明慧法会|知能障害の子供に真相を伝える
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文/河北省の大法弟子

 【明慧日本2012年10月3日】尊敬なる師父、こんにちは! 同修の皆さん、こんにちは!

  修煉は最後の最後まできましたが、いかにこの限られた時間を順調に歩んでいくかについて、私が体験したのは、多く法を勉強し、しっかり勉強して、着実に 「三つのこと」を行うほかありません。今日、私はいかに障害のある生徒に真相を伝えるかについて、自分の体験を皆さんと分かち合いたいと思います。

 一、師父が按排された道を歩む

  私は教師の仕事について30年余り過ぎました。私はずっと中学校で数学を教えており、ほぼ毎年クラスを担任しています。大法の修煉に入ってから、私はいっそう厳しく自分を律し、慈悲を持って周囲の人と接し、長年の仕事の実績もみんなに認められているので、私が真相を伝える効果はとても良いのです。知人友人、学校の管理層、同僚、生徒とその保護者、みんなが私をとても尊重して、私の言うことにたとえ賛同しなくても、良い態度で私と接してくれます。数年間、彼らは皆「三退」をして、中には大法の修煉を始める人もいました。新人がこの学校に就任したら、私は素早く彼に「三退」を勧め、毎年一人も漏れることなく新人全員 に「三退」をさせています。私のクラスの生徒はもちろん、他のクラスの生徒も全員、私は「三退」をさせました。毎年、私は学生名簿をチェックして、一人も漏らしません。

 様々な理由から、当校は今年の後半に新入生を募集しないことになりました。在学の生徒全員は真相が分かって「三退」をしましたが、新しい生徒が入らないと、学校で私はどのように衆生を救うのでしょうか?

  その一念があったことで、ある日、校長は私に他校に異動する話を持ちかけてきました。県の「特殊教育学校」にまだ教師が足りないため、当校から教師が一人そこに異動する予定です。校内に泊まらないといけないので、多くの教師は拒んでいます。私は根気が良く、生徒たちにも優しいので、校長は私を選ぶことを良い人選だと考えています。

 修煉の道に偶然なことはきっとないでしょう。「特殊教育学校」で真相を伝える人はまだいないので、そこに私の救うべき衆生がいると思います。今度の異動はきっと師父が按排してくださった機会なので、必ずしっかりやり遂げようと私は決心しました。

 二、すべての観念を放下して、救い済度を速める

 私は「特殊教育学校」に出勤して、仕事の内容も決められました。毎月6日間「特殊教育学校」に出勤し、手伝いに来た保護者のAさんと一緒に20数人の生徒を管理して、夜、生徒たちと一緒に寮に泊まります。

  20数人の10歳~18歳の生徒は全員、知能障害または耳と口が不自由な障害者です。彼らは自分の年齢も言えず、何回教えても覚えられなかったり、温度に無頓着で気候の変化によって服を加減することができなかったり、教えたばかりの文字や算数をすぐ忘れたり、食事をする時はお腹がいっぱいになっても、人の真似をして食べ物を何回も求めたりします。とても大変な状況ですが、修煉者の私は、そう簡単に思いません。幸い2、3人の生徒は私の言ったことを大体理解できます。

  どのように彼らに真相を伝えればよいか、最初私はとても困惑しました。彼らの頭はとても単純で、場所をわきまえずに聞いたことを全部話してしまう恐れがあり、秘密を守る意識をまったく持っていません。しかし、どんなに難しくても、彼らに救われる機会を与えなければなりません。慈悲なる師父が私をここに按排されましたので、私は全力を尽くしてしっかりと行わないといけません。

  そこで、私は学法の時間を増やして、法に照らして自分の執着を探してみました。結局、自分の最大の執着である恐れる心を発見しました。何を恐れるのでしょ うか? 生徒の保護者からの告発を恐れています。今まで知力が健全な生徒に長年真相を伝えてきて、一度も告発されたことはありませんが、障害者の生徒たちがどんなことをするか、まったく予測できません。師父は『精進要旨二』の「妨害を排除せよ」で「法は一切の執着を打破することができ、一切の邪悪を打破す ることができ、一切の虚言を排除することができ、法は正念を固めることができるのです」と説かれました。その「恐れる心」は私心であり、真相を伝えることを阻む悪い物質だと分かり、私はそれを取り除く正念を発しました。

  そして、私は生徒たちに対しても長時間発正念をして、彼らが救われることを阻む邪悪な生命を一掃しました。まず、私は保護者のAさんに真相を伝え、彼女は嬉しそうに「私は法理が分かっています。時々『転法輪』も読みますが、大法に恥をかかせないために、まだ煉功をしていないだけです。私の2人の子供は知能障害者で、大法がなければ、今の私は死んでいるか、街をさまよう狂人になったかもしれません。大法が私を救ったのです」と話しました。早く正式に大法の修煉に入って、私と一緒に精進して多くの人を救いましょうと、私は彼女を励ましました。

  本当に師父が教えてくださった通りに、師父はすべての準備をしてくださり、弟子は正念を持って行動だけすれば良いのです。その後、私とAさんはとてもよ く協力できました。私たちは本心から子供達を愛して、彼らの布団の整理、部屋の掃除をするほかに、自費で子供たちにおもちゃ、キャンディなどを買います。 私は子供たちを嫌だと思ったことが一度もなく、根気良く彼らに生活の技能を教えて、よくできた子供を褒めてあげ、励ましています。子供たちもすぐ私を慕って、当番の日に出勤すると、子供達はすぐ私を囲んできます。私がどこに行っても彼らは後を追ってきて、とても可愛いのです。この子たちは家の中で家族に嫌われ、両親は面倒を見きれずに彼らを祖父母に押し付けます。優しくしてあげれば、彼らは内心で分かるのです。『転法輪』に「この世では薄のろでも来世で は薄のろではなくなります。元神が薄のろではないのです」と言っています。

