【明慧日本2012年9月10日】河北省廊坊市に在住の法輪功修煉者・陸彩霞さん(58歳女性)は今年7月の26日夜7時過ぎ、市公安局広陽支局の警官に尾行され、「中共十八大(中国共産党第十八回全国代表大会)の安全保障」という理由で、身柄を拘束され、廊坊にある洗脳班に拘禁された。
陸さんは廊坊市第8小学校の教師だった。陸さんは1995年に法輪功を学び始め、法輪功の教えの「真・善・忍」に従い、自分を律し、心身ともに元気になり、幸せな家庭を築き、学校でも優秀教師として選ばれた。しかし、1999年7.20に中共は法輪功への弾圧を開始した。そして、陸さんは法輪功を学んでいるとして、嫌がらせ、連行、拘禁された。
7月26日、警官は陸さんを連行し、家族にも通知しなかった。陸さんの夫はいろいろなところを訪ね、やっと陸さんが洗脳班に拘禁されていると分かった。しかし、夫は何度も洗脳班へ妻との面会に行ったが、許されなかった。その後、夫は妻が法律に反しておらず、罪を犯していないのに、不法に拘禁されていることに憤慨し、妻が一日も早く釈放されるように、弁護士に依頼した。
先月13日午後、陸さんの弁護士2人は廊坊の洗脳班を訪ね、陸さんとの面会を求めた。受付の職員が電話で洗脳班の人と話してから、弁護士2人に「ここは人を監禁するだけの場所だ。用事があるなら公安局の人と話せ」と言った。その後、弁護士が公安局を訪ねたとき、広陽支局の警官から「洗脳班で話そう」という電話がかかってきた。
洗脳班の前で、警官は弁護士に「お前ら弁護士は、2004年に国が法輪功を『反華勢力』と決めたのを知らないのか。お前らの立場はどこにあるのか」と脅迫した。弁護士は「我々弁護士が守るものは正義で、法を犯す人を訴え、法律の前で人々は平等です。先ほど国は法輪功を『反華勢力』と決定したと話しましたよね。その書面文書を持ってきてください」と反論した。
先月23日午後、弁護士は廊坊市検察局を訪ね、本案件について説明し、関係者との面会を要求したが、受付人は関係部門に電話し、「あなたが訪ねた人は今日ここにいない」と言った。そして、弁護士は控訴状を関係者に渡すよう求めたが、受付人が受け取らなかったため、仕方がなく弁護士は郵便で出したという。その後、弁護士も数回、警官に電話し、陸さんとの面会を求めたが、警官は「上司に報告する。来週電話で知らせる」と答えた。
陸さんの弟、妹2人、息子とも法輪功を学んでいるが、弟は38歳で迫害され死亡した。妹2人は労働教養所に拘禁され、息子も18歳未満で労働教養所に拘禁されていたという。