【明慧日本2012年8月30日】湖北省武漢市に在住の法輪功修煉者・劉文平さん(44歳男性)は8月17日、江夏区公安局と国保(国家安全保衛)大隊の警官に自宅で身柄を不当に拘束され、湖北省洗脳班に拘禁された。その後、家族は関係部門に足を運び、劉さんとの面会を何度も求めたが、許可されなかった。
劉さん一家
8月17日午前、劉さんの妻と息子が出勤した後、警官らは劉さんの家に令状の提示もなく侵入し、不当に隅々まで家宅捜索を行い、パソコン、プリンター、携帯電話3台、壁の掛物などを没収し、劉さんを連行した。
劉さんの妻は昼休みに家に帰る途中、近所の人から「ご主人が連行された」と告げられた。妻が家に入って見ると、部屋がひどく荒らされ、そして、一枚の書付けが残されていた。そこには「劉文平の家族へ 劉文平は法輪功を修煉しており、省の法政班(洗脳班)に連行する。2012年8月17日 江夏区610弁公室」と書かれていた。
妻は、夫がふだん仕事で苦労しており、理由もなく連行されたことを思うと、とても悔しくて涙が流れた。
妻はその日、江夏区610弁公室に行き、夫のことを尋ねると、警官は「すでに劉を洗脳班に送った」と言った。
翌日、妻は夫の解放を求めに国保大隊に行ったが、就業時間が過ぎていて、誰もいなかった。
翌々日、妻は610弁公室のリーダー・易礎鈞の家に行き、夫の解放を求めたが、追い帰された。妻が「あなたは私の家に勝手に入ったでしょう。夫は法輪功を学び始めてから、何一つ悪いことをしていません。なぜ夫を逮捕したのですか? 答えてください」と易を問い詰めた。易は答えられず、妻に「今後は、国保大隊に行け」と言い、国保大隊隊長の電話番号を渡した。
20日午前、妻は国保大隊に行き、夫との面会を求めたが、警官は「国は法輪功を許可していない。夫のパソコンに法輪功のものがある。お前が夫と会うことは許さない」と言った。しかし、妻が再三に夫との面会を求めた結果、「省の洗脳班に行け」と言い、洗脳班の住所を教えた。
その後、家族たちは省の洗脳班に行ったが、洗脳班側はどうしても、劉さんとの面会を許さなかった。
(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)