【明慧日本2012年9月14日】黒竜江省女子刑務所は中共(中国共産党)の18大(第18回共産党大会)開催を口実に、法輪功修煉者に対して新たに残酷な迫害を開始した。同刑務所に10年間も拘禁されている法輪功修煉者・孫鳳傑さんはその迫害を受け、わずか1カ月間で20キロも痩せた。
刑務所側は今年7月初めごろ、「転向」しない法輪功修煉者を第九監区に集め、受刑者を利用し、各修煉者に専任の担当者をつけ、迫害を加えさせた。受刑者らは、修煉者に睡眠を許さなかったり、毎日14時間、小さい椅子に座らせたりし、暴力を振るったり、侮辱したりした。
孫さんは法輪功を学んでいるという理由で2002年12月7日、身柄を拘束され、激しい拷問で自白を強要された。その後、懲役13年の不当判決を言い渡され、省の女子刑務所に収容された。
9月7日午前9時ごろ、孫さんの夫は刑務所に孫さんに会いに来た。孫さんの夫は受付で手続きをした後、しばらくして、女性警官に「第九監区の責任者から『面会できない』という電話があった」と言われた。孫さんの夫は「今日は面会日です。なぜ面会できないのですか」と聞くと、女性警官に「第九監区の責任者に聞け」と言われ、相手にされなかった。
やむを得ず、夫は刑務所の責任者に会いに行き、妻との面会を求めたが、「刑務所の610弁公室に聞け」と言われた。夫は610弁公室を訪ね、面会を求めると、警官に「お前が法輪功修煉者でなければ、面会できる。お前の話を聞くと修煉者のようだな」と言われた。
紆余曲折を経て、夫はやっと妻に会うことができた。孫さんは髪がとても長く、半分ぐらいが白髪になり、骨と皮ばかりにやせこけていた。1カ月前とはまるで別人のようで、夫は我慢できなくなり、心の中で泣いた。
面会時間の30分間で、警官は夫婦の会話を2回も中断した。孫さんは「体の調子がとても悪い。この1カ月間で20キロも痩せた。毎月会いに来てほしい」と夫に言った。
家族は現在、激しく痩せた孫さんのことを、非常に心配していているという。