遼寧省:北京の会社の大連支社長 再び不当連行される
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 【明慧日本2012年8月29日】遼寧省大連市の公安局、中山区610弁公室、金州新区派出所などの警官は先月6日、大連市に在住の法輪功修煉者70人以上を一斉に不当連行した。北京断熱材料会社の大連市支社社長・於長順さん(48)も同日に身柄を拘束され、2年の労働教養処分を科されて大連労働教養所に拘禁された。

 於(お)さんの家には介護を必要する老いた父、障害者の弟がいて、娘は大学に合格したが、父が拘禁されたことで学費を払えず、大学へ行くことを断念せざるを得なくなった。

 於さんはかつて、足に重いリウマチ、めまいなどの病気を患っていた。しかし、於さんは法輪功を知って学び始め、しばらくして健康を取り戻した。法輪功の修煉を通じて、於さんは身についた商売の悪い習慣、悪癖を捨て、商売もますます発展した。

 しかし、1999年7.20から、中共(中国共産党)は法輪功への弾圧を開始した。中共当局は法輪功に無実の罪を着せ、法輪功修煉者を迫害し始めた。

 2001年7月、於さんは沈陽市に出張したとき、沈陽610弁公室の警官に身柄を拘束され、所持していた現金1万元を没収された。その後、於さんは3年の労働教養処分を科されて大連労働教養所に拘禁された。教養所で於さんは激しい拷問を受けたため、下半身に障害を負い、自立生活ができなくなった。その後、於さんは本渓労働教養所に移送されたが、本渓労働教養所は障害者の於さんの収容を断った。その後、於さんは再び、大連労働教養所に戻された。於さんが拘禁されている間に、警官は於さんの自宅へ行き、繰り返し於さんの妻を嫌がらせし、「於と離婚しろ。そうすれば、もうここには来ない」と脅迫した。そして仕方がなく、妻は於さんとの離婚の手続きをしたという。

 2006年8月、於さんは大連市開発区湾里郷派出所の警官に連行され、留置場に拘禁された。留置場で於さんは足腰が動けなくなったうえ、留置場側は何の法的手続きもないまま、家族にも知らせず、於さん本人にも知らせず、於さんを担架で大連市労働教養所に移送し、2年間拘禁した。

 2011年6月、大連市金州区中長派出所の警官は再び於さんを連行し、金州三里留置場に拘禁した。その100日後、留置場側は於さんを撫順羅台山荘洗脳班に移送した。

 於さんの長女は2011年の大学受験を受け、優秀な成績で北京の有名な大学に合格したが、父が拘禁されたことで、学費を払えず、入学を辞退しざるを得なかった。今年も、長女は再び大学受験を受け、合格したが、父が再び拘禁され、大学に行けなくなったという。 

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2012/8/24/261935.html)
 
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