【明慧日本2012年10月29日】北京工業大学人文学院の講師・荘偃紅さんは、今月18日、中共(中国共産党)当局に再び連行された。荘さんは法輪功への信仰を堅持しているという理由で、今回の連行の前に、6回も連行されたことがある。
荘さん(53歳女性)は北京大学を卒業した後、人民大学の修士課程に進学し、修了後、北京工業大学に就職した。荘さんは法輪功を修煉する前、病弱だったが、法輪功の修煉を通じて健康を取り戻し、優しくて気品高い人となり、見た目もとても若々しくなった。荘さんは講師として、真面目に仕事に取り込み、レベルの高い授業が行い、同僚と学生から好評を博していた。しかし、荘さんは法輪功を学んでいるとして、この10数年、さまざまな迫害に遭遇した。
2001年、市公安局の警官は荘さんを洗脳班に入れようとした。荘さんは洗脳班の拘禁から逃れるため、大学の学長に手紙を出し、家を離れた。しかし、その後、放浪生活を送っていた荘さんは昌平公安支局の警官に拘束され、昌平留置場に拘禁された。留置場で荘さんは何度も警官に暴力を振るわれたため、断食して暴力に抗議した。すると、荘さんは警官に手足と腹部を固定され、頭部と顔を殴られ、強行に鼻からチューブを挿入されて灌食の拷問を受けた。野蛮な灌食により、荘さんは喉の何カ所かを傷つけられ、血、粘液を大量に吐いたという。
2002年1月、荘さんは留置場から市公安局の「法制訓練センター」(洗脳班)に移送された。洗脳班で荘さんは警官から昼夜を問わず悪罵、叱責、恐喝、皮肉など、悪質な洗脳を行われるとともに体罰を加えられ、20日間、毎日1~2時間しか睡眠を与えられなかった。
荘さんは洗脳班で半年にわたって、狭い独房に拘禁され、精神的にも肉体的にも苦しめられ、危篤状態に陥ったため釈放された。しかし帰宅しても、荘さんは当局から監視され続けた。
2007年7月12日、荘さんは警官に身柄を拘束され、労働教養2年を宣告された。労働教養所で荘さんは睡眠を剥奪され、悪質な洗脳を行われ、シャワーと着替えを許されず、家族に手紙を出すことも許されないなど、心身ともに苦しめられた。