政府に真相を伝えに行ったため、当局に罰金を科された。

 2001年、淑嫻さんは地元の警官に連行され、城関派出所に拘禁された。派出所の警官は、淑嫻さんの頭を捕まえて壁にぶつけたり、蹴ったりなどの暴力を振るったため、淑嫻さんは一時、意識不明となった。またその後、公安局は淑嫻さんに1年6カ月の労働教養処分を不当に下したが、淑嫻さんは抜け出した。

 2002年8月18日夜、淑嫻さんは銀川市で法輪功の横断幕を掛けていた際、同市公安局の警官に身柄を拘束され、市留置場に拘禁された。留置場で淑嫻さんはひどい拷問を受け、歩けなくなったうえ、重労働を科され、決められた労働をしないと食事も与えられなかった。同年の11月18日、淑嫻さんは銀川市新城区検察院に逮捕状を出された。

 淑嫻さんが留置場に拘禁されている間、彼女の夫は警官らによる圧力に耐えきれず、淑嫻さんと離婚した。

 その後、淑嫻さんは不当に懲役3年6カ月の実行判決を宣告され、銀川市女子刑務所に収容された。

 刑務所で淑嫻さんは重労働を強要され、鼻涙管閉塞症や筋肉萎縮症になってしまった。淑嫻さんは刑務所で1度も家族と面会できなかった。

 2006年2月18日、淑嫻さんは地元の610弁公室の警官により、蘭州市龚家湾洗脳班に移送された。

 2006年の秋、痩せこけた淑嫻さんはやっと実家に帰ることができ、80歳の母と一緒に暮らし始めた。しかし、2007年10月、当局の警官は淑嫻さんの実家の家宅捜索を行い、法輪功の書籍数冊を没収した。

 妹の潔さんは2002年11月、留置場に姉に着替えを持って行った帰りに警官に尾行された。数日後の昼、警官は潔さんの自宅に不法に家宅捜索を行い、多くの真相資料、預金通帳(48800元)を没収した。そして、警官は潔さんを連行し、潔さんを殴打しながら、「蟻を踏むように、お前を死なせることは簡単だ」と脅迫した。

 その後、潔さんは銀川市公安局に拘禁され、自白を強要されたうえ、警官に拷問され、15日間拘禁された。

 2003年12月8日、潔さんは蘭州市国家安全局の警官に連行され、甘粛省安全庁留置場に拘禁された。2005年4月7日、潔さんは不当に3年の実刑判決を言い渡され、省女子刑務所に収容された。潔さんも姉と同様に、釈放されるまで家族との面会を許されなかった。

 今年の4月9日午前、潔さんは十里店派出所の警官に連行され、尋問を受けた。

 今年の6月30日午後5時ごろ、陳さん姉妹と法輪功修煉者・王有江さんの3人は潔さんの自宅で警官に拘束された。陳さん姉妹は蘭州市第1留置場に拘禁され、王さんは蘭州市康泰病院に拘禁されたという。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2012/8/20/261790.html)
 
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