陝西省:高齢者が容赦なく拷問され死亡
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 【明慧日本2012年8月31日】陝西省西安市に住んでいた馬蘊(うん)静さん(74)は、西安市西電会社の職員であった。法輪功を学んでいるという理由で、一連の迫害を受けてきた。2010年9月から、西安市の洗脳班で4カ月にわたる壮絶な拷問を受け、健康の回復が見込めないほど、内臓のほとんどが衰弱に至った。2012年6月18日4時ごろ、治療のかいもなく無念な思いを晴らせないまま亡くなった。

 馬さんは1996年に法輪功を学び始め、心身ともに恩恵を受けた。1999年7.20以降、法輪功が中国共産党により弾圧されて以来、馬さんは中共当局による一連のひどい迫害を加えられ、何度も強制連行された。最初は2002年に繰り返し法輪功が迫害されている真相を伝えるために上京したことで、いずれも逮捕され、前後して4カ月ほど拘禁された。

 2001年、馬さんは理由もなく突然連れ去られ、西安市女子労働教養所へ収容され、1年監禁された。そこで煉功をやめず、転向を拒否したことで、うっ血が顔面の皮膚を染め上げるまで暴行され、後ろ手にして枷をかけられた。

 2002年2月、馬さんは刑期が終わって家に戻ったが、同年10月に大規模な逮捕行動に巻き込まれ、西安市洗脳班へ送り込まれた。そして3ヵ月拘禁された。

 2010年9月1日、馬さんは帰宅途中で突然止められ、何の理由もなく北郊洗脳班へ移送された。この連行事件の前に、610弁公室から「お前を人質にしてやる」と脅されたことがあった。

 一方、2005年7月15日、馬さんの娘・李華さん(50)は法輪功の関連書籍を所持していたと疑われ、勤め先で1日身柄を拘束された。翌日、李さんは蓮湖区収容所へ連れ去られた後、裁判などの法的手続きも経ずに1年の労働教養処分を科された。また2010年8月25日、警察署まで強制連行され、身柄を拘束されていた間、家宅侵入の警察に家を荒らし回られた。10月31日、西安北郊洗脳班へ送り込まれた。

 馬さんの妹・蘊華さん(60)は、法輪功を続けたことで、会社に無断で解雇された。その上、当局の迫害により9年の獄中生活を強いられ、壮絶な迫害を受け苦しめられた。2010年6月29日、家宅捜索を強要された後、迫害を逃れるために放浪生活を余儀なくされた。しかし10月31日、警察に捕まえられ、西安北郊洗脳班へ送り込まれた。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2012/8/26/262010.html)
 
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