遼寧省：法輪功修煉者の釈放求めた家族と弁護士が妨害される

 

　【明慧日本2012年9月10日】遼寧省丹東市の振興区裁判所は弁護士の出廷を妨害したうえ、今年7月27日、法輪功修煉者・劉品彤さん、張静さん、張迎紅さんの3人に対して裁判を開廷し、裁判官は法廷の場で「上層部門の命令だ」と言って、修煉者3人が受けた不当尋問や金銭恐喝、拷問の実態を無視して不当判決を宣告した。

　この迫害に加担したのは、今年3月3日午後、人々に法輪功の真相を伝えたという理由で修煉者3人を逮捕した、丹東振興区浪頭辺防派出所、東港市新港辺防派出所、前陽辺防派出所などである。さらに4月9日、地元の司法部門は、互いに結託して偽の逮捕状を発行し、検察庁にて偽の証拠と罪名捏造により修煉者3人を起訴した。しかし、弁護士はこの起訴に対して「罪の事実根拠など何もなく罪名捏造による一方的起訴だ」と指摘した。そのうえ、劉さんが書いていた警察の犯罪事実を暴露した手紙も無視された。

　8月6日午前、劉さんの家族は撫順市から丹東振興区裁判所にたどり着き、罪のない劉さんの無罪釈放を求めた。最終的に、裁判官は「上層部門の命令だ。命令を執行するだけだ」と怒鳴りつけ、「絶対、劉に判決を下すぞ」と言って家族を脅した。