困難を克服し、局面を打開して神韻会場を満席にする(二)
■ 印刷版
 

文/アリゾナ州の大法弟子

 明慧日本2012914日】

 地元の同修の心づくしと黙々とした協力

 神韻公演を広めるために、車が一台必要でした。ある同修が自家用車を提供してくれました。中古車で十分だと思いましたが、同修は「新車の方が燃費がいいし、エンストもないので新車を使って下さい」と言ってくれました。神韻公演を広める5カ月あまりの間、この車は大いに役立ちました。この車の運転手は、学業に忙しい学生さんで、いつも学校で朝の45時まで実験が続いていましたが、昼間は家族を車に乗せて、神韻公演を紹介する小冊子を配り続けました。彼の4人の家族は数万冊の小冊子を配る任務を受け持ちました。もう一組の夫婦は自分たちの地域でチケット販売を促進する手伝いをしました、彼らは合わせて300枚の神韻公演のチケット販売に成功しました。

 また、もう一組の夫婦は私達の地区のロータリークラブ及び他のクラブと地域団体へ神韻公演を宣伝する仕事を受け持つと同時に、7月から毎週、神韻公演を上演する予定の劇場に行き、発正念を続けました。

 チケット販売のピークの時期、電話の受付が間に合わず、ある夫婦は自分たちの大学生の子供(同修)に電話の受付をさせ、自分達はチケットの管理をして、連日深夜まで頑張りました。

 全ての同修が自分の得意分野で黙々と全体に協力しました。協調人が指定した仕事、あるいは同修の誰かが出したよい案でさえあれば、皆は無条件に協力し、その仕事をやり遂げました。

 全身全霊で神韻公演を広める

 ある同修は、こちらの同修の数が少ない事情を知り、手伝いに来る前に計画を立て、フェニックスで神韻のポスターが貼れそうな全てのルートを地図で調べてプリントしました。彼が私の前でこの地図を広げた時に、私は本当に驚きました。私達が作成したものよりずっと完璧でした。このことから、自分の修煉状態と仕事への心配りは、よく出来た同修と比べればその差が大きいと認識しました。

 よそから手伝いに来た同修は主に住宅を軒並み訪ねて、神韻公演の小冊子を配りました。彼女は帰宅した時歩けないほど足が痛みましたが、次の日も痛みをこらえながら小冊子を配りました。彼女は「もしこの仕事が常人の仕事なら、とっくにやめています。けれど、今は人を救っているのだから頑張らなければなりません」と話しました。彼女は足の痛みに1カ月耐えていたら足の痛みが消えてしまいました。

 よそから来た同修と地元の同修の努力により、私達は想像もしたことのない多くの仕事をこなすことができました。これは正に互いに協力し合えば、一つになれるということです。さらに、師父のご加持の下で、全ての人の能力が10倍程拡大されたのでした。ここで、特にフェニックスへ神韻公演の手伝いに駆け付けてくれた同修に感謝します。

 全てが師父のご加持の下にある

 神韻公演を行なう全過程を思い起こせば、私はすべてが師父のご加持の下にあり、私達のやり遂げた効果が拡大されたと切実に感じました。自分達が動き出した時に、よその同修も自然手伝いに来ました。

 私自身も師父加持された経験があります。神韻公演の小冊子を配る仕事は体力の消耗が大きく、足の痛みや、疲労として現れてきます。しかし、神が人を救ってることを思うとき、私は歩けば歩くほど速くなり、小走りさえ出来るのでした。そういう時、『真相を講じて、人を救うことを急ごう』の曲が耳元でこだまして、私の足取りはさらに軽く、速く、ある巨大な慈悲のエネルギーに包まれ、涙が溢れてくるのでした。難儀に遭遇した時も、神韻公演の宣伝に外へ出かければ、心身共に軽やかになり、如何なるマイナスの考えも消えてしまうのでした。

 正直なところ、前半の入場率がどれほどかは全く掴めませんでした。神韻公演を満席にさせることが私の夢でした。チケットを販売する過程において、縁のある衆生はずっと私を励ましてくれました。後に私は自信に満ち、もう心配したりくよくよしたりしなくなり、頭も明晰になりました。なぜならば、師父はすでに縁のある衆生を按排して下さったのです、私達はただ使者のようなもので、神韻という福音を衆生の所に届けるだけなのです。私が販売した団体チケットと個人名義のチケットは、ほとんどのお客さんが神韻の精巧な画像を観てから下した決断でした。

 トラブルの中から自分の不足点を見つける

 よそから来た同修は、私達の地区に学習者が少ないので、トラブルも少なく、協調し易いのではないかと私に話しました。実は、私達は修煉者である限り、執着心がまだ残っており、トラブルは様々な形を通じて現れます。学習者の数は関係ありません。

 今回の神韻公演の開催準備をする間、私たちはどの方法を採用するかについて、2回ほど心性の関に遭遇しました。当時は自分の考えが最も適切で、行き届いており、会場が満席かどうかに影響を及ぼす方法だと思いました。他の協調人が私の提案を否定しようとした時に、私は非常に焦り、辛かったのでした。神韻公演を宣伝する過程で、私は常に大なり小なりの困難に遭ってきましたが、どれも妨害されたことはなかったのに、いま協調人の意見の不一致のため、妨害が生じて内心は焦る一方でした。しかし、他の空間で良くない物質が生じてしまうので、マイナスの考えを持ってはいけない、衆生の救い済度に影響を及ぼしてはいけないと認識しました。

 私の提案は一度は否定され、一度は採用されました。今話したのは、ただ単に誰が正しかったか言いたいのではなく、自分の「良い提案、よいアイディア」に執着した人心が動かされたことでした。この心性の試練を経て、一つの厳粛な事を考えさせられました。どうすれば、全身全霊で神韻公演を広める(あるいは他の真相を伝えるとき)と同時に、自分の考えに執着しないで、協調して全体で円融出来るのか。このことはこれからの私にとって、高めなければならない一面です。真に自分の心性を向上させてから初めて、うまく協調し合うことができます。

 夢を現実にする

 やっと、「神韻会場を満席にする」夢が実現できました。神韻公演を行なう自信を持てなかった状態から、全ての同修が全力を出して協力し合い、最後に、神韻公演が円満に終わるまでの過程は、私に「弟子の正念が足りれば、師は回天の力有り」(『洪吟二』「師徒の恩」)を体得させてくれたのです。

 神韻公演終了後、師父が夢の中で神韻公演の影響力はまだ足りず、師父の要求に達してないことを認識させてくださいました。常人の有名な公演は、広告を出すだけで観客がすぐ集まりますので、神韻公演も一日も早くこのようになってほしいのです、私達はまだ努力し続けなければなりません。

 以上は神韻公演を広める過程においての私個人の少しの体得です、足りないところがあれば、同修の慈悲なるご叱正をお願いします。

 (完)

 (2012年ニューヨーク法輪大法修煉体験交流会発表原稿)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2012/5/21/257833.html)
 
関連文章