文/仙韻(中国の法輪功修煉者)
【明慧日本2012年10月20日】
四、真相を伝える
大法についてはっきりした認識ができてから、私はある願望を強く抱くようになりました。私は大法の素晴らしさ、師父の偉大さ、そして邪党の邪悪さを世の人々に伝えなければなりません。
最初、私はただ常人の情熱を持って、親戚や友達に短刀直入に伝えました。私が大法修煉を始めたこと、法輪大法はいかに素晴らしく、天安門焼身自殺事件は邪党による偽りであることなど。しかし、一部の友達や知り合いは段々と私から離れて行き、怖くて連絡もして来なくなりました。私は自問し、人々の受け入れ能力や状況を考慮せず、他人の立場に立って考えておらず、単純に自分の考えや感受を人に押し付けようとしていたと分かりました。それが人々を怖がらせてしまったようです。
学法や修煉を通じて私は徐々に、当初の切羽詰まった盲目的な振る舞いから、冷静、理智、智恵をもって大法を実証出来るようになりました。知らない人に対して、私はまず第三者の身分から真相を伝え、彼の反応や態度を観察しながら対応しています。例えば、邪党にある程度正しい認識を持つ人には、私は三退を勧めた後に大法の真実を伝え、邪党の毒害を多く受けた人には、私は急がず、その人の連絡先などを聞いて、真相を伝える適切な手段を考えてから、真相の手紙を出すなり、あるいは他の方法で彼(彼女)に真相に触れるチャンスを作ってあげることにしています。学歴が高く、見識が広いと自負する人には、私は啓発的な方法を利用しています。例えば、私の元上司は引退後、ダンスなどの健康運動に夢中になっていました。3年前、私は彼女に真相を伝え、特に気功と体育の違いについて伝えたところ、彼女は興味がなく、反対もしないが賛成もしないと言いました。数カ月前、彼女と再会した際、私は再び焼身自殺事件の捏造された報道について言及しました。彼女は資料を見ましたが、信じがたいと思ったようで、自殺でないなら、わざわざ自分に火をつける人などいないと言いました。私は彼女に反問し、焼身自殺のような突発事件を、なぜ記者はこれほど全面的に撮影でき、しかもすぐに法輪功だと断定することができるのでしょうか。映像を見てみると、映画撮影のような感じがしませんかと聞きました。彼女はすぐに、これが芝居だと分かり、その場で脱党して私から五式の功法を習い、『転法輪』も買いました。
私が良く行えたのではなく、法を正す時期の最後になって、邪悪の要素が少なくなり、世の人々は益々目覚めてきたからです。私達は自身の枠を打ち破り、三つのことをより良く実行し、師父の法を正す進展についていくだけです。
私の父親は邪党の毒害を多く受けてきた頑固な人で、叔父は長い時間をかけて彼に真相を伝えてきましたがあまり効果がありませんでした。最後に、父親は叔父との付き合いを断ち切るとまで言い出しました。私は父親が仏を敬う心があると知っていたので、真相を伝える際、できるだけ彼と正面衝突せず、彼の負の要素を挑発しないようにしました。彼が反対すれば私は真相説明を切り上げて自分の問題を探し、同時に自分のよくない心(闘争心、歓喜心、顕示心など)を抑えたり、取り除いたりして、師父のお教え通り、完全に善を持って父親を感化しようとしました。
最初の頃、私が邪党に言及するや否や父親は怒り出し、何も聞こうとしませんでした。ある日、私は耐えられず彼に言い返そうとした時、急いで他の部屋に入って発正念をしました。イライラしながら、私は頑固な父親と二度と口を利かないと思いましたが、師父の法が頭に浮かんできました。「慈悲は能く天地の春を溶かし、正念は世中の人を救う可し」(『洪吟二』「法正乾坤」)。この時初めて、私は自分の闘争心に気付きました。真相を伝える過程は自分を修める過程でもあるので、常人に怒って何になりますか? これこそ自分を高めるチャンスではありませんか? 私は部屋を出て、心底からの穏やかな笑顔を父親に見せると、彼も笑顔を返してくれました。修煉前、私達親子は喧嘩の後、長い間お互いに口を利きませんでしたが、今回のことを通じて父親は確実に大法が私に与えた影響を実感しました。
父親は医者で、糖尿病を患っていて、服用している薬の副作用は大きく、同時に高血圧も持っています。私はこの方面から着手し、彼に学法や煉功の健康への素晴らしい効用を教え、最後にこう言いました。「あなたは私の父親で、娘として貴方を騙しますか? これらの効用を私は身をもって体験しました。あなたが健康になれば、私も受益者です。医者として私達は、現在の医療水準のこの病気への治療効果が分かるはずです。一年ほどの努力で、父親は私に動かされ、学法と煉功を通じで今は病気一つもなくなり、師父に非常に感謝しています。また、父親は自分の体験をもって同僚や友達に大法の真相を伝え始め、彼のお陰で6人の親戚や友達が相次いで学法と煉功を始めました。父親はその中で最も堅実に修煉しています。
