困難を克服し、局面を打開して神韻会場を満席にする(一)
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文/アリゾナ州の大法弟子

 【明慧日本2012913日】

 困難を克服して神韻公演を開催する

 去年の年初めに、私達2012年の神韻公演の開催について検討した時、多くの障害に遭遇しました。当時、わずかな学習者だけ積極的に神韻を招致したいと表明しましたが、多数の学習者は賛成しませんでした。この様な結論を下した原因を追及したところ、今はまだ条件が整っていないから、条件がそろってから開催すればいいとの理由でした。

 その後、ほかの地区の学習者との数回の交流を通じて、こちらの学習者は分かるようになりました私達の地域には神韻公演を開催する条件が備わっていますが、多くの困難を乗り越えなければなりません。けれど、皆はこの衆生を救い済度する機会を大切にしなければならず、神韻公演を開催すべきだと認識できました。

 神韻公演の宣伝真剣に取り込んで局面を打開する

 私達の地域の神韻公演の開催が決まって、公演を開催した経験のある地区の協調人達は自ら私たちにアドバイスをして下さいました。しかし、いったいどの方法が私達の地域に合っているのかは、今一つ自信がありませんでした。いくつかの方法を試してみましたが、チケット販売の成績は上がりませんでした。その上、フェニックスはアメリカでもっとも暑い街で、10月に近づいても、昼間の気温はほぼ40℃から45℃もあり、一日販売するチケットの枚数は平均で23枚に留まり、チケットを販売する秘訣を見つけることができませんでした。

 10月の初めに、他の地区から神韻開催に携わった二人の学習者が自分たちの地区で神韻公演の開催を成功させた経験を紹介して下さいました。二人が話した主な二つの方法はポスターを大量に掲載することと主流社会の高級住宅地で神韻を紹介して、印刷物を大量に配ることです。しかし、私たちの市域では、お手伝いに駆けつけてくれた学習者を入れて、開催の準備に参加できる人数は45人しかいませんでしたので、無理がありました。今までの経験から、少なくとも10名から100名の学習者がいる地域なら、この計画を実行できるそうです。しかし、この計画よりいい方法は見つかりません。師父がこの済度する機会を与えてくださったことに応えて、私達は互いに励まし合い、逆境をバネにして、この戦い挑み、勝ち取って見せる決心しました。

 神韻公演を広める全過程、私達は様々な方法を取り入れてみました、ここで特に交流したいのは私の心に大きく触れた二つの事です。

 迅速にポスティングする

 私達は大、小ポスターを数千枚印刷しました。通常、3組(2人一組)でポスティングする方法で計算すると23カ月かかるそうです。しかし、私達は2人しかいません幸運に師父の按排で、ポスティングの達人である修煉者フェニックスに駆けつけてくださいました。私は車の運転手として、この同修付き添いました、彼の担当するポスティング分量以外に、私も少し仕事を手伝いました。地元の2人の同修の手助けだけで、20数日で第一回目のポスティングは計画通り、実行できました。神韻の印刷物はダウンタウンと周辺地区、および南北80マイル、東西55マイルをカバーできました。

 地元の西洋人学習者は、第一回目のポスティング終えたとき、「私の知り合い、ロータリークラブで知り合った友人も含め、皆、口を揃て、神韻ポスターいたるところで見かけたと知らせてくれました」と話しました。またある日、その学習者市場で神韻公演の宣伝をしていると、一人の人が彼に近寄ってきて、「どこ行っても、神韻のDVDとポスターがついて来るのですから、これはチケットを購入せざるを得ないと悟ったのだ」と話しかけてくれたことを私達に教えました。私もポスティングする際によく、神韻のDVDとポスターを目にするすぐにチケットを購入したいと言う人たちに出会いました。

 この過程を振り返って見て、こんな短時間で数千枚の数のチケット販売をこなせたことは、参加した自分自身も信じられませんでした。同修は、これ師父のご加持と同修たちの正念による成果だと言いました。そして、私はポスティングを早くさばける同修は店主あるいは経営者と少し簡単な会話を交わしただけで、許可をもらえることに気付きました。他の同修と比べ、自分の修煉の差が暴露されます。その後、私達は再びポスターを追加印刷して、その分も全部張り出しました。

 神韻公演を広める過程学んだもの

 今回の神韻公演を広める過程において、私は同修からたくさん学びました。どんな欠点があっても、皆、それぞれ神韻公演を広める作用を働くことができることに気付きました。私から見て、精進できていないある一人の同修は、他の同修の応援により、何百人の団体にチケット販売を成功させたのでした。また、もう一人のあまり印象が良くなかった同修は、フェニックスに来てくれて、ショッピングモールのブースでチケット販売のお手伝いをしました。一日中彼女一人で、交代する同修はいませんでしたが、彼女はショッピングモールでのチケット販売をずっと続けて、毎日店じまいの9時半まで頑張っていました。

