明慧法会|風雨の中で成熟する(一)
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文/山東省の大法弟子 香蓮

 【明慧日本2012104日】尊敬なる師父、こんにちは! 同修のみなさん、こんにちは!

 私は1996年に法を得た古い弟子で、風雨の中で15年間歩んできました。三つのことをやる中での体得を師父と同修のみなさんに報告したいと思います。

 一、怠らずに学法する

 法を得た当初から私は学法をとても重視して一度も怠ったことがありません。当時まだ在職中だった私は、夕方帰って食事を終えたあと、テレビも見ないで『転法輪』を1講勉強しました。1999年に迫害が始まってから、私は真相を伝えることに没頭して、修煉と学法をおろそかにして、6回も迫害されました。2006年、労働教養所から帰ってから、深く深く内心まで探して、私は迫害に遭った原因を探し当てました、学法をしっかりしていないことです。それから、毎日午前中に『転法輪』を2講勉強し、どんなことがあっても必ず2講を読み終え、午後と夜は大法の仕事と家事をするという計画を自分のために作りました。2007年の末から、私は『転法輪』の暗記を始めました。

 以前にも暗記したことがあり、師父のご加持もあって、暗記はほどほど順調に進んでいますが、最も大きい妨害は睡魔です。時には『転法輪』を手に持って、目も大きく開いているのに、頭の中はどろどろした糊に満たされているようで、何を読んでいるのか、ちっとも頭に入らない時もありました。師父は「法なので、法を学んでいればそれを消滅しているのです」(『オーストラリア法会での説法』) 「どんな時になっても魔は道より高くなることはありえません」(『転法輪』)と説かれました。それで私は、「睡魔よ、あなたが私を眠くさせるなら、私はあなたを滅します! どちらが強いか比べましょう」と思いました。眠くても私は本をずっと手に持って、目を大きく開いて諦めませんでした。突然、字が色とりどりに変化し、私もぶるっと身震いをした時、睡魔が死んだと分かりました。

 上記のことを書き出したのは、眠い時にくれぐれも学法を中止して寝ないようにしてほしいことを皆さんに教えたいからです。もしその時に寝てしまえば、まさに旧勢力の罠にはめられたのではありませんか? それも一種の迫害なので、軽く見てはいけません。旧勢力は労働教養所で、大法弟子が学法する権利と時間を剥奪し、家では眠らせることで、大法弟子に学法をさせないようにしています。これは迫害なのです! 強い意志でそれに打ち勝つしかありません。

 私は『転法輪』を暗記する形で学法しています。初めての暗記は3カ月かかったのですが、2回目以降は順次50日、30日、27日になっています。暗記する中で、スピードを求める執着心が生じないように私は注意しています。今、私は毎朝1時間くらいかけて『転法輪』を暗記し、他の時間は各地での説法を学んでいます。『転法輪』はすでに30回ほど暗記しました。完全に覚えるまでには至っていませんが、問題に出遭う時、いつも『転法輪』の中の言葉が脳裏に現れ、私の言動を指導しています。修煉を始めて以来、学法は私の生活の中の一番重要な事となり、私の命の保障でもあります。修煉の当初から今日まで、どのような情況の時も、私は学法を中断したことがありません。拘禁中でも毎日法を暗唱しました。

 2000年、私は洗脳班に連行されました。私は毎日法を暗唱して、邪悪を拒みました。警察が大法の書籍を捜査する時、私は自分の頭を指さして、「あなた達の探したいものは、すべてここにある」と言いました。一人の警官は「彼女はすごいぞ、『転法輪』を丸暗記している」と言いました。これは師父が彼の口を借りて、引き続き大法を暗記するように教えられたと私は思っています。洗脳班から出る時も、私は法を暗唱しながら出たのです。

