明慧法会|職場と家庭で執着を除去する
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文/天津市の大法弟子 清彦

 【明慧日本2012年10月4日】私は10数年前に修煉を始めた古い弟子で、大陸のネット法会へ投稿するのは、今回が3回目です。ここ1年、私は名利の関に遭い、嫉妬心にもよく邪魔されて、今でも良い状態にまで調整できたとはいえません。しかし年に一度の法会は自分を高める良い機会で、修煉がよく出来たかどうかに関わらず、法会に参加すべきだと思って、筆をとりました。

 一、仕事の中で名利心を取り除く

 私は30歳を過ぎて、国内の名門大学を卒業し工学修士号を取得しました。今は某大手外資企業の技術部門に勤めています。当部署の元マネージャーは年配の方で、業界内では有名な人物です。2009年末に彼は離職した際、部署内で一番経歴の古い私はマネージャーに昇進できず、新しく着任したマネージャーは私と同年代の人ですが、私より経歴が浅いのです。私は技術の仕事が好きでマネージャーの役職に興味がなく、新しいマネージャーは私を尊敬してくれているので、最初、私は役職や昇進などを気にかけずに、仕事は順調に運んでいました。

 しかし2010年4月、年に一度の昇給評価の時期に、月収5千元あまり(日本円約8万円)の私の昇給はわずか200元(日本円約3000円)で、役職も上がりませんでした。前任のマネージャーは以前、私に昇給と昇進を約束してくれていましたので、私も仕事の実績が会社に評価されていない気がして、心のバランスが崩れ始めました。役職が上がらないと、給料は大幅に上がることもなく、更に重要なのは、将来の出世の見通しも立ちません。それに、社内には月給が1万元(日本円約15万円)を超える人も多くいて、修士の学位を持つ私はもともとみんなに才能を埋ずもらせていると思われていますが、今年も昇進しないと、更にメンツが潰れると感じています。

 突然やってきた試練に私は耐えられず、同僚と対立し始めました。マネージャーも私の意見をあまり尊重しなくなったと感じて、名利心や嫉妬心が急速に生じました。私は他社に履歴書を郵送して、転職の活動を始めました。とても早く面接の機会があり、中の一社は小規模の民営企業で、実力はあるのですが仕事の環境は普通です。私は数日働いてみて、その会社を断りました。それから、また一つの小規模外資企業の面接に行った時、お互いに気に入って、最終面接の時に、女社長は私に採用の承諾をくれました。会話の中で、女社長が共産党を慕っている気持ちを私は察知して、大法の真相、世界範囲で行なわれている脱党運動などを伝えてみました。私の家族全員は大法弟子で、母と兄は迫害を受けたこともあり、私は自身の情況と家族の境遇に基づいて真相を伝えました。女社長は少し驚きましたが、反感の態度を出さずに、かえって道義的な応援を表してくれました。しかし数日後、情況は変わり、まともに理由も説明しないまま、会社側は採用の承諾を破棄しました。私が十分真相を伝えなかったのか、あるいは女社長は私が会社に面倒なことを招くことを恐れているのか、いずれにして、この結果に私はとても意気消沈しました。

 この一件は数年来で私が遭った最大の難関です。会社の中で同僚との関係はすでにとても緊張したものとなり、仕事をしづらく、その上私の心はとっくに会社にないため、腰をすえて働くことができなくなっていました。どのようにしたら良いでしょうか? 幸いに自分は長年の修煉の基礎があり、乗り越えられない関に見えても、自分の心性を高めれば乗り越えられないことは何もありません。結局、法を勉強して心を修めることを通じて、私は短いうちに自分の状態を調整して、これ以上の悪い影響をもたらしませんでした。

 私は会社の唯一の大法弟子として、負っている責任は実はとても重いのです。どこで働いても私利のために衆生を救い済度する大事に影響をしてはいけません。職場で起きた問題は、自分が名利心を放下しておらず、しっかり修煉できていないために招いたものです。自分の実績が会社に評価されないために自暴自棄になり、仕事を怠って、とうとう邪悪に隙に乗じられたのです。

 『大法弟子とは何か』で、師父は「大法弟子は迷いの社会で常人と一緒に生活しており、考えや、少なくともある方面が波に流されがちです。何かを行なうとき、大法で自らを量ることができなければ、正念で問題を考えることができず、問題にぶつかったら法に則っていなければ、あなたは常人にほかなりません。何の区別もありません。あなたの外見が常人であり、生活の環境は常人の環境で、常人の仕事をしています。大法弟子のプロジェクトに関わっているとしても、天上にはテレビ局もなければ、神は新聞も読まず、すべて常人社会の形式です。あなたは正念で自らを指導することができず、大法弟子らしく修煉者の基準で自ら、世界そして相手を量ることができなければ、あなたは常人と同じです」と説かれました。