 これらの話は私の心に深く触れました。精進出来るか否かに関わらず、外見で同修を区別してはならず、身を入れて、自ら神韻を広めることを望んでいれば、必ず役に立てることができると自分に言い聞かせました。普段から同修へのマイナスの観念を捨てて、全ての同修が自分の役割を果たすことができるはずだと、意識して考えました。

 私の地区の同修は少ないうえ、2人の同修は表に出てきませんでした。そのうちの一人の同修は電話しても、メールを送っても返事をもらえず、神韻の公演にも賛成していませんでした。どうしたら、2年近くも表に出てきていないこの2人の同修を呼び出せるか、気がかりでした。表に出ることを期待して、唯一その同修と連絡を取り合っている一人の同修に、一箱の「神韻特集」の小冊子を彼の所に置いてくるように頼みました。後に、彼はついに障害を突破して、神韻チケット販売を手伝うため、表に出てきました。私達の激励と正念の場が彼を動かしたのだと思います。

 もう一人70代の年配の同修がいましたが、彼女に神韻のお手伝いはあまり期待していませんでした。しかし、師父の目的は神韻を広げることを通じて、全て表に出ない同修を呼び出すことだと認識でき、私は車を出して、その同修を乗せて、神韻の資料を配りました。配り始めた時、彼女はよく同じ場所に2回も行って資料を配りました。自分は方向音痴だと話しました。私は比較的地形が簡単な場所を彼女に送り出して、自分の後ろの標識を良く見るようにと教えました。結局、彼女は神韻の資料を配るスピードがとても速くなり、若い学習者より速くなりました。「家に帰ったら疲れて眠れませんでしたが、師父のご加持をお願いしてみました、すると次の日、資料を配っても、身体がずっとふわふわして、全く疲れません」と彼女は教えてくれました。

 表に出てこない状態から、自ら神韻チケットの販売を手伝うようになったこの二人の同修の話から、私は大いに啓発されました。協調人として、修煉と仕事の過程において至らない所があるはずです、自分の執着心のため、無意識の間に同修を怒らせたり、傷つけたりして、同修の意気込みをくじいてしまうことがあります。同修の積極性を推進するために、まず自分の時間を割いて、第一線に駆けつけることです。いくら忙しくて協調する項目が多くても、神韻の協調の仕事に参加することを決めたら、全力で赴かなければなりません。私達の努力が、私達に不満を持つ同修のしこりを解かしてくれます。大量の時間を費やしたり、何人かの協調人も参与したり、交流文を書いて皆を励ましたり、皆とメールでの交流をしなくても、ただ実行して、誰がどうだと議論せず、ただ一つの正念の場を立ち上げます。最終、私達の地区の全ての学習者は全員表に出てきました、脱落した人は一人もいません。

 以前、英語のうまくない学習者は主流社会で神韻を広めることについて、その能力を発揮する事は難しいと思っていました。しかし、人手の足りない私達の地区では、一人ひとりの同修がとても貴重なのです。全員が何らかのしごとを切り回さなければなりません。ある同修は中国国内から出てきたばかりで、簡単な日常会話しかできませんが、強い正念を持って、堂々とした立ち居振る舞いで、ポスティングの仕事にしても、神韻の資料を配るにしても、一分、二分程度で、相手に神韻公演の概況を知らせて、神韻公演の宣伝の許可をもらうことができるのです。

 もう一人の女性同修は英語一言も話せませんでしたが、英語の喋れる息子さんと一緒にチケットの販売を担いました。人と逢う度に、親指を立てて、身ぶり手ぶりで資料を渡して、相手に神韻公演を勧めるのです。「何回か、通りすがりの婦人が自分配った神韻のチラシを見て、感激して涙を流しながら、自分のところへ戻ってきてくれました」と彼女は教えてくれました。師父が『大法弟子は必ず法を勉強しなければならない』の経文の中で、このように私達に説かれました。「本当に素晴らしく行なった学習者がいて、高級住宅地で堂々と相手のところに行って、落ち着いて説明したら、相手は非常に喜んで、あなたを待っているかのようです。」

 毎日朝、出かける前に、皆は必ずお互い忠告し合い、励まし合いました。「私達は資料配りではなく、人を救ってる」と、非常に純正な状態を持たなければなりません。2日間続けてチケットの販売実績が落ちれば、すぐにその日のうちに、家に戻り、皆が集まって交流して、自分を探して、どのような不足が昼間のチケットの販売に影響を及ぼしたのかを反省します。このように絶え間なく自分を正したのでした。

 (続く)

 (2012年ニューヨーク法輪大法修煉体験交流会発表原稿)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2012/5/21/257833.html)
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2012/7/5/134307.html)
 
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