江蘇省:元癌患者が繰り返し連行される
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  明慧日本2012年10月4日】 江蘇省南京市の鼓楼区公安支局の2人の警官が今年8月22日、法輪功修煉者・鄭芝幸さん(58歳女性)の自宅に何の法的手続きもなく不当に侵入した。2人は家宅捜索を行い、ノートパソコン2台、MP3プレーヤー、MP4プレーヤー、法輪功の関連書籍などを没収し、鄭さんを中央門派出所に連行した。

 近所の人々は警官の行為を見て、「他にやることはないのか、いい人ばかり捕まえるなんて!」「汚職官吏や悪い遊びをする官吏を逮捕するべきだ」などと警官を非難した。

 鄭さんは省国防科学技術センターに勤めていた。1995年、鄭さんは末期の乳癌を患い、広範囲にわたる摘出手術を受けた。その後、癌の治療中にC型肝炎を発症したため、治療を中断せざるを得ず、死を待つしかなかった。

 しかし、鄭さんは偶然のきっかけで法輪功と出会い、法輪功の修煉を始め、すべての病気が完治した。修煉してから現在まで16年間、薬を一切飲むこともなく、健康である。

 1999年7.20、中共(中国共産党)当局は法輪功への弾圧を開始し、全国のメディアを利用して、法輪功を誹謗中傷した。鄭さんは全国の法輪功修煉者と同様に、当局からの残酷な迫害を受けるようになった。

 1999年10月、鄭さんは法輪功への迫害停止を求めるため、北京へ行った。しかし北京で連行され、地元に戻されて市の留置場に拘禁された。

 2000年6月、鄭さんは青竜山精神病院に拘禁されていた法輪功修煉者に面会に行き、監視していた派出所の警官により警告処分となった。

 2000年12月、再び北京へ行き、法輪功に着せられた罪を訴えたため、1年の労働教養を科された。

 2002年1月、強制的に鼓楼区洗脳班に送られ、洗脳班で独房に拘禁された。

 同年4月まで洗脳班に拘禁された鄭さんは、同年8月に再び洗脳班に送られ、3カ月間拘禁された。洗脳班では「三書」を書くよう、また法輪功の修煉を放棄するよう強いられたが、すべて拒否した。

 2003年7月、再び洗脳班に送られ、4カ月間拘禁された。

 2008年、北京五輪開催前の7月に再び連行され、理由もなく、1年6カ月の労働教養処分を下された。

 2009年、中共当局は鄭さんの家のすぐ近くに360度回転する監視装置を設置した。

 今年6月、中共当局は鄭さんの家の真正面に赤外線の監視カメラを設置した。

 今年8月22日午後、警官は鄭さんの自宅に何の証明書も提示しないまま不当に侵入し、家宅捜索を行い、家財を没収し、鄭さんを連行した。派出所に到着した時、パトカーから降りようとしなかった鄭さんは、警官に罵られながら引っ張り出され、地面に押し倒された。癌の手術を受けた傷口を強く圧迫されたため、激しく痛み出し、腕を上げることができなくなった。

 鄭さんは法輪功の修煉により、末期癌から健康を回復した。しかし、法輪功を修煉しているというだけで、これまで絶えず当局から迫害を受け続けている。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2012/9/28/263340.html)
 
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