【明慧日本2012年9月11日】四川省重慶市万州区に在住の法輪功修煉者・コウ良さん（52歳男性）は今年6月28日昼12時ごろ、友達に会いに行く途中、数人の警官に連行され、紅光派出所に拘禁された。その後、警官はコウさんの元妻の家に行き、家に誰もいない状況で鍵をこじ開けて不法に侵入し、いろいろな私財を没収した。
コウさんはその後、「麻薬中毒回復所」に移送されたが、その4日後、万州公安局はコウさんに労働教養処分1年6カ月を科し、コウさんを労働教養所ではなく、区の精神病院に送った。しかし、警官はコウさんのことを家族に知らせなかった。家族は行方不明のコウさんを探していろいろなところを訪ねたが、近頃やっとコウさんは精神病院に拘禁されていることを知った。
情報によると、精神病院の3階に拘禁されているコウさんは毎日、薬を強引に飲まされ、電気ショックもしばしば加えられているという。
コウさんは万州区製塩工業会社の労働組合の組合長だった。コウさんは優しくて仕事に熱心で、同僚から「頼りになる人」と評価されていた。しかし、当時のコウさんは数種類の病気を患っており、さまざまな治療法を試したが効果はあまりなかった。その後、あるきっかけでコウさんは法輪功と出会い、学んでから、健康を取り戻した。それで、コウさんは法輪功の修煉を続けようと決心した。
しかし、1999年7.20、中共（中国共産党）当局は法輪功への弾圧を開始した。コウさんは法輪功を学んでいるとして、迫害の主な対象とされた。
2000年のある日、コウさんは広場で法輪功の功法を練習したとき、竜宝公安局の警官に連行され、激しく暴力を加えられ、7日間意識不明の状態になった。その後、警官はコウさんを区精神病院に拘禁し、種類類の精神病の治療薬を強制的に飲ませ、記憶を失わせることを企んだ。その薬のせいでコウさんは病院から出たとき、顔が変形し、ぼんやりして痴呆症のようだった。
その後もコウさんは長期にわたって、尾行・監視・恐喝・嫌がらせなどの迫害を受けた。そのため、妻はかなりのショックを受け、仕方がなくコウさんと離婚してしまった。
今回、コウさんは労働教養処分を下され、精神病院に拘禁されたことについて、ある有名な弁護士は「もし精神病なら、刑事責任を問われないので労働教養処分を言い渡せないはずです。もし、精神病でなかったら、なぜ精神病院に送られるのですか」と指摘したという。
（注：法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照）