 自分はここ1年来、「三つのこと」をしていますが、しかしどこかが欠けている感じがしました。実は、ずっと私は常人が仕事をするように「三つのこと」をしていて、形はありますが威徳がありませんでした。今後、仕事の中で、私は名利心と嫉妬心を放下するよう努力して、すべてを自然に任せて、基準に達する大法弟子になっていきたいと思います。

 二、多種の方法を使って真相を伝える

 会社勤めのサラリーマンのため、自由な時間が少なく、私は時間を切り詰めて各種の方法を利用して真相を伝えています。手紙を書いたり、チラシを配ったり、真相資料を貼り出したりすることを試みた結果、今最もよくやっているのは電子メールを送ること、真相電話をかけること、および知らない人と対面して「三退」を勧めることです。

 私は会社の社内メールで同僚に真相資料を送る方法で周囲の環境を変えて、これらの貴い命を救っています。神韻のディスクについて、大法資料の貴重さを分かってもらうために、同僚にあげるのではなくて貸すだけで、見終わったら返してもらうようにしています。

 真相電話をかけ始めたころ、多くの妨害に遭いました。はじめて電話をしたのは真冬の時で、携帯電話を操作する時、指が凍って動かなくなり、その上、自分の恐れる心がとても強いことが、その時にはじめて分かりました。他の空間は見えないのですが、しかし他の空間で邪悪が私を妨害しているのを感じています。正念を持ってその関を突破してから、すべてが順調になりました。電子メールを送ることと真相電話をかけることは、同時に自分を修める過程でもあり、自分の状態は直接真相を伝える効果に反映しています。

 対面して真相を伝えることは最も重要で、最も効果のある方法だと私は思います。その他の方法も必要ですが、対面して真相を伝えることに代わることはできません。特に私が住む大都市では、みんな生活のために忙しく、自分と関係のない事に関心を持たず、大法の真相に対して話も聞かないし資料も見てくれません。また、数十年にわたる中国共産党の政治運動の恐怖を経験して、一般の人は自分が損を蒙りそうなことは避けようとします。そのような人たちは、対面して話すことで最も心の扉を開いてくれます。街頭で資料を配る弟子はとても偉大だと師父は説法の中にも言及しておられますが、それは対面して真相を伝えることは最も自分の修煉状態が反映され、最も続け難いからだと私は悟っています。

 親友と同僚のほか、私はまたできる限り会えた人、例えばタクシーのドライバーに真相を伝えています。大量に学法をして、繰り返し『中国共産党についての九つの論評』、『党文化の解体』などを読み、私は思想を浄化して、多くの史実を理解し、真相を伝える良い基礎を築きました。共産党文化の枠を出た大法弟子は世人が救われる唯一の希望なので、自分をしっかり修めないと、世人を救い済度することは難しいのです。振り返って常人を見てみると、共産党の種々の嘘に毒害されて、頭の中に様々な邪念と屁理屈を形成して、本当に哀れなものです。大法弟子は常人に対面する時、「大法の徒真相を講ず 口中の利剣齊しく放つ(『洪吟二』「快講」)」の通り、最も直接的に救い済度する効果を果たしています。

 三、家庭の環境の中で心性を高める

 妻は私と結婚してから数年後に大法修煉に入った新しい弟子です。修煉する前の妻は単純で怒りっぽい人で、子供のようですが時に変わり者になります。私も怒りやすい人間で、彼女と付き合ってから結婚して今に至るまで、本当に私は多くの心性の試練を嘗めてきました。結婚の問題、特に常人との結婚問題に関する交流は明慧ネットに多く見られますが、経験者として、私の見解は次のとおりです。結婚すると、常に大法で自分を導くことがとても大切になります。さもなければ、問題が起きた時に適切に対処できなくなったり、次元が落ちます。常人から見ると、弟子であるのに修煉をおろそかにしたり、常人である配偶者とけんかをしたりします。そうすると、家族と家庭に悪い影響をもたらして、大法に泥を塗ることになります。

