明慧法会|執着が少ければ正念が出てくる(一)
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文/四川省の大法弟子 子帰

 【明慧日本2012923日】尊敬なる師父、こんにちは! 同修の皆さん、こんにちは!

 年に一回の大陸大法弟子のネット法会は今回で第8回になりました。以前私はいつも自分が良く修めることができず、三つのことも精進してやっていないからと思い、ほかの同修と比べてあまりにも悪いので、自分のことを書く価値はないと思っていましたが、最近、学法を通して同修の交流文章を見て、私は突然一つのことを悟りました。この宇宙で法が正されている特殊な時期に、ネット法会は師父が大陸の弟子に残された特殊な修煉形式だと思います。これは師父が認められていることなのに、私は積極的に参加しないだけでなく、言い訳を使って避けていることは師父と法を信じているのでしょうか。私はまだ師父の弟子と言えるのでしょうか。

 そのほかに、自分の内に向て探してみると、私が何度もネットで法会に参加しなかった根本的な原因はたくさんの執着心があったからでした。例えば、同修と体験を分かち合いたいのですが、文章を書くのに時間が掛かるので、自分の学法や煉功に影響することを心配する自己中心的な心、文章を書くには頭を使わなければならないという怠け心、良く書けなかったら掲載されず、審査を担当する同修にレベルが低いと言われるかもしれないという虚栄心などの執着がありました。執着心を見つけたからこそ、必ず取り除こうと決め、法会に参加することを妨害するそれらの悪いものを取り除こうと思いました。私は自分が修煉する過程で深く体験した三つのことを書いて、師父に報告させていただき、同修と交流したいと思います。

 怖いと思わないときの一念は正念である

 19997.20以後、どこに行っても邪悪の嘘が充満し、迫害はますますひどくなりました。最初のころ、職場の上司は私に「煉功しない、請願しない」という保証書を書き、身分証明書も出してくださいと言いました。私は煉功と請願をしないとは書かずに、ただ「国家の法律に従い、会社の制度や規則を守り、国と人民に悪いことをしない」というような内容の保証書を書きました(実は書くべきではありませんした)もちろん、身分証明書は出しませんでした。2001年の年末ごろ、夫が帰ってきて「書記の○○からの知らせで、親会社が○○市で転向班を開くので、うちの職場で法輪功を学んだ人は皆参加しなければならないそうだ。転向すれば帰ることができるよ」と私に伝えました。

 その当時の私の大法に対する認識は感性的なもので、法に基づいて理性的に問題を考えたことはなく、正念を持つことも考えていませんでした。私は強気に「私は何の法律にも違反していないのに、どうして転向しなければならないの? 私は行きません」と答えました。夫は「行かなければクビにされるよ」と言いました。私は「そんなばかな! 私は修煉して体がよくなり、道徳も高くなりました。国の法律にも違反していないし、会社の規則や制度に従っているのに、誰が私をクビにすることができますか」と言いました。

 その時私は何も考えず、少しも怖くありませんでした。この一念を持っただけで(当時は多少の常人の争う心があったかもしれません)、職場の上司は誰も私を呼ばず、転向班に行く話は起こりませんでした。その後、師父が引き続いて発表された経文や説法を読んで、この全ては旧勢力が私を試練し、私の心がどう動くかを見ていたのだとわかりました。今から思うとそれは正念ですが、師父は弟子のために困難を解決してくださったのです。この一念こそ、旧勢力の按排を否定することができ、この一念こそ邪悪の迫害を阻止することができたのです。

 執着を放下して、家庭の環境を正す

 私は1996年末に修煉を始めました。19997.20の前には、夫は私修煉支えてくれ、大法はすばらしいと認めていました。しかし、19997.20以後、邪悪が大法を弾圧し始めてから、彼は邪悪の嘘に影響されて、大法を疑問視すようになりました。完全に私の修煉に反対はしませんでしたが、私を外に行かせず、同修と連絡を取らせませんでした。夫は職場の中層幹部(中間管理者)でした。多くの人は私が煉功していることを知っており、私が煉功することが彼に影響するのではと心配していました。当時は会社からの圧力が強く、大法弟子が集まることや請願することが会社に悪い影響があると心配していたのです。私は修煉をやめると言わず、身分証明書も出さなかったので、上司は夫に「妻をしっかり管理しなければ昇進に影響する」とプレッシャーをかけました。

 このような状況ではありましたが、私は夫に隠れて23人の同修と交流していました。その後、省の同修が少し真相資料を送ってきたので、それを見終えてから、その資料を近所の住民に転送しました。これは私たちが始めて世の人々に真相を伝えたことでした。その時は真相を伝える深い意味が分かりませんでしたが、世の人々に法輪功とは一体どういうものかを伝えたいだけで、いつも毎週の真相資料を期待していました。その後、同修がパソコンとプリンタなどを買って、省の同修の助けで資料点を作りました。私もよくその同修の家に行き、皆と一緒に資料を作りました。その後、その夫婦の同修の助けで、私もプリンタなどの設備を買って自分で資料を作り始めました。

