北京市の刑務所 弁護士と法輪功修煉者の面会禁止
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 【明慧日本2012年9月10日】北京市に在住の法輪功修煉者・曹東さんは、法輪功を学んでいるという理由で何度も不当に拘禁された。曹さんは1年間の刑期を満了し、昨年9月28日に出所したが今年6月8日、再び不当連行されて労働教養を宣告された。

 人権弁護士は七里渠東城刑務所に、曹さんのサインが必要な上告委任状曹さんに手渡すことを要求したが、拒否された。こうして8月31日、9月3日、9月4日と繰り返し3回も弁護士と当事者の権利を蹂躙されたまま、無罪弁護に必要な上告委任状を曹さんに手渡すことを妨害され続けた。そして、曹さんは8月28日、裁判も経ないまま早々と北京新安男子労働教養所に移送されたという。中共(中国共産党)当局は、弁護士と家族にその実情を隠蔽し、9月7日に曹さんの上告を阻止しようとした。

 9月5日、北京新安男子労働教養所の面会場所で、曹さんは弁護士と家族との面会を許された。しかし、1時間に及ぶ面会は、最後まで監視された状態で終わった。

 2005年5月21日、曹さんはEU議会副議長エドワード・マクミラン・スコット氏と北京で面会した。曹さんは労働教養所で迫害されていた妻の自らの体験を伝え、中共(中国共産党)当局の法輪功に対する迫害、不法尋問、生きた法輪功修煉者から大規模に臓器を摘出し、暴利を貪る真相を暴露した。面会した当日、曹さんは北京国安スパイに不当連行され、懲役5年の不当判決を宣告されて拘禁された。

 一方、曹さんの妻・楊小晶さんも夫を救出しようとしたため、労働教養を何度も宣告されて迫害され、2009年10月1日、無念な思いを晴らせないまま死亡した。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2012/9/7/262517.html)
 
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