 家庭の難関の例を一つ挙げましょう。妻が子供を生んだ後の産褥期に(その時、妻はまだ修煉を始めていない)、妻の母は遠い黒竜江省から我が家に来ました。妻の母は7.20の前に大法を修煉したことがありますが、迫害のために止め、大法に対して多くの誤解を抱えたまま浄土宗を信じることを選びました。妻と私の母(同修)の間には少し誤解と対立があります。

 ある日、母はスペアリブ(母が買ったわけでない)を煮込んだ料理を作りました。父は一人で暮らしていて、家でご飯を作っていないため、母は私と相談して、弁当箱にスペアリブを少量入れて、父のために持って帰りました。小さなことで話す必要さえないと思って、母は妻と妻の母にそのことを伝えていませんでした。しかしスペアリブを持ち帰る場面はなぜか妻と妻の母に目撃され、2人は母がこっそりと我が家の品物を盗んでいると思い、母との間に隔たりが生じました。しかし私と母に言いませんでしたので、私と母がそれを知ったのは、しばらく経ってからの時でした。私と母のやり方が正しくないため、邪悪に隙に乗じられて、常人(妻と妻の母)に悪い印象を与えた、と私は悟りました。

 師父は『大法弟子とは何か』に「皆さんは各プロジェクトの中で、人を救うとき、非常にしっかり行なっている人がいると私は分かっており、全体から見ても皆さんはしっかり行ない、大きな作用を働きました。皆さんは師が法を正すことを手伝う中で、行なうべきことを行なったと私は認めており、さらにしっかり良く行なうよう期待しているのみです。私たちの道は非常に狭く、少しでも外れると問題が現れます。皆さんに問題が起きてほしくなく、誰にも修煉の中で滑落してほしくありません。また、情勢の好転につれ、修煉を緩めてしまうことはなおさらあってほしくありません。このすべては皆さんが切り開いたのであっても、未来にまだたくさんのことがあり、あなたが円満成就するその日まで続きます。最も厳しい時期を皆さんはすでに乗り越え、残った時間はそれほど難しくなく、より良く行なうだけのことです。望みがなければないほど、望みが目の前にある可能性が高いのです。つまらないと思えば思うほど、あなたの威徳を築いているかもしれません。皆さんが本当に協調を取ることができ、十分な正念を持ち、問題にぶつかったら内に向けて探し、修煉を始めたばかりのときのような情熱を持ってほしいと思います。常人のように、数分後、熱意が冷めてしまい、終わってしまうようではいけません」と説かれました。ですから、私達は自分の道を正しく歩み、少しでも外れてはいけません。

 妻は私と時には些細な事でけんかをします。常人からするととても小さな事ですが、私もそれを常人レベルのけんかだと思って、わざと悶着を起こす妻が悪いと思っていました。自分が大法弟子なので、家庭内のもめごとは私の心性を高めるものだと悟っていませんでした。ある日のけんかの後、自分を探すべきではないか、いつもそれらのもめごとを妨害だと思って、その心があるためにもっと多くの面倒を招いたのではないか、と突然私は悟りました。悟ってから心性が上がり、夫婦の対立も消えました。

 私の息子(大法子ども弟子)は2005年に生まれました。早産のため、体重はとても軽くて、胃腸も調子が良くありません。私自身の修煉状態が良くないため、3歳まで息子が病気になったら、彼を病院に連れていって、注射もさせて薬も飲ませました。本当に息子に申し訳ないと思いました。特に3歳の時に重い風邪をひいて肺炎まで発展して、耳鼻と咽頭も感染して、病院で10数日間点滴をして、漢方医にも診てもらいましたが、あまり良くなりませんでした。これ以上常人の方法で大法子ども弟子の問題を解決しようとしてはならないと、その時になって私はやっと悟りました。観念が変わると情況もすぐ変わり、子供は素早く回復しました。軽い風邪と下痢以外、息子はここ数年大きな病気にかかったことはありません。

 妻は2007年に大法の修煉に入り、今、2人は共に学法して真相資料を配り、共に精進しています。息子も成長して、小学校に入りました。子供に修煉を促す面では私はまだよく出来ていません。息子は『洪吟』の詩を少し暗記できただけで、自主的に学法と煉功がまだできません。これから、私は自分をしっかり修めると同時にもっと子供を促して、彼と一緒に円満成就して天上の家に帰りたいと思います。

 師父、ありがとうございます!

 同修のみなさん、ありがとうございます!

 (明慧ネット第8回中国大陸大法弟子の修煉体験交流会)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2011/11/27/249217.html)
(English: http://www.clearwisdom.net/html/articles/2011/12/18/130195.html)
 
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