 2003年から、私は不法に労働教養所に1年半も拘禁されました。私は毎日ひたすら法を暗唱し、発正念をして、入って来たすべての人に真相を伝えました。私は覚えていた経文を書き出して同修たちに渡し、計500部ぐらいの経文を書き出しました。刑務所の警官は私のことを「彼女の頭の中はほかのものがなく、すべてこれ(大法を指す)だ」と言ったことがあります。私に正念があるため、警官は私の荷物を検査するとき、いつも私が就寝した後にこそこそして、私が起きている時に検査をしたことはありませんでした。

 二、発正念

 発正念は「三つのこと」のとても重要な一つで、師父が2001519日のカナダ法会で発正念のことを教えられて以来、私は一度も発正念を中断したことはありません。毎日6時、12時、18時、0時以外にも、私はできるだけ多く発正念をしており、一日10回以上しています。

 ここで、正念の偉大な威力をいくつか例を挙げましょう。2008年、北京オリンピックの前夜に共産党は多くの大法弟子を捕まえ、当地では10人の弟子が逮捕され、中の1人は不法に法廷で審判されることになりました。開廷当日、法廷で発正念をする数人の同修もその場で逮捕されました。その中のAさんは労働教養所で断食をして抗議しました。Aさんの家族は2回労働教養所に行きましたが、2回とも面会の申請が却下されました。3回目、我々数人がAさんの家族と一緒に行き、私達は外で発正念をして、家族がもう一度交渉しに行き、ついにAさんに会うことができました。我々の前に現れたAさんは、食物を強制注入する管をまだ鼻に入れられたままでした。ある警官はAさんの家族に「あなたは、どうして今日面会できたのか」と聞くので、家族は「どうして今日はできないのですか」と聞き返すと、警官は「今日は4.251999425日は、1万人以上の大法弟子が北京で陳情した日)なので、面会させないはずだ」と答えました。しかし私達は順調にAさんに会うことができました。このことを通じて、正念の威力が少しお分かりになると思います。邪悪の言うことは当てになりません。その後、19カ月の拘禁を科せられたAさんは旧勢力の按排を否定して、わずか2カ月で出所しました。

 またある時、拘禁中の同修Bさんに現金と衣類を届けるために、私とBさんの妻、同修のCさんが一緒に労働教養所に行きました。私達はBさんの所在もわからず、いかなる「許可書」も持っていませんでした。やっとBさんの所在が分かったのですが、「許可書」がないと現金も衣類もBさんに渡すことができないと警官に言われました。私はBさんの妻とCさんに、「あなたたちの1人は現金を預ける列に、もう1人は衣類を預ける列に並んでください。何も心配せずに並んでください。私は入り口で発正念をします」と言いました。 

 最初、私は現金を預ける窓口だけに発正念をして、窓口はスムーズにBさんへ渡すための現金を預かってくれました。しかし衣類の窓口では面倒なことが起きて「許可書」の提示が必要だと言われました。それで、私はその窓口の近くに移動して、近距離で発正念をしました。すると窓口の警官は「今日は特別に扱ってあげよう。次回はちゃんと許可書を提示しなさい。許可書もなく来る人がどこにいるのか」と言いました。CさんはBさんの妻に「これは香蓮さんの正念の力だよ」と言い、Bさんの妻はとても感動しました。帰り道に、私はBさんの妻にずっと真相を伝えました。

 私は毎日10回以上発正念をするほかに、単独に1時間を使って自身の空間場を浄化します。「良い縁でも悪い縁でも、私は善の方法であなたと和解する」と正念を発しています。もちろん、私と和解するかしないかは、その生命体自身の選択によることです。ある日、多くの生命体が整然と隊列を作って、順序良く我が家から歩いて出て行った夢を見ました。目が覚めて私はとても嬉しく思いました。それらの生命はみな和解を選んで、私から離れたからです。発正念は衆生を救うためで、自分を苦から解放させるためではないので、発正念の原点は正しく理解しないといけません。

 (続く)

 (明慧ネット第8回中国大陸大法弟子の修煉体験交流会原稿)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2011/12/6/249431.html)
(English: http://www.clearwisdom.net/html/articles/2012/1/21/130851.html)
 
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