河北省:刑期を満了した法輪功修煉者 再び不当判決
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 【明慧日本2012年10月5日】河北省黄カ(こうか)市呂橋鎮孫正庄村に在住の法輪功修煉者・張祝三さん(男性)は、黄カ市裁判所に懲役3年を宣告された。5月頃、張さんと同時に不当連行された法輪功修煉者・劉汝英さん(女性)は、労働教養1年を宣告された。

 2月22日午後、張さんは劉さんと一緒に、法輪功の真相を伝えた時、通報されて呂橋鎮派出所に不当連行された。

 目撃者の話によると、私服警官1人と警官4~5人が2人を逮捕しに来たという。良知ある人たちが阻止しようとすると、警官らは「邪魔すると、一緒に連行するぞ」と脅迫した。2人は呂橋鎮派出所に監禁され、夜11時頃、黄カ公安局に移送されたという。

 2月24日午前、家族は黄カ市公安局を訪ね、張さんと劉さんの釈放を要求したが、受け付けて貰えなかった。家族は劉さんの行方について、国保(国家安全保衛大隊)大隊の隊長に聞くと、隊長は「張と劉は、それぞれ黄カ刑務所と滄州第一刑務所に拘禁された」と言った。隊長は、落ち着かない様子で「上層部の命令を執行するだけなのだ。私だけを探すんじゃなくて、滄州の国保を探せ」と言った。

 3月5日午前、張さんの家族は黄カ市公安局の国保(国家安全保衛)大隊に張さんの釈放を要求した。隊長は「呂橋鎮派出所から移送された人だから、呂橋鎮派出所に要求すべきだ」と言った。そこで家族が呂橋鎮派出所へ行くと「張のことは黄カ市国保大隊のことだ」と言われ、たらい回しにされた。

 3カ月後、劉さんは労働教養1年を宣告され、石家庄女子労働教養所に拘禁された。張さんは刑期を満了したにもかかわらず、いまだに黄カ市刑務所に拘禁されている。家族は何度も張さんの釈放を要求したが拒否され、理由すらも説明されなかった。

 また黄カ市裁判所は張さんの家族に知らせない状況下で、張さんに対して不法な裁判を開廷し、懲役3年の判決を言い渡した。

 今年9月17日、黄カ市裁判所は、電話で張さんの家族に「9月18日午前8時、張は刑務所から唐山冀東刑務所に移送された」と伝えてきた。

 張さんは数年前にも懲役4年の判決を言い渡され、天津港北刑務所に拘禁されたことがあるという。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2012/9/20/263024.html)
 
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