遼寧省:当局の迫害で妻を亡くした男性 自身も不法裁判に直面
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 【明慧日本2012年10月15日】遼寧省義県に在住の法輪功修煉者・崔景庸さん(58)は今年7月15日、地元610弁公室の警官に不当連行され、錦州市刑務所に拘禁された。崔さんはこれまでに3回、不当拘禁されたことがある。

 9月17日、家族は崔さんのために検察庁などの司法部門へ行って、事件について問い合わせたが、検察庁は家族との面会を拒絶した。10月9日、崔さんに対する不法な裁判が開かれた。法廷で崔さんは「法輪功の資料を作成したことは罪に当たらない」と主張した。裁判長は判決を言い渡すことができず、早々に閉廷した。

 2001年9月22日、妻の魏書文さんは息子と共に上京し、天安門広場で「法輪大法は素晴らしい」と書いた横断幕を人々に見せた。そのため、北京女子労働教養所に監禁され「転向」を目的に睡眠のはく奪・排泄の禁止・長時間立たされる拷問・強制労働・行動制限などの迫害を受けた。魏さんは残酷な迫害により、病院に搬送されて約40日間緊急治療を施されたが、瀕死状態に陥った。一方、魏さんの息子は2年以上、不当に拘禁された。

 2003年3月1日、魏さんと息子は釈放された。

 同年7月12日、崔さん夫婦は再び不当に連行された。崔さんは労働教養1年、魏さんは懲役1年6カ月の不当判決を宣告された。

 魏さんは瀋陽馬三家労働教養所に収容され、集団暴行や各種の拷問など、壮絶な迫害を受け続けた。さらに、アクセサリ製作の強制労働に従事させられた。加工過程では健康を悪化させる揮発性の原料が使われたため、魏さんはそれを大量に吸い込んで倒れ、危篤状態に陥った。

 魏さんは釈放された後、重病を患ってさらに苦しい生活を強いられた。にもかかわらず、中共(中国共産党)当局はたびたび魏さんに嫌がらせ行った。魏さんは、この圧力の下で極度のプレッシャーを感じ、健康状態が悪化した。心身共に疲れ果てた魏さんは、2010年5月15日、死亡した。 

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2012/10/12/263922.html)
 
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