 その前後の2年ぐらいは、同修の家に資料を取りに行ったり、チラシを配ったり、自分の家で資料を作ったりすることは全部夫に隠れてやっていました。彼がいないときしかしませんでした。たまに私が資料を作っているときに、夫がちょうど帰ってきたときは、見つかることを心配し、まるで自分が何か悪い事をしているようでした。一度、私が資料を作り終えて、まだ片づけ終えていないとき、夫が家に帰ってきました。彼はパソコンやプリンタ、紙きりナイフ、ラミネーター、インクやできた資料などを全部ベッドに置いたままの様子を見て、私をひどく罵ってきました。「お前は死にたいのか? ますます外れてきた。俺のパソコンで(ノートパソコンは職場から彼に配られたもので、彼は家であまり使わないため、私が資料を作るパソコンになりました)、これらのものを作るなんて…」と言いながら、できた資料を取ろうとしました。幸いに私は彼より早く取り込んだので、資料は破られなかったのです。私は夫を慰めながら急いで資料と設備を片付けました。

 その晩、私はこのことを長く考えていました。真相資料を作らなければならないと思って、いつも夫に隠していましたが、「一日を逃げても十五日は逃げられない」という諺もあります。私は何も悪い事をしておらず、資料を作るのは世の人々に大法の本当の情況を伝えたいだけなのです。私は彼に相談して、資料を作ることに同意を求めようと決めました。(当時は、正念を持つことも全く考えず、完全に人の情で彼に勧めようとしていました)。そして翌日私は夫に「私は週に一回だけ真相資料を作りたいの。量も少ないし大丈夫よ」と言いました。夫はこの話を聞くと大変怒り出し「お前は幸せを大切にしない。この家を壊すまで止めらないのか。俺はちょうど管理者になったばかりだ。他人は夫が何を言っても妻はいつも後ろに着いてくるというのに、君はかえって私に反対することをやっている。何をやってもいいが、どうして政府が許さないことをしなければならないのか! これは卵を石に投げるようなものではないのか。君を家で修煉させてあげるだけで十分やさしいのだから、君がこれ以上やっていくなら…私たちは離婚だ……」と叫びました。

 私は夫が止まらずに罵ったことで目が覚めたのかもしれません。私がそのとたんに悟ったのは「私は真善忍という宇宙の大法を修めている正々堂々とした大法弟子であり、悪事はしていませんでした。今日大法が迫害されて、師父は不当な扱いを受けられました。私たちが資料を作って世の人に真相を分からせることのどこが間違っているでしょうか。法を実証し、真相を伝え人々を救い済度することは、大法が弾圧された初期に、師父が弟子に指導してくださった道でした。どうして私は間違っことをやっているかのように資料を作ることの同意を夫に求めるのかと思いました。

 私はすぐに毅然とした態度で穏やかに夫に言いました。「あなたが同意しなくても私はやはり資料を作らなければなりません。しかも毎週やります。大法を修煉してこの数年来、私と子供の体の変化はあなたもよく分かっていて、あなたもたくさん受益しました。泣き面に蜂のようなことをしないでほしいのです。もし自分の役職を心配したとしても、あなたのものなら失うことはありません。もしあなたの昇進に影響することを心配して離婚したいのなら、自分で決めなさい」と私が言い終えたところで、夫の態度は180度変わって、ニコニコしながら「私は君のことを心配しているのだ。君が連行されるのが怖いのだ。大法は素晴らしいのは分かるよ。でも今の環境はこんなに厳しい…」と言いました。私はすぐに彼の話に沿いながら「大丈夫だから」と彼を慰めて、それに真相資料を見せ、迫害が間違っていることを世の人々は知る権利があると私は説明しました。それから、夫はもう私が家で資料を作ることを妨害しなくなりました。

 このことを通して私が悟ったのは「執着を放下すれば、正念は自然に出てくる」ということでした。私は夫の役職や離婚の脅しに執着せず、頭に多くのことを考えず、ただ「私はどうしても真相資料を作らなければならない」という一念を持ったので、この一念で正念の効果がでたのです。正念の力で夫の後ろで真相資作りを妨害しコントロールしていた邪悪を滅することができ、彼のはっきりわかっている一面を目覚めさせました。

 2003年から今まで、私は正々堂々と家で真相資料を作ることができるようになり、夫はほとんど妨害しませんでした。また敏感日」になると、彼は私に「気をつけてね」と言ってくれました(もちろん、私たちは敏感日というものは認めませんでした)。その期間に、このようなことが繰り返すこともありましたが、私はまず正念を発して、彼を後ろでコントロールして資料作りを妨害する邪悪を滅すると同時に、自分に何の執着が出てきたのかを探しました。一度、私は自分が大法の仕事をする強い心があったことを発見しました。やるべき家事をやらず、夫に対する気遣いが足りませんでした。このことを発見して私はすぐ改めました。その後、私はほとんど全ての家事をやり、できるだけ時間を使って夫と交流して、彼に真相資料を見せたり、一緒に新唐人テレビを見たりしました。だんだんと彼も大法が迫害された真相と大法弟子はどうして世の人に真相を伝えるのかが分かるようになりました。先日、彼は車を運転して喜んで私を送り同修の所へ資料を届けました。

 (続く)

 (第8回明慧ネット中国大陸大法弟子の修煉体験交流会)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2011/11/16/249162.html)
(English: http://www.clearwisdom.net/html/articles/2011/11/19/129574.html)
 
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