福建省:ショウ州市の女性商売人が受けた迫害事実
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 【明慧日本2012年9月7日】福建省ショウ州市に在住の商売人・黄美玲さん(63歳女性)は法輪功の修煉を通じて心身ともに健康になった。遺産を争うことなく親戚に譲り、「誠実で信頼できる」と取引先に評価されていた。しかし、1999年7.20以後、黄さんは法輪功を学んでいるとして、中共(中国共産党)当局に嫌がらせさられたり、連行・拘禁されたりした。

黄美玲さん

 黄さんは砂糖の商売を営んでいる。小さい頃、黄さんは家庭が貧しくて2年しか学校へ通えなかった。家庭を支えるため、黄さんは毎日体力を使う仕事をしなければならず、多くの病気を患った。1996年、黄さんは病気を治すため法輪功を学び始め、その3カ月後に持病が消え、道徳も向上した。

 

 遺産として、黄さん一家には家が残された。しかし、長期にわたって親戚が住み込んでいたため、黄さんの家族は親戚との縁を切ってしまった。黄さんは法輪功を修煉してから、「真・善・忍」に従い、母と弟を説得し、遺産である家を親戚に譲った。すると親戚はたいへん感動し、黄さんの母親に2万元を送った。それから、両家の関係は修復されて元の状態に戻った。

 黄さんは誠実に商売をして信用を守っている。ある日、黄さんは預けていた商品を倉庫から出し切ったが、倉庫の管理人は電話で「残りの商品を全部出してください」と言ってきた。黄さんが「全部出しました」と言うと、管理人はチェックミスだったと気づいた。その後、管理人は黄さんに「本当にありがとうございました。もしあなたが知らないふりをしていたら、私はそれらのものを弁償しなければなりませんでしたね」と感謝の意を伝えてきた。

 ある日、取引先の客が1万元多く支払ったが、確認後、黄さんは全額返金した。そのようなことはしばしばあったが、黄さんは全部客に返し、客からもとても信用を得たという。

 1999年7.20、中共当局は法輪功への弾圧を開始した。その2日後の午後、市公安局の警官は黄さんを公安局に連行し、一晩尋問を行った。

 2001年11月のある日、市国保(国家安全保衛)大隊の私服警官30数人は黄さんの自宅にやって来た。黄さんと母親に「お前ら、違法なことをしているぞ」と言い、家宅捜索を行った。警官は黄さんの娘の勉強用のパソコン、プリンタ、テープレコーダー、法輪功書籍、テープ、12万元が入った預金通帳などの私財を没収した。

 2001年12月3日、黄さんは公安局1科に連行された。鉄の椅子に座らせられ3日間睡眠を許されなかった。その後、黄さんは市婦人教養所(洗脳班)に送られ、40日間拘禁された。

 その後、洗脳班で強制「転向」された黄さんは、「転向」は無効だと声明を発表した。そのため、2002年5月13日、黄さんは通北派出所に15日間拘禁された。

 2003年4月25日の夜12時、警官は突然、黄さんの家に不法侵入した。法輪功の書籍を没収して黄さんを連行し、市南靖県留置場に拘禁した。

 その年の10月22日、黄さんは懲役2年6カ月の不当判決を宣告され、12月に福建省女子刑務所に収容された。

 刑務所で黄さんは重労働、拷問、法輪功への信仰の放棄などを強要された。

 黄さんが拘禁されている間に夫が亡くなってしまったため、家には受験生の娘と重い糖尿病を患っている母親だけが残されていた。母親の世話をする人もおらず、毎日娘のことを思い、娘に会いたいあまりに、病状が悪化した。黄さんが釈放されたとき、すでに母親は、無念を晴らせないまま他界したという。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2012/9/2/262282.html)
 
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