私は買い物の支払いの際、いつも真相紙幣を使っています。最初の頃、受け取らない人もいましたが、私も強引に渡そうとせず、ただ残念そうに、良いものを受け取らないのですかと言いました。多くの人は私の真相紙幣を見て、微笑んでくれました。
最初の頃、私には真相資料がなく、手持ちのコンピュータと購入してきたプリンタで明慧ネットから資料をダウンロードしていました。その後、私は真相ディスクの作り方も学びました。私の同僚は常人の中で一定の専門知識を持つ人達で、自分達に独立した思考能力があるという固定観念に囚われ、なかなか人から何かを受け入れようとしません。私は彼らに真相ディスクを渡し、自分自身で真相に触れられるようにしています。
新しくカラープリンタを増設しようと思った矢先、師父の按排で私はある古い同修に出会いました。彼女から更に多くの真相資料を得ることができ、私達は資源を共有し、より多くの時間を三つのことの実行に専念できるようになりました。
五、奇跡
娘は小さい頃から賢く、ただ苦労を舐めたくないので、成績も普通でした。中学校に進学する際、彼女は市内の一番良い中学校に割り振られ、家族は皆、これが大法修煉の福だと認識していました。中学校の勉強量が多くなり、娘の数学の成績が良くなかったので、家庭教師までつけてあげましたが一年たっても全く効果がありませんでした。私は家庭教師をやめ、毎日一節の学法をするように娘に勧め、彼女も喜んで応じました。学法を続けているうち、ある日、学校の担任先生はクラスで最も数学のできる子供を娘と同席させることになり、一年ほどの学法を通じで、娘は従前通りの勉強時間を使って、クラスの20数位から10位以内に入りました。最も重要なことは、彼女は学法を通じていかに良い人になれるかを学び、社会の良くない気風にも影響されないようになったことです。
学校で、娘は先生から共産党組織への入団を勧められましたが、私は彼女に入らないように指導しました。以前、その先生に真相を伝える手紙を出していたお陰で、先生から何も聞かれませんでした。今期、娘は数学で満点を取り、私は彼女にこう言いました。「これは神から与えられた栄耀で、邪党に『いいえ』と答えたからです」警官の友達・乙は娘の事を知り、不思議がっていました。彼女も大法の事を信じ、毎日子供と一緒に学法をしています。彼女は親戚、友達の三退を手伝い、3人の親戚を大法修煉に導きました。
娘が幼い頃のある日、スープを飲む際に小さな骨がのどに引っ掛かりました。通常この状況では、病院に行って内視鏡でそれを取り出さなければなりませんが、私は彼女に師父に頼るしかないと伝え、彼女も従順に従いました。私は師父の説法のテープを流し、40分ほど経った頃、娘は治ったと言いました。それを確認しようとした私に、娘はこう言いました。『さっきお腹から暖かい流れが上がってくるのを感じて、唾を飲んだら治りました」
ある日、長年会っていなかった友達が遊びに来ましたが、座るや否や、娘が水泳しに行きたいと騒ぎ出しました。私が娘の礼儀知らずを叱責するのを見て、友達は帰ろうと玄関に出たところ、どうしてもドアを開けられませんでした。私は友達に、「天があなたをここに止めようとしているから、急いで帰ろうとせず、私もまだ伝えていないことがあるから、もう少しいて下さい」と言いました。その後、私は彼女に真相を伝え、彼女は私の話に賛同し、その場で第5式の功法を習いました。全てが終わって、私は彼女を送ろうと玄関に出て、「師父、助けて下さい」と思いながらドアのノブを捻ると、パっとドアが開きました。
私は師父のこの教えを実感しています。「後になって法を得た人は法を実証することもやらなければならず、同時に個人修煉のことも入っているので、いくつかの問題が複雑になるように思えます。」(『二〇〇三年旧正月での説法』)私は師父に恩返しをする最も良い方法は、三つのことをきちんと実行し、衆生に真相をしっかり伝えることで、師父が法を正されることを手伝うほかないと思います。
(完)
(明慧ネット第八回中国大陸大法弟子修煉体験交流会)
(English: http://www.clearwisdom.net/html/articles/2011/12/14/130092.html)