広東省:汕頭市の商売人が不当判決に
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 【明慧日本2012年8月29日】広東省汕頭市の裁判所は今年1月12日法輪功修煉者・許道明さん(60代)に対し、罪に関わる何の証拠もなく、1年3ヵ月の不当判決を言い渡した。

 裁判の当日、法廷の場で人権派弁護士は、地元住民らが良い人だと認める許さんの人柄から、法輪功が道徳の向上と健康の回復に良いという実例を取り上げ、法輪功は憲法に守られている一種の信仰でもあり、人々の心身ともによい効果をもたらすと主張した。

 裁判所には傍聴席があるにもかかわらず、警官、居民委員会(中共の末端に連なる住民の自治組織)、610弁公室など当事者とは関わりのない人で席は埋め尽くされ、当事者の家族は2席しか許可されず、それ以外の親戚や友人の傍聴も禁止された。

 かつて、汕頭市金平裁判所は許さんに対して、2回にわたって事実を無視した不公平な裁判を開いた。当時の裁判はいずれも、偽の証拠のもとで開かれた裁判のため、弁護士の反論で裁判長が返答に困った挙句に裁判を続けられなくなり、早々に閉廷し、二審へ送ると宣告した。

 去年8月11日午前、許さんは汕頭市610弁公室の警官らにより、50人以上の体制で自営の店を囲まれ、店内のほとんどが警察で占められていた。そして、店と家を荒らし回られた後、罪の根拠もなく不当に連れ去られた。それ以降、汕頭市鮀浦収容所で拘禁され、今回の不当判決を宣告されるまで1年もの獄中生活を強要されていた。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2012/8/26/262027.html)
 
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