  また、師父は『各地での説法五・二〇〇五年マンハッタン国際法会での説法』で、「衆生を救い済度するとき、己を修めることを忘れないでください」「もし自分を良く修めることができなければ、威徳はありません。話したことも法に基づいておらず、衆生を救い済度することは全く論外のことです。話したことに 威徳と威力がなければ、作用を果たさず、邪悪に隙に乗じられることもあります」と、弟子たちを戒められました。

  最初、私は子供たちに神伝文化、善悪の応報にまつわる物語を分かりやすく教えてあげます。また、子供達は中国の伝統文化を教える『悠遊字在』のアニメを見 ることが大好きです。それからだんだんと私は子供たちに大法の真相を伝えて、明慧ネットのラジオ番組、大法の歌を聞かせて、神韻公演のDVDを見せます。見る時に、子供達はあれこれと質問して、私に会うたびに「先生、いつDVDを見るのですか」と尋ねます。だんだんと彼らが大法に対して初歩的な理解を得たので、私は彼らに「法輪大法は素晴らしい、真善忍は素晴らしい」と教えましたが、何回教えても覚えられません。しかし、私は決して諦めませんでした。

  先日、ある16歳の脳麻痺の男子生徒が入学しました。彼は話をする時に口を大きく開くので、最初、私は彼の言葉がまったく分かりませんでした。彼は片腕をずっと背中に回し、片方はずっと胸元にくっ付けていて、食べる時に手を使わず、口で食べ、何をするのも足を使います。生活の面倒を見るほかに、私はよく彼に「法輪大法は素晴らしい、真善忍は素晴らしい」と言うように促します。そして、よく彼の腕をとってゆっくりと伸ばさせ、「腕はあなたの体の一部なので、あなたの言うことを聞かなければならないのです。あなたが伸ばそうと思うと、腕は伸びないといけないのです」と言い聞かせます。彼も私に腕を伸ばされることが好きなようです。ある日、彼にもっと深く大法の真相を言った後、「あなたは、大法を修煉したいですか」と何度も聞いたのですが、彼はそのたびに喜んで「したい」 と答えました。今度、彼に師父の説法の録音を聞いてもらってから、煉功の動作を教えようと思っています。

  この間、私はAさんと一緒に生徒たちに「三退」を勧めましたが、とても大変でした。どんなに説明しても、依然として共産党の少年隊が良いと言う生徒もいま す。私たちの話を聞いてから、周辺に誰がいても「先生、私はこれから赤いネッカチーフ(共産党の少年隊のシンボル)をつけない、つけない」と叫ぶ生徒もい て、時には笑っていいのか泣いたら良いのかが分からないほどです。このように、少年隊に加入したことのない生徒を除いて、私とAさんはすべての生徒に、少年隊から脱退させました。

  ある日、校長は私に「ここの生徒はあなたの以前の生徒たちと違うので、くれぐれも注意してください。あなたが言ったことを、彼らは理解できないし、秘密を守る意識もないし、家に帰って保護者に話を漏らすと、面倒を招きかねません。一部の保護者にも知能障害があり、善し悪しの区別もつかないので、密告をしたら面倒なことになります」と言いました。私は「校長先生、ご指摘ありがとうございます。これらの可愛い生徒たちにどうやって私の言うことを分かってもらえるか、どうやって彼らの知能を呼び覚ませるかを考えています。彼らの先生になる以上、全力を尽くして彼らに教えないといけません。ご安心ください、私は冷静に対処しますので、決してご面倒はかけません」と答えました。校長は再三に安全に注意するようにと言いました。私が生徒に真相を伝えていることがすでに校長に知られたのだと分かりました。それから、私はいっそうしっかり学法して、正念を強くしました。

 三、保護者に真相を伝える

  保護者たちはよく学校に来ますが、たまに学校に泊まってわが子の面倒を見る保護者も少なくありません。会ったら、私は絶対にチャンスを逃さずに、保護者に真相を伝えます。私とAさんは保護者たちと一緒に生徒たちに「法輪大法は素晴らしい、真善忍は素晴らしい」と教えます。夏休みの時、ある生徒は私に法輪功の真相内容をメモリに保存するように頼み、「祖母に聞かせたい」と言いました。

  真相が分かって済度された彼らを見て、私はよく涙をこぼします。師父は一人も残さずに救おうとしておられます。この生徒たちは決して普通の命でなく、彼らがどれほど高い宇宙から来たのか、知っておられるのは師父だけですが、私達はただしっかりと行うほかありません。彼らを教えて3カ月しか経っていません が、数人の知力は明らかに良くなっていると実感しています。「修は己にありて、功は師父にあり(『転法輪』)」で、今後も怠らずに努力していきたいと思います。

 「特殊教育学校」に行ってからの数カ月、私は心配、恐れる心、焦り、何かあったら相手を非難しがちな執着を取り除くことができたと、明らかに実感できました。以前は学法をする時、大法の仕事が多ければ、学法に集中できなくなり、真相を伝える効果も下がっていました。毎日、大法の仕事でばたばたしていますが、修煉の向上は遅いと感じていました。 より多くの衆生を救い済度するため、しっかり学法し、本当に内に向けて探し、内に向けて修めて、自我を放下するしかないと私は悟りました。

 (明慧ネット第8回中国大陸大法弟子の修煉体験交流会)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2011/11/26/249184.html)
(English: http://www.clearwisdom.net/html/articles/2011/12/2/129820.html)
 
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